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2016年 10月 11日

「リビングルームII」 ミシェル・ブラジー展

「リビングルームII」 ミシェル・ブラジー展_c0155474_21463441.jpg銀座メゾンエルメスで開催中の「リビングルームII」 ミシェル・ブラジー展を見てきた。

ミシェル・ブラジーは、1966年、モナコ生まれのフランス人作家。植物や昆虫、微生物など、身の回りの自然を作品に取り込みながら、パソコンやゲーム機、靴などから植物がはえたり、椅子が呼吸するように煙を出したり、カーペットをかたつむりがはったあとをたどったり、壁に色のついた寒天を塗って剥離する様子のインスタレーションを制作したりするなど、プロセスや時のうつりかわりそのものを作品にしているひと。

「リビングルーム」というタイトルは、住まいのくつろぎの場であると同時に、生命が絶え間なく変化する空間を象徴しているのだとか。また、美術館や画廊のクリーンなホワイトキューブに対する批判的な視点もあるらしい。

靴に植物が生えているというイメージそのものは、そんなに珍しくはないけれど、展覧会全体がこうしたコンセプトで成り立っていて、しかも、エルメスのおしゃれ空間で、なんだかカビみたいーって思うような作品が展示されているのは、なかなか興味深いことだった。
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ほうきにほうき草ってタイトルだったかな・・・。
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このカーペットに、カタツムリのはったあとが・・・・。カタツムリは4匹。シルバーのテープであとをかたどったのかな?
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この絵は、たしかバニラとチョコクリームを塗ったキャンバスをネズミがかじったの。
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by sustena | 2016-10-11 22:02 | Art/Museum | Comments(4)
Commented by iwamoto at 2016-10-12 10:19 x
靴に植物を植える人は、こちらでは珍しくないです。
Commented by esiko1837 at 2016-10-12 20:27
植えるべきものじゃないもの、特に靴から植物が出てるのを見たら、戦争映画か何かで見た、頭骸骨に草が生えているのを思い出しました。
私は典型的な一般人らしいです。
芸術を理解する力がありません。
Commented by sustena at 2016-10-14 23:01
iwamotoさん、そんな靴が一堂に会してたら、楽しい? ブキミ?












Commented by sustena at 2016-10-14 23:04
esikoさん、現代アートって、半分ぐらい気づいたもん勝ちってところがあるように思うんですよ。そしてそれを徹底できるパワーがあるかどうかとか。芸術を理解する力っていうより、好きかキライか、気になるかどうか、驚くかどうかというような判断でいいんじゃないかなー。


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