2008年 03月 04日
表参道のポール・スミス・スペース・ギャラリーで、本城直季の個展をやっているというので近くに立ち寄ったおり、ちょっと足をのばして見てきた。おもしろい! 本城直季といえば、まるでミニチュアのような都市の風景を俯瞰した写真で第32回木村伊兵衛賞を受賞した写真家である。大きな蛇腹を工夫して、俯瞰写真なのに、まるでマクロで周辺がボケたように見せることでミニチュアっぽく見せるらしいんだけど、今回展示されていたB全のポスターぐらいの大きな写真をごく間近でみても、ほんと人物なんかもフィギュアに見える。すごーい。 真似できないかなーと思って、フォトショップでいじってみたけど、簡単に真似できるものではないのだった。(いまwebで調べてみたら、なんと、「本城直季」風ミニチュア写真作成ソフトもあるのだ。ほんと、人気者だね) 今回は展示してあるプリントを販売していた。69万3840円~123万9000円まで。(プリントのサイズの違いによる) ギャラリーの屋上にスタッフが集ったのを、ミニチュア写真様式で撮影した「ポール・スミス・スタッフ・ポートレート」という作品の下に、本城のコメントが載っていた。 ・・・高いところから街を俯瞰すると その街を構成しているさまざまな背景が見えてくる。 歴史や地理や風土や文化、そして社会政策……。 それらはその街をかたちづくっている構成要素だ。 今回の空撮でも、僕は都市がもっているその街の差異を実感した。 そしてロンドンが好きになった。 ギャラリーの外から、近くの住宅が見下ろせる。花がきれいだった。
by sustena
| 2008-03-04 23:28
| Art/Museum
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