2016年 02月 16日
自慢ではないが、こと食べものにかけては、周りからあんたは動物的感が働くとほめられる?ほど、飲み屋選びにしても、初めての町でぽっと昼飯を食べに入っても、めったに失敗がない。 でも、久しぶりに、あー大失敗!ということがあったのでご報告。 いつものように、ふらふらと歩いていると、ハタハタとノボリがはためいている。 「カニヌレ丼」と大きく文字が躍っていて、知床・羅臼直送の文字も添えられている。 いったい何かしら・・・・ ビルの地下に降りて入ると、カウンターの周りに数席、テーブル席が奥にちょっとという小料理風の店であった。 カウンター内には亭主と、厨房で奥さん?(お母さん?顔が見えなかったから分からない)が働いている。 一瞬、あ、ここは違うかも・・と思ったのだが、ここまで来ちゃったから仕方がない。翌日は休みなので、日替わりはないという。もともと私は、カニヌレ丼とは何か、という好奇心だけであるから、尋ねると、地元の漁師のまかない丼のようなもので、毛ガニやタラバガニを入れたかきあげを、天丼のタレにひたしたもの。名前がないので、自分で何がいいか考えてカニヌレとしたのだという。 「じゃそれね。ご飯は少なめで」 揚げる音が聞こえてしばらくして、出てきたのを見ると・・・・。小鉢も含めて、全部なんだか茶色っぽい・・。食べると、めちゃ味が濃いし、べちょっとしていて、1100円だからそんなにいっぱいカニが入っていることは期待していなかったけど、これは小麦粉のだまだまではないだろうか・・・・。 おまけです、とポテトサラダをガラス皿にてんこもりにしたのをが加わったのだけど、これまた、マヨネーズの味がやたら強くて閉口。 その後、やはりノボリにつられて2組ほどが入ってきて、みんなカニヌレ丼を頼んだけど、そのたび、やめたほうがいいよ・・といいたいのをグッとこらえていたのでありました。 その話を知人にしたら、カニヌレって、石川啄木みたいだね。 われ泣きぬれてカニとたわむるだもんね。 でも、もし啄木丼とあったら、私は引き寄せられたであろうか?それはないな、カニヌレのあやしい字面のインパクトならではだと思ったことだった。
by sustena
| 2016-02-16 14:54
| 食べ物
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