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2023年 05月 09日
明治座創業150周年記念『市川猿之助奮闘歌舞伎公演』昼の部、歌舞伎スペクタクル『不死鳥よ 波濤を越えて―平家物語異聞―』を見てきた。 主人公は平知盛。壇ノ浦の戦いで死んだと思われていたけれど、宋の水軍の将、楊乾竜に助けられ、平通盛や四天王らとともに屋島に隠れ住んでいた。そこで愛していた白拍子の若狭と再会するが、源氏の追手が迫ってくる。知盛らは、通盛が源氏の軍を押しとどめている間に唐戸の浜にたどりつく。ここから宋へと渡ろうというのだ。しかし、宋の船には女人禁制の掟があった。若狭は「不死鳥のように羽ばたいてほしい」と形見の笛を知盛に渡し、崖から海に身を投げてしまう。 西域の金国・楼蘭に到着した知盛一行が、即位したばかりの衛紹王の宴の席に楊乾竜とともに訪れると、王の隣に、若狭そっくりの紫蘭がいた。しかし、宰相の武完は、いきなりやってきた知盛たちの非礼を咎め、源氏の世となったいま、知盛たちが宋へ行くための許可証を渡すのは難しいと告げる。 知盛に一目ぼれした紫蘭が宋への通行を許す代わりに一夜を共にするように知盛に迫るが、知盛はそれには応えられないと紫蘭の要請を断る。すると紫蘭は一転、武完に知盛たちを殺すように頼むのだった。実は武完は金国ののっとりを企てていたのだ。 国王とともに知盛を亡き者にしようとする武完だったが、知盛は逆に武完を討ち果たす。しかし宰相を殺した自分が生きていると、金国と宋が反目し合ってしまう。そこで、知盛は楊乾竜に自分を殺すよう説得。聞き入れようとしない楊乾竜に刀を向け、わざと斬られてしまうのだった。 昭和54年2月に梅田コマ劇場で、植田紳爾作・演出、三代目市川猿之助(現市川猿翁)主演で初演され、歌舞伎に歌劇の演出が盛り込まれた“歌舞伎レビュー”として話題を呼んだ舞台を、44年ぶりに新演出で再演したもの。 ミュージカルスターの下村青はともかくとして、なんと猿之助や猿弥も歌う! ちょうどタカラヅカとスーパー歌舞伎を足したような舞台。展開は実にスピーディで、各シーンで見せ場がある。鴈治郎の作り阿呆はなかなかよかったよ。 最後の宙乗りの衣装がゴージャス。紙飛行機デザイン工房制作の紙飛行機が観客席にいっぱい舞い降りてきて壮観だった。 筋書と文明堂特別仕立てのカステラがついたGW特別プランチケットは、なかなかおトクでありました。 平知盛 市川猿之助 白拍子若狭/紫蘭 中村壱太郎 衛紹王 中村 米吉 楊乾竜 中村 隼人 蓮花 市川 男寅 佐伯義澄 中村福之助 伊藤利正 中村歌之助 難波盛広 市川 青虎 宰相武完 下村 青 監物為春 嘉島 典俊 師の尼 市川笑三郎 白拍子陽炎 市川 笑也 入江相政 市川 猿弥 景山高次 石橋 正次 平通盛 中村鴈治郎
by sustena
| 2023-05-09 14:15
| Theatre/Cinema/Music
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Comments(6)
すごいね、カステラなんだ・・・。
どこで作ったものですか? (どこで焼いたか、と尋ねるべきかもしれませんが)
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文明堂のカステラであることしかわかりません…。
カステラを食べたのは、息子が長崎旅行土産に買ってきてくれたのを食べて以来でした。
砂糖粒が見えない・・・
今日、善福寺川でカワセミ撮りました。多分、Sustenaさんとこで見たような若いもんでした。撮ったあと、下流へと飛んでいきましたから、彼の漁場を開拓しつつあるのかもしれません。
文明堂の東京工場で作ったのかな、と思ったのでした。
Cakeaterさん、カワセミの幼鳥たちはどこかに行ってしまいました。
いま下池で三郎とケイコのカップルのヒナの誕生を待ち侘びているところです。
猿之助の事件があって、このカステラは大量に作ったろうにどうするんだろうと思ったら、1日休演したけど、その翌日には團子が主演で再開したから、カステラは無駄にはならなかったなぁと…
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