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2012年 04月 23日

平成中村座4月公演『通し狂言 小笠原騒動』

先日、平成中村座の4月公演「小笠原騒動」を観る。
これは実際に起こった御家騒動をもとに明治14年に三代目勝諺蔵が書き下ろしたもの。

九州・豊前国の小笠原家では、執権・犬神兵部(ひょうぶ・勘九郎)が、わが子を宿したお大の方(七之助)を側室に送り込み、お家乗っ取りを企んでいた。ある日、禁猟地へ狩りに出た藩主・小笠原豊前守(彌十郎)は白狐を射んとするところを小笠原隼人(はいと・扇雀)にいさめられる。豊前守は怒り、隼人は閉門を言い渡され兵部が差し向けた刺客に狙われるが、白狐の化身・奴菊平(扇雀)に助けられる。兵部の陰謀を知った隼人は、分家の小笠原遠江守(勘三郎)への密書を、召使のお早(七之助)に託すが、お早は兵部の息のかかった岡田良助(橋之助)に殺され、密書も奪われてしまう。そこへお早の夫・小平次(勘九郎)が通りかかり、良助の仕業と知り、復讐を誓う。
 一時身を隠していた良助が再び故郷に戻ってくると、お早の幽霊に一家は苦しんでいる。当てにしていた兵部からの褒美もなかった。裏切られたことを知った良助は兵部の悪事を暴く決意を固めるが、水車小屋で小平次と出くわす・・・。

ここの四幕目「柳ヶ浦街道筋の場」では、大きな水車を舞台に大立ち回りがあり、前の席のひとには、合羽とビニールが配られた(ワタシも2列目だったので、しっかりガードしました)。
橋之助はさすが体力があって、勘九郎との息もぴったり。

全編なかなかスピード感のある芝居で、勧善懲悪がはっきりしててスッキリするんだけど、ちょっと深みがなくて、いい加減本水を使った大立ち回りだけがウリではちょっとねぇ・・・という感じもしなくもない。

扇雀は隼人(きりっとしてた)と所帯じみた良助女房おかのはいいんだけど、白狐の化身がいまいち。勘九郎はマル、七之助もだいぶうまくなって安心してみていられた。
子役と笹野高史が出る場面は受けてました。

終了後、外に出ると、スカイツリーがくっきり。

通し狂言 小笠原騒動  
  序 幕 明神ヶ嶽芒原の場より
  大 詰 小笠原城内奥庭の場まで

            岡田良助/林帯刀  中村 橋之助
          犬神兵部/飛脚小平次  中村 勘九郎
        お大の方/小平次女房お早  中村 七之助
               隼人妹小萩  坂東 新 悟
                 林数馬  中村 国 生
               良助母お浦  中村 歌女之丞
               米屋市兵衛  笹野 高 史
                大石百介  片岡 亀 蔵
              小笠原豊前守  坂東 彌十郎
   小笠原隼人/奴菊平/良助女房おかの  中村 扇 雀
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by sustena | 2012-04-23 17:41 | Theatre/Cinema | Comments(0)


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