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2009年 03月 01日

白井晃演出『ピランデッロのヘンリー四世』

c0155474_21573064.jpgシアタートラムで白井晃・演出『ピランデッロのヘンリー四世』を見た。
シェイクスピアのヘンリー4世ではなくて、あの、「カノッサの屈辱」のハインリッヒ4世のことで、イタリアのノーベル文学賞作家、ルイージ・ピランデッロが1922年に書いた『エンリコ四世』を、トム・ストッパードがコンパクトな芝居にしたものとか。

ピランデッロの『作者を探す六人の登場人物』や、去年新国立劇場で上演された『山の巨人たち』同様、メタシアトリカルなお話。

主人公は、仮装パーティで11世紀の神聖ローマ皇帝ヘンリー4世に扮しているときに落馬して、自分がヘンリー4世だと信じ込んでしまった男(串田和美)。彼の館では、毎日、雇われた家来たちが、カノッサの屈辱ごっこ、ヘンリー4世ごっこにあけくれている。そんな彼のもとに、かつての彼の恋人・マティルダ(秋山菜津子)とその愛人(白井晃)、精神病科の医師(千葉哲也)が訪ねてくる。彼等も、歴史上の人物に扮するが、実は主人公は、すでに正気に戻っていたのだ。

なぜ彼は狂気を演じていたのか?友人や元恋人、その愛人たちに復習するためか? 現実と虚構の世界と、どちらが住みよいのか?人は自分の都合のいいように世界を見るが、実際の現実の世界は、どのように立ち現れるのか?

家来たちはひょうきんでいい味を出していたけれど、医者や貴族の甥、甥のフィアンセであるマティルダの娘がちょっといまいちだったかな。でも、この手のホンは大好き。

松井るみの美術がいい。白いセットに降りしきる雪を映し出すと、そこがたちまち、雪の降るなか、ヘンリー4世が裸足で3日間、法王に許しを乞い続けたというカノッサ城に、そしてあるときは、貴族の館に瞬時に変わる。

【作】 ルイージ・ピランデッロ
【訳】 トム・ストッパード
【翻訳】 小宮山智津子
【演出】 白井晃
【美術】 松井るみ
【衣裳】 太田雅公
【照明】 齋藤茂男
【出演】 串田和美 秋山菜津子 千葉哲也 長谷部瞳 中山夢歩 櫻井章喜 反田孝幸 
      大林洋平 佐藤卓 池田六之助 白井晃


雪の写真を探したのに、あまりいいのがなかった。今年はまだちょっと降ったかなという程度。あと一度ぐら降ることはあるかしら? 写真は昨年2月の節分の日に降った雪。けっこう積もった。GRDII
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by sustena | 2009-03-01 21:52 | Theatre/Cinema | Comments(5)
Commented by jmiin at 2009-03-02 05:43
ええっ? 東京はこんなに雪がつもったのですか?
なのに大きなニュースにならなかったのは、土日だからかな?

こっちは結局、うっすら、が2~3回で終わりました。
Commented by sustena at 2009-03-02 09:46
あら、全国ニュースでも話題になったんですよ。山手線や中央線は4割間引き運転し、駐車場などで転んだり、チェーンがなくて滑って電信柱にぶつかる車が続出して1564人が病院にかつぎこまれたのよ~。このまま夜中も降り続けたら、首都圏の交通は完全にマヒするっていうので私は楽しみにしていたんです。残念ながらきょうは快晴ですけど。jmiin さんはずっと暗室にこもっていたから気づかなかっただけだと思います。
Commented by esiko1837 at 2009-03-03 11:18
お芝居のことはさっぱりわかりませんが、串田孫一さんの息子さんだ!と思いました。
演出家だと勝手に思っていましたが、俳優さんだったんですね。
どっちもかな?
Commented by higphotos at 2009-03-03 14:51
もしかして、今日は雪ですか。
最新の雪写真、期待します。
Commented by sustena at 2009-03-03 23:16
俳優もやるけれど、演出家としてのほうが有名です。
higphotosさんのところはいかがですか?今晩、雪になるかなぁ・・。今シーズンは全然雪の写真を撮ってません。でも東京では3月の雪はけっこう多いので、待ってるんです。


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