2011年 03月 22日
昼休み、銀座4丁目の交差点を渡っていたら、ふと、イサム・ノグチを思わせるメビウスの輪みたいな円環の彫刻が目に入った。「武藤順九の宇宙-回帰 ○△□-」展とあって、本日までとなっていたので、ちょっと覗いてみることにした。 武藤順九さんは、1950年仙台市生まれ、東京藝術大学美術学部を卒業後、イタリアと日本を拠点に創作活動を続ける画家・彫刻家。ライフワークの「風の環(わ)」と題した石の彫刻は、数億年前の命を閉じ込めた石の記憶を掘り起こし、柔らかな風のかたちに表現したシリーズで、バチカン市国のカローマ法王公邸、インドのブッダガヤにある世界遺産のマハボディ寺院、ネイティブアメリカンの聖地でもあるデビルズタワー国定公園などに永久設置され手いる。今回、和光本館ショーウインドウに展示されていたのは「風の環 N.Y. 9.11慰霊モニュメント」でニューヨークのグラウンド・ゼロに設置予定という。 今回の展覧会では、墨と筆によるデッサン画や、自然石に抽象画を描いた〈石彩〉、カンバスに石膏を塗り重ねた〈ネオフレスコ画〉など約60点が展示されていたが、やはり存在感のあるのはこの彫刻。もっともすごくオリジナリティーがあるかというと、ちょっと??のところもあるんだけど。 "風を形にしようとして行きついたのがメビウスの輪でした。それを大理石でくり抜いて、大理石の持つ質感で、軽妙な風を表現したかったのです。“(風の環 武藤順九の宇宙;神渡良平 より
by sustena
| 2011-03-22 21:42
| Art/Museum
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