2015年 01月 25日
知人に試写会の招待状をもらったので、一昨日、コレド日本橋2の東宝のシネコンでアイバン・ライトマン監督の「ドラフト・デイ」(Draft Day 2014年アメリカ 110分)を見てきた。 NFL(ナショナルフットボールリーグ)のドラフト会議。GMたちの駆け引きや心理戦、指名を願う選手や、チームづくりに口を出すオーナー、監督とGMの軋轢をなどをまじえ、ドラフト会議の開かれる朝から、その会議の息詰まる様子を描いたもの。 ところで、NFLのドラフトは日本のプロ野球のドラフト会議とは大きな違いがある。 まず、複数のチームが同じ一人の選手を指名することはない。最下位から順に選手を指名していくけれど、“指名権トレード”が可能だ。しかも、その年だけでなく翌年や翌々年の一巡目の指名権や、選手のトレードなどが交換条件となる。順番が回ってきてから指名するまでのタイムリミットは10分間。その間にも、それまでの指名状況や、チーム事情などを見極めて指名権のトレードができる。実にスリリングなのだ! 物語は──。 NFLに所属するクリーブランド・ブラウンズのGMサニー(ケビン・コスナー)は、ねらい通りのチームとするために今年のドラフトに賭けていた。指名順は7番目。その順番で指名する意中の選手も決まっていた。しかしオーナーは超大型新人、ボー・キャラハンの獲得を要請し、そうでないとクビだと脅す。ライバルチームに見透かされ、チームの未来を棒に振るような条件で1番目の指名権を得る。その決定にペン監督(デニス・リアリー)は大反対。いつのまにかツイッターで話が広がり、自分がお払い箱だと感じたチームのQBは、サニーの部屋で暴れる。しかも、調査を進めていくうちに、ボー・キャラハンは技術こそピカ一だが、性格的な欠点があるらしい・・・。恋人も、日陰の身ではイヤだとサニーに迫る。プレッシャーだらけの中で、サニーはどんな結論を下すのか? ドラフト会議なんていったい映画になるのか?と、いささか疑問だったんだけど、脚本、うまいなぁ。恋人(ジェニファー・ガーナー )とのからみはなくてもいいような気もするけど、やはり女っ気は必要なんだろうなぁ。オーナー役のフランク・ランジェラがいい味です。 アメフトにもっと詳しい人なら、たびたび出てくる映像に、あっ、あの選手ねってハハーンと思うんだろうなぁ。 終わったあとはコレド室町2の「牡蠣場 北海道厚岸」の厚岸のカキでイッパイ。
by sustena
| 2015-01-25 00:12
| Theatre/Cinema
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