2010年 11月 05日
先日、「小さな村の小さなダンサー」という映画を見た。原題は、MAO’S LAST DANCER、監督は、ドライビング・ミスデイジーのブルース・ベレスフォード。2009年のオーストラリア映画である。 実のところ私は、このポスターだけを見て、踊りのうまい中国の少年が苦難を乗り越えてバレーダンサーになる中国映画だとばかり思っていた。主人公のこの男の子がかわいい~♪と見に行ったのである。 ところがそれはまったくの思い込みで、実話を映画化したのだった。 あらすじはというと─── 1961年に中国・山東省の寒村で生まれたリー・ツンシンは、当時ダンサーを育成しようという国策で、選抜され、家族と離れ北京の舞踏学校に入学し、バレエの特訓を受ける。最初は落ちこぼれだったが、バレエのすばらしさを伝えるチャン先生が手渡したビデオに打たれ、練習に励み頭角をあらわす。しかし、毛沢東夫人の江青の指示により、中国のバレエは、革命を謳い上げる政治的な色彩の強いものだった。 その後江青が失脚し、改革開放が実現するなか、中国を訪れたアメリカのバレエ団の招きで、研修生として渡米する。新天地で彼は大きな成功を得るが、帰国の期限が迫ってくる。中国政府は滞在延長を認めない。そこで彼が下した結論は・・・・・ なんといっても、少年時代のリーを演じたホアン・ウェンビンが気に入っちゃった。かわいい~。成長後のリーは、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団に所属するツァオ・チーで、最初は、ああ、アッというまに少年時代が終わって残念無念と思っていたんだけど、ダンスシーンが魅力的で、動きの美しさに吸い込まれてしまったなぁ。 リーの生まれ育った中国の田舎町も、いまは新しい家が増え、この映画ではセットをつくったんだって。寒村はあんな雰囲気だよねぇと思っていたので、それにはびっくり。 GRDIII
by sustena
| 2010-11-05 00:31
| Theatre/Cinema
|
Comments(2)
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
全体 GRDIIレッスン LX3 カメラ・レンズ・写真レッスン 看板・サイン・ポスター Theatre/Cinema/Music Art/Museum 読んだ本のこと 食べ物 旅 小さな自然 まち散歩 つれづれ 以前の記事
最新のコメント
お気に入りブログ
みてみてリンク
タグ
銀座(597)
花(373) 鳥(226) GRDII(189) ランチ(172) ショーウィンドウ(164) 顔(133) 酒肴(88) 京都(88) モノクロ(83) 公園(81) 西荻窪(76) 空(74) 工事中(57) 桜(52) 中国(48) 建築(47) 新宿(47) 夕景(44) 渋谷(41) 記事ランキング
最新のトラックバック
|
ファン申請 |
||