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カテゴリ:Art/Museum( 478 )


2019年 07月 13日

資生堂ギャラリー「今村 文展」

資生堂ギャラリーで第13回shiseido art egg展が始まった。今年の一人目の入選作家は今村 文さん。植物や生物の細胞などをイメージさせるコラージュが美しい。
会場全体が妖しい秘密の花園といった雰囲気で、寝室には花が侵入し、箪笥の抽斗は散った花びらで満たされる。暗い中目を凝らすと、壁紙にも蝶が!スタンプを集めてもらえるクリアファイルもすてき。
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by sustena | 2019-07-13 18:14 | Art/Museum | Comments(1)
2019年 05月 04日

横山崋山

連休前、東北大学に取材に行ったついでに、宮城県美術館で開催中の横山崋山展を見てきた。

このキャッチフレーズがふるってて、「見ればわかる」。
いくら横山華山がそれほど有名じゃないと言ってもねぇ・・・と思ったんだけど、たしかに、「知らなくてごめんなさい、でもビックリしたよー」という展覧会だった。
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横山華山は江戸時代後期の京都で活躍したひとで、横山家が曾我蕭白と交流があったので小さい頃に独学で蕭白の絵を学んだあろ、呉春の影響を受けたりして、その後もいろいろな画法をみにつけて、画題に合わせて自由に描いたんだって。
今回の目玉のひとつが、《祇園祭礼図巻》。上下巻約30メートルがどどーんと公開されている。《唐子図屛風》など子供が登場する画もおおらかでのびのびしていてよかった。
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そのあとは、一心という飲み屋でイッパイ。突き出しが左上のもの。まぐろとボタン海老と水ダコでめちゃ豪華(ただし、席料がわりとはいえ高い)。日本酒の品揃えはよかったしアナゴもおいしかったけど、コスパはいまいちかも。
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by sustena | 2019-05-04 10:15 | Art/Museum | Comments(3)
2019年 04月 26日

大阪でフェルメールを見る

大阪での取材は朝10時だったので、前日入りすることにした。
飛行機で宿泊セットになったパッケージが新幹線の往復料金より安かったので、お昼を食べてから大阪入り。最初は大阪城公園にでも行ってぼけっとしているつもりだったのだが、宿近くでフェルメール展のバナーがはためいているのに気づいて、東京では見ていなかったので出かけたら、予想以上にすいていてラッキー♪
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大阪では初期作品2、後期作品4とフェルメールの6作品が来ていて、東京では公開されなかった《恋文》も展示されていた。
興味深かったのは初期作品の大きさ。
《マルタとマリアの家のキリスト》など158.5×141.5cmだし、《取り持ち女》は、143×130cmで、2つとも、フェルメールだと書いてなかったら、別の人の作品だと思っただろう。
後期の作品は長辺が50~60cmぐらいだ・これって、彼がカメラ・オブスキュラを使ったといわれることと関係しているのかなぁ。

比較的近くでじっくり見ることができたとはいえ、私のオトロエた目と、照明のせいで細かいところが見えない。あーあ、フェルメールを見るとわかってたら、単眼鏡など持ってくればよかったなぁ。

1時間半ほど美術館で過ごしたあと、島之内一陽へ。刺身の盛り合わせがすてきな盛り付けだったなぁ。春野菜とハマグリがおいしかった。ゴマのサラダ菜巻もかわってた。ほうれん草とパプリカもごま風にしてあって、芸が細かいのだった。
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by sustena | 2019-04-26 09:41 | Art/Museum | Comments(2)
2019年 04月 22日

国立民族学博物館が楽しい!

太陽の塔のあとに足をのばしたのが国立民族学博物館である。太陽の塔のチケットを見せると割引で入場できるのだ。
ちょうど「旅する楽器―南アジア、弦の響き」という企画展をやっていて、それ以外にも充実した展示で、1日いても飽きないけれど、フライトの関係で1時間ちょっとしか見られなかったのは無念。

企画展の弦楽器以外に、さまざまな打楽器やチャルメラなども展示されていて、そのバリエーションに感動してしまう。
映像資料も豊富で、どんな使われ方をしているのかを見ているとあっという間に時間が経ってしまう。
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ちょっと誰かさんの顔みたい
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また、仮面やビーズ飾りや置物、さまざまな民族衣装、祭祀の道具や生活雑貨、看板、墓石etcなどが地域別にズラリ。
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チケット売り場の手前のインフォメーションゾーンも楽しい。この巨大なイセエビみたいなのが、棺なのだ!
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あちこちに旅に出たくなってしまったよ。

これは万博のお祭り広場の大屋根に使われたフレーム。設計は丹下健三。メタボリズムっぽい雰囲気~
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by sustena | 2019-04-22 17:01 | Art/Museum | Comments(2)
2019年 04月 14日

「荒木悠展 : LE SOUVENIR DU JAPON ニッポンノミヤゲ」

資生堂ギャラリーで開催中の「荒木悠展 : LE SOUVENIR DU JAPON ニッポンノミヤゲ」が興味深かった。

ことに、会場に入ってすぐ、壁面と天井から吊り下げられた2つのスクリーンに映し出される{The Last Ball」が印象的。
ピエール・ロティの『秋の日本』と芥川龍之介の『舞踏会』に想を得た映像作品で、海軍将校のロティと、日本女性の明子が鹿鳴館での「美しく碧きドナウ」のワルツにのって踊ってるんだけど、二人は自撮り用のスマホを持っていて、踊るシーンが壁面に、iPhone の映像が天井から下がるスクリーンに映し出されるんだけど、それぞれの視点からの映像だったり、お互いの映像が重なり合ったりして、くるくる回っていく。
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奥の展示スペースでは、「聖なる都・京都」「日光霊山」「江戸」の3つの映像で構成されていて、それはロティが書いた『秋の日本』の中で記録した場所なのだ。とはいえ、映し出される映像は今の京都駅であり清水寺だたり、修復が終わってキレイになった東照宮、東京タワーや東博や浅草なのだが、そこでも観光客はみなスマホを持っている。ガイジンの視点でのネームが流れて、私たちは半分外からの目で、今の日本の観光地を眺めることになる。ちょっと不思議な感覚に陥ることになる。
マゼンタの空間だったなー。
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by sustena | 2019-04-14 14:51 | Art/Museum | Comments(0)
2019年 04月 10日

「うつろひ、たゆたひといとなみ」 湊 茉莉展

3月中旬に、知り合いの編集者たちと銀座で飲んだ帰り道、SONYビルのあった向こうのメゾンエルメスのガラスブロックのファサードに、何やら赤い金魚のようのものが浮かんでいた。
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あとで調べたら、パリを拠点に活動するアーティスト・湊茉莉さんの作品「Utsuwa(器)だった。建物の内外で変化する時間や光の流れを描き出す試みなのだという。

先日、エルメスの10階にあるル・ステュディオで『ザ・マーズドリーマーズ』という火星への移住を夢見る人たちにインタビューしたドキュメンタリーが上映された折に、その湊さんの「うつろひ、たゆたひといとなみ」という個展を見てきた。

ファサードに描かれた赤やオレンジの色が、室内の展示に映り、不思議な雰囲気。天候や時間帯によってもその色は違うのだろう。筆で描かれた抽象的な模様は、メソポタミア、エジプト、イスラムなど、さまざまな文明のリサーチからヒントを得たものであるらしい。
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《ツキヨミ》という作品は、初期大乗仏教の経典の「維摩経」の物語を写し取り、青や紫のリトグラフで表現したんだって。
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それにしても、ゴンドラにのって描くのはたいへんそう・・・(webでもメイキングの映像も見ることができる)
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by sustena | 2019-04-10 17:55 | Art/Museum | Comments(2)
2019年 03月 23日

「インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史」

埼玉県立近代美術館で、「インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史」という展覧会をやっている。24日で会期終了。ようやく見に行くことができた。

コンペで負けちゃったもの、勝利したけど何らかの完成しなかったもの、そもそも現在の建築のアンチテーゼの理念を提示したものなど、20世紀以降の約40人の建築家の多様なアンビルト/未完の建築の設計図やスケッチ、模型や完成後をイメージしたCGなどを「インポッシブル・アーキテクチャー」として、あらためて概観することで、もうひとつの思想史、建築史として提示したもの。

主な作家は
会田誠、安藤忠雄、アーキグラム、荒川修作+マドリン・ギンズ、ヤーコフ・チェルニホフ、ヨナ・フリードマン、藤本壮介、マーク・フォスター・ゲージ、ピエール・ジャン・ジルー、ザハ・ハディド・アーキテクツ+設計JV(日建設計、梓設計、日本設計、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン設計共同体)、ジョン・ヘイダック、ハンス・ホライン、石上純也、磯崎新、川喜田煉七郎、菊竹清訓、レム・コールハース、黒川紀章、ダニエル・リベスキンド、前川國男、カジミール・マレーヴィチ、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ、長倉威彦、コンスタン・ニーヴェンホイス、山口文象(岡村蚊象)、岡本太郎、セドリック・プライス、エットレ・ソットサス、スーパースタジオ、瀧澤眞弓、ウラジーミル・タトリン、ブルーノ・タウト、ジュゼッペ・テラーニ、山口晃、村田豊

予定されていた白井晟一の《原爆堂》がなかったのは残念!

入り口を入るとまず目につくのが、ウラジーミル・タトリンの『第3インターナショナル記念塔』の模型だ。高さ約400メートル地軸の角度に傾斜した柱と螺旋の鉄塔の中に、立方体、ピラミッド、円柱、半球があり、立方体は1年に1回転、ピラミッドは月に1回転、円柱は1日に1回転、半球は1時間に1回転し、中に会議室やいくつかの組織の拠点などとして利用されることを構想したものという。
その近くの壁には、長倉威彦さんのCG映像が投影されている。この記念塔が実際に完成したとしたらどんな光景が広がっていたかを物語る営巣だ。まずこの模型と映像に引き込まれてしまう。

ブルーノ・タウトの『アルプス建築』『宇宙建築師』『都市の解体』書籍もおもしろかった。(詳しい中身はスライドショーで見ることができる)。日本建築を称賛したことしか知らなかったこのひとが、こんな夢想的なスケッチを残していたのか。

荒川修作+マドリン・ギンズの《問われているプロセス/天命反転の橋》のプランにも、おお!!!でかっ!

ヨナ・フリードマンの《可動建築/空中都市》、アーキグラムの《ウォーキング・シティ-ニューヨーク》、エットレ・ソットサスの《祝祭としての惑星》シリーズ・・・実現できるかどうかでなく、どうだ、こんなことも考えちゃうんだもんねという想像/創造の翼の広げ方!でも、やっぱり建築家だよね、とは思うのだけど。

岡本太郎の《僕らの東京都設計図/いこい島拡大図》に、山口晃や会田誠がラインナップにに入っているのも笑ったよ。

藤本壮介の《ベトンハラ・ウォーターフロントセンター設計競技1等案》は美しい。最近このひとは、こんな建築がほんとに建つなんて、というような提案を次々に実現させててすごいー。

磯崎新の東京都新都庁舎計画、前提を無視してた提案だったけど説得力があったな。
そして、ザハ・ハディドの《新国立競技場》、実施設計図面の束の厚みに、なんて壮大なムダ。。。関係者の無念が詰まってるよね。イメージ映像を見ながら、今さらだけど、ちょっと見てみたい気もしたなぁ。

じっくり見ていたら3時間ぐらいかかっちゃった。
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by sustena | 2019-03-23 11:26 | Art/Museum | Comments(0)
2019年 03月 14日

「ピアニスト」向井山朋子展

仕事に追われているうちにあっという間に3月も半ばである。とほほ。
その間も、歌舞伎を見たり映画を何本か見たりはしていたのだけれど、なんだか気持ちに余裕がなかったなー

そんななかで、もうとっくに終わっちゃったのだけれど、銀座のメゾンエルメスでの「ピアニスト」向井山朋子展は、最近のエルメスの展示の中でも出色の内容だった。
向井山朋子さんは、オランダ・アムステルダムに拠点を置くアーティストで、最近はインスタレーションなども発表しているのだとか。

今回は、2月5日昼の12時にスタートし、毎日1時間ずつ演奏の時間をずらして、最終日2月28日は午前11時に演奏と、ぐるり24時間で会期が終わる。演奏時間は50分から120分で、その前後を含め、4時間ぐらいだけ、観客は会場に入ることができる。
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会場にはグランドピアノや、おもちゃのピアノ、解体されたピアノ、つるされたピアノや津波に遭ったピアノが配置されている。向井山さんはその日によって異なるピアノで演奏するのだ。

私は午前10時スタートの回になんとか行けて、床に座りながら演奏者の登場を待った。

演奏を表現することは私の筆力ではムリなのだけれど、聴きながらいろんな情景が浮かんできて心を揺さぶられた。こんな大勢が集まるなかではなく、真夜中、この空間で聴くことができたらどんな感じがしただろう。被災したピアノはどんな音を奏でたのだろう。

いとおしい時間だった。
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by sustena | 2019-03-14 16:58 | Art/Museum | Comments(0)
2019年 01月 02日

お正月は写美

1月2日は東京都写真美術館の展覧会の一部が無料になるので、決まって出かてる。
本日は帰省中の息子とともに行ってきた。
無料のものは2つあって、ひとつは「建築×写真 ここのみに在る光」。東京都写真美術館のコレクションを中心に、写真創成期のダゲレオタイプやタルボットの世界初の写真集、ベアトやアジェなどが写したまちなど、建築写真の歴史を追った第1章と、渡辺義雄、石元泰博、原直久、奈良原一高、宮本隆司、北井一夫、細江英公、柴田敏雄、 二川幸夫、村井修、瀧本幹也の11人の写真家による建築写真を紹介した第2章からなる。第1章では愛宕山から見た江戸のまちが興味深かった。第2部で石元泰博が撮った桂離宮はほんとモダンだったな。それぞれ写真家の個性がくっきり。細江英公が撮ったガウディなんか、まさに細江~!

もうひとつ、「小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家 vol.15」は、森栄喜、ミヤギフトシ、細倉真弓、石野郁和、河合智子の5人の作品。いまの時代、表現ってムズカシイよなーと思ってしまうのだった。

お昼は恵比寿ガーデンプレイス39階のタイ料理のランチを息子におごってもらう。
しかーし、そのあと、誕生日兼クリスマスで時計をプレゼントすることに・・・
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席は予約してなかったので窓側からひとつ離れた場所だったけど、そこに予約客が来るまでは気持ちよかったー
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カレー3種は辛さが3タイプ。一番辛いグリーンカレーはちょっと塩辛かったかな。
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by sustena | 2019-01-02 16:52 | Art/Museum | Comments(2)
2018年 12月 23日

シャネルネクサスホール「“In Goude we trust!” ジャン=ポール グード 展覧会」

銀座のシャネルネクサスホールで開催中の “In Goude we trust!” ジャン=ポール グード 展覧会が、カラフルでリズミカルで、刺激的なイメージにあふれていて興味深かった。

ジャン=ポール グードは1940年フランス生まれ。60年代初頭にイラストレーターとしてパリで活動を開始。70年代に「Esquire」のアートディレクターに就任。イメージメーキングの鬼才として知られるひと。
90年代初頭にシャネルの男性用フレグランス「エゴイスト」やヴァネッサ パラディが鳥かごの中でカナリアに扮した「ココ」のキャンペーンなど、ああ、あれかと思う人も多いと思う。

この展覧会では、リズムにフォーカスした映像を壁一面のスクリーンに映し出した作品や、これまでの広告写真、バレエダンサー?が歌を歌い、展示場をすべるように移動していくパフォーマンス、幼少期から今日までの創作活動をまとめた映画《So Far So Goude》などが楽しめる。
この映画は約90分の尺で、全部見られなかったのがかえずかえすも残念。
ダンスを習い、アメリカのミュージカルに憧れ、フランスの植民地から集めた民族的な衣装や動物たちに魅せられたことなど、彼の創作の秘密がちょっとわかる気がした。
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by sustena | 2018-12-23 11:21 | Art/Museum | Comments(6)