2010年 09月 23日
シアター・イワトで上演中の黒テント第70回公演「歌うワーニャおじさん」を仲間と見てきた。 チェーホフの「ワーニャ伯父さん」を、ミュージカル仕立てにしたもの。 都会から領地のある田舎に舞い戻った教授夫妻。エレーナは美貌で若く、その夫の教授は、リューマチをわずらい、頑固な年寄り。この二人の闖入で生活がすっかり乱されてしまったワーニャおじさんと、ソーニャ、ここに出入りする医師。医師とワーニャおじさんは、エレーナに恋い焦がれ、メーニャは医師に思いを寄せる。この領地を売り払おうという教授の提案に、大騒動が起こり、夫妻はまた都会に戻っていくという、いかにもチェーホフのお話を、登場人物たちの心情が歌とピアノを交えて綴られていく。 この手の芝居は、演技のできがもろ出てしまう。がんばってるなーとは思えても、安心して見ていられるのが、ばあや役の桐谷夏子だけなのはちょっとつらい。 構成・演出は斎藤晴彦 この日はAプロで、ワーニャおじさんが内沢雅彦、ソーニャが滝本直子、医師アーストロフ重盛次郎、教授夫妻は、エレーナが平田三奈子、その夫でソーニャの父が服部吉次、このほか桐谷夏子、小篠一成、山下順子、冨田訓広。 ちょうど、神楽坂駅すぐの赤城神社でお祭りをやっていたので立ち寄ると、最近建て替えられたらしくメチャ新しい。デザイナーズ神社といった感じ。この写真は旺文社の赤尾文夫が奉納したという蛍雪天神。
by sustena
| 2010-09-23 16:48
| Theatre/Cinema
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Comments(4)
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ken_kisaragi at 2010-09-24 20:11
アングラ、今も頑張っいるのですね。^^
しかし斎藤晴彦も今や70とは驚きです。 松の背景にドラム・セット、腰に手を置いた<7>の少年!・・面白い取合せ。(*^_ ’)v
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sustena at 2010-09-25 21:54
ken_kisaragi さん、ちょうどこの公演の数日前に山元清多さんがなくなって、 時代は移りにけりなの感じがいや増すこのごろ。
この能舞台のような蛍雪天神は受験生用に旺文社がつくって、竣工祝いに音楽でもやる予定だったのかなぁ。
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jmiin at 2010-09-27 05:53
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sustena at 2010-09-27 21:40
そーなんです。このドラムセットがなぞだったんです。探求せずに、仲間と飲みに行ったのでそれっきりになってしまいました。
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