2008年 02月 10日
知人の娘さんから、卒展の案内が来たので、仲間たちと新宿南口から徒歩10分のところにある文化女子大学新都心キャンパスへ。 住環境学科から見る。建築デザインコース、住居デザインコース、インテリアデザインコースとあって、研究・制作内容は実にさまざま。 やすらぎのあかりや店舗設計、いろいろな家具、テーマパークの提案、コミュニティ再生のためのプロジェクトや、中心市街地活性化策など、現代の社会的課題を解決する提案……。学生たちのまっすぐな関心が伝わってきて、サーッと見るだけのつもりだったのに、けっこう熱心に見入ってしまった。 ロハス、アフォーダンスデザイン、循環、個への関心、記憶のデザイン、コミュニティの復活。いろんなキーワードを、どう自分のものにするか、格闘している姿があった。 印象に残ったもの。フェルトで作った「やさしい灯り」(小貫彰子さん・写真)。泉由貴子さんの風と光を通すウィンドウトリートメント。 知人の娘さんの「いばしょ」も、とてもあたたかい気持ちのこもった作品だった。 いつもわいわいやっている近所の仲間たちが、齢をとっても、心ゆたかに暮らせるようにと、酒蔵のある月見部屋(足湯の温泉つき!)のある集会所などを、スタジオジブリのアニメに出てくるような、どこかなつかしい空間の秘密を探りつつ、緑の多いランドスケープに配置したもの。 何気ない毎日のくらしや近くの自然のうつりかわりに幸せを見つけたアイデアノートを見ていたら、泣けてきちゃった。 そのあとスティーブン・リーの写真を見るためにNikonサロンへ。第7回相模原市総合写真祭「フォトシティさがみはら」のプロの部の受賞作品展をやっており、スティーブンは「さがみはら写真アジア賞」を受賞したのだ。スティーブンについては、このブログにしばしばコメントを書いてくださっているCakeaterさんが彼のブログを教えてくれて、以来、ぞっこん、参っちゃったのである。(ちなみにスティーブンもGRDIIファンで、愛機に'pocket rocket'という愛称をつけている。ぴったりでしょ?) モノクロの作品が15点ぐらい?ノスタルジーではなく、異邦人の眼で、故郷のクアラルンプールを撮っている。これぞスナップ!
by sustena
| 2008-02-10 00:55
| Art/Museum
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