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2021年 02月 23日
昨秋刊行の島田修三さんの『秋隣小曲集』(砂子屋書房)に収録された短歌を紹介したもので、40年連れ添った妻を亡くした後の日常を詠んだなかに自身が料理をする歌が多かったとして、アンチョビとキャベツの炒め物や九条ネギを小口切りにする姿、ナスの塩もみをつくる3首を挙げたあと、楽しんで料理している姿が詠まれているが、「亡くなった妻に対する思いが常に去来している」として、こんな歌を紹介する。 きんぴらを作らむと夕べ唄ひつつ牛蒡の笹がきこなすなり見よ この「見よ」に、じーんとなってしまった。 そして、妻を亡くした他の男性歌人にも同じように料理の歌があるとのことで、続いて小池光さんの一首と、永田和宏さんの一首が紹介されていた。 小池さんの歌は 一年の過ぎるはやさやガス台にこよひひとりの秋刀魚を焼ける そしてこんなふうに〆ていた。 「あまり家事をしてこなかった世代の男たちの料理の歌には、哀しみとともにほのかな慰めや安らぎが感じられる」と。
by sustena
| 2021-02-23 09:33
| つれづれ
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Comments(4)
母親が生きてるころからの料理趣味人生なもんで、ヤモメになって料理を作りだした男の歌はふふんと鼻でわらってしまいます。
でも「見よ」にはほろりとしました。 生きてるうちに作って言ってやりたかったという気持ちがこもってますね。いい夫婦だったんですねえ。
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そちらのほうは、もう花が咲き鳥がさえずりという季節になってきているのですね。
こちらはあまだ白鳥が飛んでいますが、でもフキノトウは芽を出していました。 彩の有る季節が待ち遠しいです。 うちの夫は、隣にお釜があってもご飯をよそうという発想の無い人です。 万が一妻に先立たれても、家事は一切しないで買ったものを食べ、ゴミに埋もれて死んでいくでしょう。 遺された夫が自分で料理をして妻を思う・・・美しすぎて涙が出てきます。
Cakeaterさんのように料理が得意だったりする向きには、なーに今頃、って感じでしょうけれど、短歌に限らず、妻をなくしてメソメソしているひとのエッセイを読むと、いい夫婦だったのね、と、そのひとを見直してしまうことも....
知り合いに、奥さんの介護を担って、もちろんヘルパーさんの力も借りるんだけど、どんどん料理が上手になったひとがいました。食べ物の味がわかる人だったら、いざとなったら料理や家事もこなせるんじゃないかなぁ。
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