2017年 01月 11日
銀座のメゾンエルメスで開催中の「曖昧な関係」展が興味深い。 スイスのジュエリー作家ベルンハルト・ショービンガー、フランス人の画家、アンヌ・ロール・サクリスト、ベルリン在住のアーティスト、ナイル・ケティング、3人それぞれの作品世界。 ジュエリー作家は、割れたガラスやクギ、のこぎりなどのネックレスやペンダントなど、絶対に身につけることのないアクセサリーを展示することで、アクセサリーやジュエリーの意味やまがまがしさみたいなものが浮かび上がってくる。 アンヌ・ロール・サクリストの作品名は、『サン・ロマーノの戦い』なのだが、絵画ではなく、フロアの一角を京都の石庭に見立てる。この作品を昼間の光で見るのと、夕方、あるいは夜見るのではゼンゼン違うはずで、なんどでもきてみたくなる作品だった。 ナイル・ケティングの作品は、壁にパンクのひとのように安全ピンをさしたり、、ソーラーパネルとスピーカーなどを配置し、光の点滅や音が五感にじわりと忍び寄ってくるインスタレーション。 エルメスのウィンドウディスプレイ、入口左はテラコッタの大きなオランウータン、右側はサルの群れ。小窓の中は、鳥やさまざまな動物がエルメスの製品と戯れたり、たたずんだり。マン島出身のアーティスト、ステファニー・クエールの作品という。
by sustena
| 2017-01-11 23:36
| Art/Museum
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Comments(2)
生き物って、相方さがしのため目だとうという本能があるから(カラス見てると特にそう思います、緑や青のストローを羽に突っ込んだりして気取ってたりする)それが「目立つ」方向だけに捻じ曲がると「権力誇示」、収集方向だけに向かうと「コレクター」へと意味が変容し始める。
と気がついたのは、昔ローラン・プチ(ジジ・ジャンメールの30歳年下の夫)のフィルムを見たときかな。体の形と筋肉と運動神経と感性の4つを備えた男ってのはめったにいませんけど、アクセサリーは必要ないなあとつくづくと思いました。ヌレエフなんかただのアスリートじゃんと思ったくらい。同じことを去年のパティ・スミスやジョーン・バエズの動画を見て思うし、ジジジャンメールの76歳の時の舞台を見ても思いますね。とはいえ、宝石に限らず石は魅力あるんですが。キラキラ光るものにはつい・・・・カラスやカササギと変わんないなあ。haha
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sustena at 2017-01-15 22:58
男のひとって、アクセサリでジャラジャラ飾りたてるわけにもいかないから、せいぜいカフスとか、時計に凝るんですかねぇ。きょう、アクセサリ売り場がメチャ混んでたからなぜ?と思ったら、半額セールだった。
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