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2007年 12月 05日
新宿南口の紀伊国屋サザンシアターで、こまつ座「円生と志ん生」を観る。再演。(初演は2005年) 六代目円生こと山崎松尾を辻 萬長、五代目志ん生こと美濃部孝蔵を角野卓造が熱演。この二人にプラスして、塩田朋子、 森奈みはる、池田有希子、ひらたよーこの4人の女優が絶妙のアンサンブルを見せる。 中国に渡った噺家二人が、敗戦後、ソ連軍の侵攻した大連でどう生きたか?どん底にありながらも、骨の髄から笑いをつくりだす噺家であり続けた円生と志ん生のセリフに、喜劇作家としての井上ひさしの矜恃がうかがえる。 「ロマンス」でも、チェーホフにことよせて、コメディこそ人間性を表現するドラマであると伝えていたっけ。 火焰太鼓のシーンなど、しんみりします。朴 勝哲のピアノ演奏もぐっときました。 印象に残ったシーンがある。 昭和21年7月、孝蔵が密航船に乗るために松尾から5000円を借りるかわりに、「三代目柳家小さん落語全集」を渡すシーン、待ち合わせ場所となった委託販売喫茶「コロンバン」で夏目漱石全集を読んでいた店番の弥生が、二人に言うのだ。 わたしの漱石先生は、三代目小さんの噺をもとに、新しい小説の文体をつくり出した。 そう、日本の小説のもとをつくったのは落語家なんだわ。 泣き笑いのうちに、作者のメッセージが伝わる芝居だった。 ![]() これは、サザンシアターにいく途中、高島屋から続く連絡デッキのクリスマスのイルミネーションが床に写っているところ。 #
by SUSTENA
| 2007-12-05 21:57
| Theatre/Cinema
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2007年 12月 05日
いつもは仕事が終わると夕食の支度が待っているので家にスッ飛んで帰るのだけど、きょうは夜用事があって、20分ばかり空いたので、よし、銀座の夜だッとばかりGRDIIをぶらさげて、銀座4丁目交差点方面に向かった。 途中、ビルの壁面になにやら赤い花びらが舞っている。最近オープンしたばかりのアルマーニのビルだった。よし!ここはマニュアルで撮るぞー。壁にもたれてストラップをピンとのばして、えいっ。なんとか、手ブレは最小限に抑えることができました。 ![]() F/5 1/4秒 ISO80 露出 手動 4丁目交差点では和光が白く輝いている。信号が赤のうちにぱちり。ちょっと時計台が飛んでいるけど、まっ、白さを表現したかったということで・・・。 ![]() F/5 1/4秒 ISO80 露出手動 信号を渡ると、ディスプレイがきれい。ここはモノクロで。プログラムシフトで撮りました。 夜の感じをだしたかったのに、鏡効果でまわりが映り込んで、なんじゃこりゃ(;o;) ![]() F2.4 1/73秒 ISO100 露出補正-0.3 そうだっ、松屋のビルもきれいかもしれない。この間から昼間通るたびにチャレンジしてきたけど、いまいちだったから、夜の雰囲気だとごまかせるんじゃないかなぁ。 いちばん手ブレが少なかったのがこれ。 ![]() F2.4 1/8秒 ISO80 露出補正-0.3 アングルがいまいちなんだけど、いいポイントが見つからない。 夜で、手持ちでも、まぁwebで観る分にはなんとか。思い切ってブレブレなのも味なのかもしれないけど、それは今度また実験してみようっと。 #
by sustena
| 2007-12-05 01:23
| GRDIIレッスン
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2007年 12月 04日
日曜日のマチネ、鴻上尚史の虚構の劇団旗揚げ準備公演「監視カメラが忘れたアリア」を観る。劇場は、中野・ザ・ポケット。思ったより大きい小屋。小沢道成クンが、私の大学時代の同級生で、いまはドイツ語の教授をしてる識名クンにそっくりで、そのほかの若い役者さんたちも、若さのオーラを発散してました。 ストーリーは鴻上節。ホンはもう少しパンチがあってもよかったかな。 帰り道、天ぷらを売ってたお店をパチリ。 ![]() その近くの空き地も妙に存在感あり。 ![]() 空き地を見ると、なんだかぞくぞくするんだけど、その気持ちがうまく撮れない。 #
by sustena
| 2007-12-04 15:47
| Theatre/Cinema
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2007年 12月 04日
雲がきれいだと、無性に空の写真が撮りたくなる。焦点を無限大にすれば簡単に写りそうなものだけど、存外、電線がじゃまになったり(電線のみにくさとか、カタチを上手に取り込めるともっといいかもsれないんだけど)、雲がいまいちだったり、思ったように空の色が出なかったり、カメラを出すのにマゴマゴしているうちに、ちょっとだけ、撮りたいと思った空と変わっていたりして、これだっというのが撮れない。 けさゴミ出しをしたときにふと空を見上げたときの空の色がステキで、あわてて家にGRDIIを取りに戻ったら、やっぱりいまいち思った空にはならなかった。 ![]() アラーキーの日づけの入った空の写真を思い出す。撮り手のココロも映し出すような空だった。 その後通勤途中に、一駅前で降りて日比谷公園を歩く。イチョウがきれい。池の周りでは、カメラマンが数人。ベストスポットをジャバラ式のカメラと三脚で陣取った人がいて、その隣から逆光の紅葉を撮る。あ~あ、何も考えていない写真になっちゃった。 ![]() #
by sustena
| 2007-12-04 15:29
| GRDIIレッスン
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2007年 12月 03日
なぜ、GRDIIを買ったのか。むろんほしかったからだけど、どうしてカメラのど素人のワタクシが、どちらかといえば玄人ウケのするものを買ったかというと… ●1年半前のニフティのブログセミナーで、リコーのブログ担当のお話を聞いて、興味を持ったことがきっかけ。 ●知人のカメラマンが持っていて、見せびらかされた。 で、物欲がむくむくとわき上がったのが最初なんだけど、28ミリ単焦点なんて、私には使いこなせっこないと、封印してきたのね。 私のデジカメ歴は、オリンパスのCAMEDEIAC3040からスタートし、その後ミノルタのDIMAGE7i、お散歩カメラ用にはIXY55と使ってきたのだけど、もっぱら、ライター兼で撮るインタビュー写真と、あとは、旅行で撮るスナップが中心で、ほとんどオートで撮っていただけだった。たまに花やブツのイメージカットでマクロを使うぐらいで、F値のことや露出のこともさっぱりわからないヒトだった。インタビュー相手の表情を撮ることだけは自信があったけど。 だけどDIMAGE7iの電池の消耗度が激しすぎるので(いまから考えれば初期不良だったかもしれない。当初から電池があっという間になくなるのをだましだまし使っていた)、今年の5月に思い切ってNikonD40xを買った。このときもD80とどちらにしようか悩んだあげく、どうせ、オートかプログラムシフトでしか撮らないから軽いほうにしよう、と、エントリーモデルにしたのだった。 それが、あっ、私は写真を撮るのが好きなんだ、と発見したきっかけ(それまでも写真を観るのは好きだったのよ)で、遅蒔きながら、写真の基本の本を何冊も買い込み、できるだけ一眼レフを持ち歩くようにしたわけ。 D40Xは軽いけど、やはりいつでも持ち歩いて、というわけにいかない。街角でかまえていると、いかにも写真を撮ってます、という感じでみんなよけていくし。また、露出を変えたり、絞りを変えたりするだけで、写真の表情が驚くほど変わることに気づき始めたので、IXY55ではすっかり物足りなくなってしまった(しかも、ズームがバカになってきて、ズームはできるけど、元に戻らなくなってしまった)。ああ、マニュアル撮影がらくちんなコンデジがほしい! それといろいろ写真を撮り始めて気づいたのが、私の写真が単に漫然とシャッターをきっているものばかりだということ。デジイチには、18-200ミリのレンズをつけていて、やたらズームに頼ってしまいがちだった。広角の単焦点で、どんな絵を撮るか、工夫して、自分がぐぐっと被写体に近づいて撮る、ズームに頼らず構図に集中する、そんな感覚を身につけたいと思ったの。 念願かなって、GRDIIをゲットして10日。まだまだやった~!という写真にはほど遠いけど、ブ ログにアップすることを習慣づけようと思った次第。 ![]() #
by sustena
| 2007-12-03 15:13
| GRDIIレッスン
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