2013年 11月 27日
ちょっと前のことだけど、建築史家の藤森照信センセイと、画家の山口晃さんが、各地の建築を訪れながら、建築の魅力や、建築を見る楽しさを語り合った「日本建築集中講義」(淡交社 2013年8月刊)を読んだ。 書名はおおげさだけど、お勉強本ではまったくなくて、雑談と珍道中をそっとのぞく趣きで、会話やテンポはとってもゆるーい、でもそれがけっこう心地よい。とくに、山口画伯の描く4コマに登場する編集者や藤森先生はネタ満載。 登場する建築は13と、あとセンセイのタンポポハウス、いまはない二笑亭。知ってるところはフムフム、へぇーと彼らのだべりを楽しみ、知らないところは行ってみたい気分がぐぐっと高まる(とくに旧閑谷学校)。 茶室となるとガゼン藤森先生のテンションがアップして目の色がキッとかわるところや、すぐごろんとなったり、せっかちでズンズン歩いていくところが目に浮かぶよう。 待庵は行きたいんだけど、1カ月前に予約なんて、ちょっと無理・・・。 法隆寺 日吉大社 旧岩崎家住宅 投入堂 聴竹居 待庵 修学院離宮 旧閑谷学校 箱木千年家 角屋 松本城 三渓園 西本願寺 二笑亭奇譚、タンポポハウス探訪 写真は京都の南禅寺近くの金地院。家康の遺嘱によって1628年に造営された京都唯一の権現造様式の東照宮の楼門と拝殿。金地院にある茶室・八窓席は、小堀遠州が改造したもので、大徳寺孤篷庵、曼殊院の茶室と並んで、京都の3名席のひとつなんだって。
by sustena
| 2013-11-27 23:45
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