2012年 09月 30日
『下町ロケット』で直木賞を受賞した池井戸潤さんの『ロスジェネの逆襲』(ダイヤモンド社 2012年6月刊)を読む。 東京セントラル証券はIT企業で急成長を続けてきた電脳雑伎集団から、ライバル企業の東京スパイラル買収の相談を受けていた。成功すれば、アドバイザー契約で巨額の手数料が入るだけでなく、M&Aの分野で知名度が上がる。しかし、親会社である東京中央銀行がにアドバイザー契約を奪われてしまう。理不尽な横槍が入る転がしけていた。したいと相談を受ける。 主人公の半沢直樹(オレバブシリーズの人気キャラ)は、部下のロスジェネ世代の森山雅弘とともに、東京スパイラルの側に立ち、買収阻止に繰り出す。果たして・・? 敵対的買収とか時間外取引とか、ホワイトナイトとか、ライブドア問題のときに世間を賑わした単語がイロイロ出てきて、魑魅魍魎が跋扈する企業買収と金融業界の世界を、超特急ェットコースターのエンタテイメント企業小説に仕立て上げてる。 「人事が怖くてサラリーマンが勤まるか」 水戸黄門みたいというか、ちょっと勧善懲悪すぎて、読んでて恥ずかしくなるようなクサイセリフがてんこ盛りで、おいおい・・・・というところがいっぱいあるけど、スピード感はマル。
by sustena
| 2012-09-30 23:23
| 読んだ本のこと
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Comments(4)
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iwamoto
at 2012-10-01 13:35
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アジサイ、なかなかの仕上がりですね。
もっと色の抜けたのが好みですが。 どうですか、調子は。 お月見できましたか?
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higphotos at 2012-10-04 12:38
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sustena at 2012-10-04 23:36
iwamoto 先生のミイラ化したアジサイには及びもつきませんが、古い住宅にマッチしてたので、思い出して撮りました。
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sustena at 2012-10-04 23:45
なんだか暗くてドヨン色すぎたかなと思ってますけどGRっぽい色みではありますね。こういうときにどれくらい寄ったらいいかとかいつも迷っちゃいます。
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