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2012年 04月 19日

慶州の世界遺産───釜山突撃ツアー#5

釜山についた翌日、かつて新羅の王都として栄えた慶州に日帰りで行ってきた。オプショナルツアーにしようか、自分でバスか2010年11月に開通したKTX(新幹線みたいなの)に乗っていこうか迷ったのだが、効率的にまわるにはやはり車が便利である。

そこで日本語のできる運転手付きレンタカーを依頼した。慶州まで高速を通って約1時間半ちょっと。8時にホテルを出て、18時に戻る10時間で、24万ウォン、入場料、高速代と駐車場代、運転手の食事代は別だが、それを含めても27万ウォンで、1ウォンは0.07~0.08円だから、3人で行くと一人あたり7000円ぐらい。オプショナルツアーより安くて、自分の好きなところに行ける♪

慶州を訪れたひとは必ず行くという世界遺産の石窟庵、仏国寺、それと2010年に世界遺産に指定されたばかりの良洞民俗村と慶州国立博物館をメインに、あとは適当にルートに沿って見どころがあれば、ということで出発した。

まずは石窟庵。ここは文字通り、切り出した石をドーム型に組んで作られた石窟寺院なんだけど、観光写真では岩をバックにででーんと仏様が鎮座していて、じかに見られるのかと思っていたら、復元工事が失敗したうえ、補修素材にセメントを使ったために、かつては自然に換気ができていたのに内部に湿気がたまるようになったことから、現在は前面をガラスで覆って人工換気をしている。そのために、本尊を取り囲む壁面や前室の壁面に十一面観世音菩薩像や四天王像、仁王像などたくさんの仏像があるのに、ガラスで光ってしまいゼンゼン見えないのであった。撮影も禁止なのであります。(1日だけ、中に入れるらしい)。

この日はちょうど韓国内の修学旅行生がどどっと来てました。
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駐車場脇ではおばちゃんたちが栗やキノコや、近くでとれたものを並べて売ってた。全員が同じものだったなぁ。下の写真はお茶かと思ったら、ワラビだったかゼンマイの干したのだって。
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続いて仏国寺。
創建の時期は諸説あるけれど528年という説が有力とのことで、1000年もの長きにわたり繁栄を続けてきたけど、16世紀末の文禄・慶長の役で建物の多くが焼失してしまい、現在の建物は1973年に復元されたそーです。
このデーンとした階段は俗世と仏国土を結ぶ橋。
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こちらは、釈迦如来の彼岸世界をあらわした大雄殿。このほか多宝塔が建ってたり、あちこちにいろんな建物があったけど、わりと日本のお寺みたいな構成だったよ(なんだかいい加減・・・・)。
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これはお墓。お碗をひっくり返したような丸い形。庶民のお墓も、土葬したものはこんなふうに丸くて、釜山から慶州へと向かう途中にも、日当たりがよくて、風通しのよいちょっとしたスペースにあちこちにお墓があった。土葬だと場所がなくなっちゃうので、現在は火葬を奨励してるんだそーです。
昔の天文台、けっこういい味であります。
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良洞民俗村は、慶州から約20キロほどはなれたところにある。両班(高麗、李朝時代の特権的な身分階級)たちが住んだ村で、いまも李朝時代の伝統文化や家並みが残ってる。わらぶき屋根と瓦屋根が並び、昔にワープしちゃう感じ。(もっとも、いまもちゃんとここで生活している家があちこちにある)
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どうぞあまりにも観光用に整備されちゃいすぎませんように。

by sustena | 2012-04-19 00:21 | | Comments(4)
Commented by sirokabu2011 at 2012-04-20 18:27
こんばんは。魚眼レンズではなさそうですが、屋根が反ってますね。
よくジャッキーチェンがアクションで瓶を壊すシーンありましたが、実際は痛そうですね(あ、ここは香港ではないですね:汗)
Commented by esiko1837 at 2012-04-21 07:13
慶州も行ってみたいんですよ!!
でもこうやってたくさん写真を見せて貰ったので、半分は行ったような気になってきました。
民俗村の雰囲気は、当たり前のことだけだけど、ソウルも済州島も慶州も同じような感じですね。
キムチの大きな壺があってワラぶき屋根の家が有って。
で、韓国も都会だとビックリするくらい近代的なんだけど
一歩外れるともう民俗村にあるような家に住んでいるんですよね。
田舎は道路も未舗装だし。
だから日本人には、とっても懐かしく感じるのかも。
Commented by sustena at 2012-04-22 00:51
sirokabu2011さん、韓国の寺院の屋根は、こんなふうに反っているんです。中国も、台湾もたしか反っていました。この角度に地域差があるそうなんですが、よくわかりません。
Commented by sustena at 2012-04-22 00:54
esikoさん、私はこのナマコタイプの藁葺き屋根がとても興味深かったんです。簡単だけど、持ちがよくないので、早めに取り替えなければならないとか。ソウルも釜山も急速に近代化が進んでますが、やはりのんびりした田舎の雰囲気が落ち着きます。


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