いつもココロに?マーク

sustena.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2008年 12月 20日

小野寺修二・カンパニーデラシネラ新作公演 『ある女の家』

小野寺修二・カンパニーデラシネラ新作公演 『ある女の家』_c0155474_2253154.jpgシアタートラムで小野寺修二さん演出振付の「ある女の家」を見た。
小野寺さんといえば、パフォーマンスシアター「水と油」を率い、寓意に満ちた舞台と、身体表現で注目を集めていた。2年前に活動を休止したときは、がっかりしたダンスファンがいっぱいいたと聞く。

今回は、元水と油の藤田桃子、りゅーとぴあ能楽堂のシェークスピアシリーズのレギュラーキャストの一人を務めた河内大和に、俳優の浅野和之が加わる。

ダンスなどまったくもって縁遠いのだけれど、小野寺修二さんの新作への興味と浅野和之の身体の動きが見たくて、酔っぱーの残るアタマで出かけた。

舞台右手には椅子やら、テレビやら、粗大ゴミが山積み。中央に、小さい子がマッチで家をつくらせたらこんな形にするであろうと思われるような、一畳ちょっとぐらいのサイズの家(立体です)。この家が実に印象的。

筋らしい筋はなく、サラリーマンの一日のようでもあるのだが、これは何を意味するか、なんて考えずに、4人が一斉にちょっぴりゆがんだ角度で動くだけで、舞台にすっーと吸いつけられてしまう。

ダンスを見ると、いつもこんなふうに自在にからだを操れたら、どんなに素敵だろうと思う。(私ときたら、実にカタイのだ)

藤田桃子さんの動きがすてきだった。

[構成・演出・振付]小野寺修二
[出演] 浅野和之/河内大和/藤田桃子/小野寺修二/
小野寺修二・カンパニーデラシネラ新作公演 『ある女の家』_c0155474_22544886.jpg


by sustena | 2008-12-20 22:54 | Theatre/Cinema | Comments(0)


<< 新国立劇場「舞台は夢──イリュ...      茂手木秀行写真展「RM cal... >>