2015年 08月 16日
ジョージアはワイン発祥の地とされていて、その歴史はおよそ8000年。ここから、メソポタミアを経由してエジプトに運ばれ、クレオパトラもジョージア産のワインを飲んだとか飲まなかったとか。ワイン業者の宣伝によると、ジョージアのワインは「クレオパトラの涙」とも呼ばれているそうな。 なかでも有名なのがブドウの一大産地のカヘティ地方。ここにはなんと500以上のワイナリーがあり、今も昔ながらの製法でワインをつくっている醸造所もあるとか。各家庭の庭にはブドウが生い茂り、どぶろくならぬ、自家製ワインづくりも盛んという。 2013年に世界無形文化遺産に登録されたという伝統的なワイン醸造方法は、軸を取りのぞいたブドウを皮や種もそのままつぶし、床下などに置いてあるクヴェヴリ(Kevevri)という大きな壺に入れて発酵させる。その後、沈殿物を取り除き、壺を入れ換えてさらに熟成させるというもの。 ツアーでも、カヘティ地方の農家を訪れ、そこの自家製ワインをご馳走になった。赤ワインはBlack Wineとある。この地方の品種の「サペラヴィ」がかなり濃い赤色なので、Blackと呼んでいるらしい。 ワインを保管している様子を見学したかったのだが、この日はご主人が不在で、カギが開けられないというので、ドアを眺めただけ。ざーんねん。 ちなみに、クヴェヴリとはこんな壺で人の身長ぐらいの大きさがある。(大小さまざまらしい) レストランなどでもオリジナルなワインを置いていたり 土産物屋にもズラっと並んでる。 ぶどうからつくられたウォッカもある。 今回は、スーパーで添乗員さんオススメのワインの赤と白をゲット。空港でお金が残っていたので(再両替はNGだったのだ)、ちょっとフンパツして、クヴェヴリの赤ワインを1本買ってきた。 こっちはフツーの製法のワイン。 ほら、濃い色でしょ。これがSaperaviの色。 こっちは、伝統製法のワイン。 ところで、クルミなどのナッツを糸でつなぎ、ワインなどに小麦粉を入れて一緒に煮込み、乾燥させたのが「チュルチヘラ」。ゆべしみたいな味なんだけど、これがワインのつまみに合うのー。トビリシ市内でもあちこちに売ってました。
by sustena
| 2015-08-16 20:59
| 旅
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Comments(4)
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by
iwamoto
at 2015-08-16 23:50
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近所のおばあさん(わたしより年上ってことです)の自家製ワインを飲ませてもらったことがあります。
「今年は失敗だ、セメダインの匂いがする」とのことでしたが、それなりに面白かったです。
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サカルトヴェロのワインかあ。ラベルが・・・・
Katie Melua の blowing in the wind をどうしてもおもいだしてしまいますねえ。 ナナフシの食べっぷりの写真あっぷしました。10分くらいで、あそこまで食べちゃう大食いぶりには驚きました。ほかの虫とは胃袋・・・・あるのかなあ・・・・の大きさが違うのかも。
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sustena at 2015-08-18 00:18
iwamotoさん、いったいどうしたら、セメダインの匂いになるんでしょうか? それはともかく、ワインの味を一定レベルに保つというのは、とてもたいへんでしょうねぇ!
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sustena at 2015-08-18 00:21
Cakeaterさん、ケイティはイギリスのひとかと思ったらグルジア生まれだったのね。ナナフシのたべっぷりは見たことがないので想像するだけですが、アシタバの葉を食べるアゲハや、桑の葉を食べるカイコもかなり獰猛な食欲のような・・・。
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