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2013年 08月 18日

八月納涼歌舞伎第2部・第3部

c0155474_2334136.jpg八月納涼歌舞伎は、1990年に中村勘三郎(当時勘九郎)と坂東三津五郎(当時八十助)を中心にスタートした8月の風物詩だ。

勘三郎が亡くなってちょっと寂しい今年も、いかにも納涼歌舞伎らしいプログラムでだった。最初プログラムを見たときは、文句なしに第2部と思っていたのだが、シネマ歌舞伎クラシックで、十七世中村勘三郎の新三に、十八世勘三郎の勝奴、羽左衛門の長兵衛という組み合わせを見たあとだったから、売り出し日にとっさに第3部を選んだんだけど、第2部がすばらしいと渡辺保が絶賛してて、いい席が残っていたので,第2部の切符もゲットしたのだった。

三津五郎の新三が江戸前ですてきっ! そして、彌十郎の長兵衛とのかけひきの場面もおかしみに満ちてました。

第3部は、とにかく肩のこらない、誰もが気楽にながめてめちゃ楽しめる演目。

特に感動したのは、棒縛りの三津五郎。手をしばられているのに自在で、大きな踊り。以前、世田谷パブリックシアターで見た太郎冠者が野村万作、次郎冠者が石田幸雄の棒縛りは、いわば楷書の芸、今回の三津五郎と勘九郎のそれは、のびやかな行書という感じ。

三津五郎がNHKのインタビューで、最初は勘三郎に負けてなるものかと競って踊ってたんだけど、40を過ぎてから、風が吹くようにだったかなぁ、軽やかに舞うことを心がけているという意味のことを言っていた。そして、いまはその境地で、勘三郎の息子の勘九郎と踊っているのだと。芸の継承の深さを感じさせる話だった。

「狐狸狐狸ばなし」は赤坂で勘三郎がよく演じてたが、これまで見たことはな。かった。
扇雀が色っぽくて、上方の役者あがりの亭主の雰囲気がすばらしい。絶命するシーンも楽しいし、七之助のすねっぷりもキュート。オバカ役の勘九郎がかわいいっ!橋之助の生臭スケベ坊主ぶりも、実にのびのびしていて、暑さを忘れさせてくれたのだった。

■第二部

一、梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)
髪結新三
  
髪結新三・・・・・・三津五郎
弥太五郎源七・・・・・・橋之助
下剃勝奴・・・・・・勘九郎
白子屋娘お熊・・・・・・児太郎
家主女房おかく・・・・・・亀 蔵
車力善八・・・・・・秀 調
加賀屋藤兵衛・・・・・・家 橘
白子屋後家お常・・・・・・萬次郎
家主長兵衛・・・・・・彌十郎
手代忠七・・・・・・扇 雀

二、色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)
かさね
  
かさね・・・・・・福 助
与右衛門・・・・・・橋之助

■第三部

江戸みやげ
一、狐狸狐狸ばなし(こりこりばなし)
   
伊之助・・・・・・扇 雀
おきわ・・・・・・七之助
おそめ・・・・・・亀 蔵
おうた・・・・・・歌 江
福造・・・・・・巳之助
又市・・・・・・勘九郎
重善・・・・・・橋之助

二、棒しばり(ぼうしばり)
  
次郎冠者・・・・・・三津五郎
太郎冠者・・・・・・勘九郎
曽根松兵衛・・・・・・彌十郎
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公園のコブシの実が赤くなってきた。

by sustena | 2013-08-18 21:07 | Theatre/Cinema | Comments(0)


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