2008年 10月 15日
大学の授業はもうほとんど覚えていないのだけれど、わずかに残った記憶のひとつが、19世紀のイギリスの作家・チャールズ・ラムの『エリア随筆』に出てきた「Cheap Luxury」という言葉。「ささやかな贅沢」とでも訳せばいいのか、つましい暮らしをしているなかで、ほんのちょっとだけ、たとえば季節のはしりの果物とか、ちょっと高いなと思うけれど、ちょっぴりだけ買って食べる。そんなふうに、それを見たり想像するだけで、心がほんわかする、そんな幸せを綴っていた。 山形のもって菊(「もってのほか」、という名前だったと思うが、パッケージは「もって菊」となってた)をサッとゆでて、その言葉を思いだした。 ![]()
by sustena
| 2008-10-15 22:57
| 食べ物
|
Comments(6)
これ、食用菊ですよね。どんな味なんですか?
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味を説明するのはかなりむずかしいなぁ。つまみ菜をゆでたのを花びらっぽくした味。わからないですよね・・。
![]()
おお!エリア随筆のcheap luxuryは、私もずうっと覚えている授業でした。うんと貧乏だった若いころ、その間になんども思い出したものでした。静かな、いい授業でしたね。・・・いや、チャールズ・ラムの力?
もってのほか、って名前が愉快。私の愛する山形の名産品です。しかもね、このお皿とそっくりなのを、私も使っております。縁、ですね。
こちらまで香りがしてきます・・・まんまに撮れていますね。
夫の実家(盛岡)に行くと、畑にたくさんあって、お浸しにしたり酢の物にしたりして食べているようです。 味というよりも、風味と食感を楽しむと言ったらいいかもしれませんね。
ゆでるときに色がきれいになるように酢をちょっとだけ入れるぐらいにして、醤油をちょっとだけかけて、そのまま食べるのが好きです。器は沖縄のもの。
「つまみ菜をゆでたのを花びらっぽくした味」
必死になって想像しています!^^; |
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