2014年 03月 28日
上海の観光地のひとつ、豫園でウロウロと建物を眺めていたら、武(ウー)さんという日本語の上手なお姉さんがいろいろ教えてくれた。 入場券を持っていたら、お茶処で無料でお茶が飮めるというのでノコノコついて行ったら、なんのことはない、お茶の売り子さんなのだった。 茶藝師の免許を持っているとかで、人参烏龍茶や皇帝しか飮めなかったというお茶とか、ジャスミンティーとか、いすいろなお茶の効能を立て板に水トークで教えてくれる。一葉茶など、苦いけどあとくちが甘くて、肝臓にもメタボにも、高血圧にも花粉症の鼻炎にも、とにかくなんでもかんでも良さげである。肝臓は丈夫だし、血圧も低いし、花粉症でもないけど、その苦みが気に入って買うことにしたら、日本円でもOKで、値段は樋口一葉だという。よくできてるー。 ところで、ウーさんがお茶を入れているときに、ふと、気になる置物があった。この派手なヤツである。 正面から見るとこんな感じ。 銭をくわえた「銭蛙」なんだそうだ。財運を招く力があって、自分の前後左右のお金を集めるので、足が3つなんだという。背中にお茶やお湯をかけるとサーッとこのハデハデな色になるのも、なんとも興味深い。 ウーさんは、この銭蛙は龍が贔屓にしている9番目の子どもで、ここ豫園の壁にもいるんだと、龍の顎の下にいる動物を示してくれた。へえ~。 でも、日本に戻ってネットでいろいろ調べたら、龍の第9子というのには、いろいろな説があって、どうも銭蛙とは違うような気がする。 銭蛙ではなくて、貔貅(ヒキュウ)なんじゃないだろうか?? この子も天帝である龍の9番目の末っ子で、天帝から可愛がられたようだ。そして、主食が金の財宝で、しかもこいつにはお尻の穴がないので、食べても出ていかない、すなわちお金がたまるんだそうだ。。 竜生九子には、贔屓という第一子(亀に似ていて、重いものを背負うのが好き。贔屓の引き倒しは第1子の話から出てきたそうな)や饕餮(とうてつ)なんてのもいるんだってー。 イロイロ調べたけど、銭蛙については風水のアイテムということぐらいしかよくわからなかったけど、お茶を飲んでる間もじっとこっちを見てたよー。
by sustena
| 2014-03-28 23:16
| 旅
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Comments(4)
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iwamoto
at 2014-03-29 10:25
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値段は樋口一葉って、意味が分かりませんでした。
彼女はお札になってるんですね。 初めて知りました。 普段、お金を見ないものですから。 貧すりゃ鈍するって、こういうことを言うのでしょうか。 他所で恥かかなくて済みました。
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ken_kisaragi at 2014-03-29 13:20
樋口一葉・・・そのトーク聞いた事あったような?
5年前に上海行った折、茶のレクチャー受けました。 髪型や化粧が変わってちょっとふっくらされたみたいだけど・・・ とりあえずブログに武さんらしき画像をUPしました。 見てね! ドウ?
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sustena at 2014-03-29 15:32
iwamotoさん、お茶に5000円だなんて、新茶のシーズンでもそんな高いお茶なんて買わないのにー。旅行だとま、いいやの気分になるんでしょうか。空港でも高いし、まあ国家経営(?)の店だから、ものは悪くないかなーと自分をムリヤリ納得させてた次第です。
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sustena at 2014-03-29 15:37
kenさん、ほんとだー。武さんだ。かわいい~。1枚目の写真は笑ってるのでふっくらして見えるけど、けっこう顎は写真よりずっとシャープでした。
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