2013年 02月 03日
先日、「ライフ・オブ・パイ」(2012年アメリカ、原題LIFE OF PI )を見てきた。 インドのボンディシェリで動物園を経営していたパテル一家がカナダに移住することになり、動物たちを乗せた貨物船で太平洋上を航行中、大嵐に遭う。船は沈没するが、海に投げ出された主人公の16歳の少年パイ(スラージ・シャルマ)はかろうじて救命ボートに乗り一命をとりとめる。しかし、そこにはシマウマとハイエナ、 オランウータン、リチャード・パーカーという名のベンガルトラも一緒だった。他の動物が死んでしまい、パイとトラとの227日間の漂流生活が始まる……。 こんな荒唐無稽な話なんてありえないしーと思っていたのが、3Dがすばらしいというので、ミーハー心を刺激され出かけたのであります。 ふつーの場面は、なんだか飛び出す絵本といいましょうか、ペラペラの人物が切り抜きで手前にいる飛び出す絵本みたいな感じで立体感がないよねぇと思っていたのだが、海のシーンがなかなかドラマチックで、飛び魚がボートめがけて集団でダイブしてくる場面やクジラが月の光を受けてジャンプするシーン、パイが海中から上を見上げるシーンなどすばらしい。 海のシーンはばかでかいタンクというか波を作り出すプールで撮ったんだって。もっとおそろしいのは臨場感いっぱいのトラがCGだということであります。その技術の高さたるやおそるべし。 寓意がいっぱいだけど、意味を追い求めるより、映像の美しさにひたるのがおすすめ。 スラージ・シャルマ(主人公のパイ、泳げなかったのが信じられないほど達者な泳ぎを披露) イルファン・カーン (大人になってからのパイ。スラムドッグ・ミリオネアにも出てた) ジェラール・ドパルデュー (コック・ちょっとしか出ないけど、すごい存在感) レイフ・スポール(パイにインタビューするカナダ人のライター) 監督はアン・リー。原作 ヤン・マーテル。
by sustena
| 2013-02-03 09:42
| Theatre/Cinema
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