2008年 10月 30日
アートスペースGinza5で開催されているzonaさんの個展「Time Garden 2008」に行ってきた。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- アフリカ大陸南端に近いナミビアには、5000万年の時間と季節風が創り上げた砂漠がある。想像をすることも出来ない時の永さに、僕はただうろうろとして、生かされている瞬間の景色を捉えようと、またしても7000キロを越え、走り回ってしまった。夕日は赤く染まり風は砂を運び続けて、なお も永遠と過ぎて時を重ねている。それに比べてあまりにも短い時の中に人は生きていることか。この大地に僕は心からひれ伏すだけであった。ときより角をもった動物にも会ったが、砂漠からの使者のように思えてならなかった・・・ ----------------------------------------------------------------------------------------------- というモノローグから始まる。 ナミビアの砂漠が、現実の距離よりもさらに、ずっとずっと遠くに思える。、砂と光が織りなす世界は、太古から続いているはずなのに、一瞬にしてなくなってしまうような、かすかな存在にも思えてしまう。zonaさんの写真は、ブログで見ると、透明でしーんとして、時空を超越したものが、静かに息をひそめているような印象を与えてくれるのだけれど、この展覧会の写真は、紙に定着されているにもかかわらず、なんだか現実感がない。まるで絵のような印象のものもあった。 きれいな女の人が横たわってて、その背中からお尻にかけてのなだらかな曲線を見ているような砂漠のラインの美しさ。黄色いグレーがかった大地が、空と画面を二分している写真……。 ナミビアの砂漠を流れる時間と、いまここに流れている時間を思う。 風がふっとよぎっていくようだった。 zonaさんの本気サイトの写真もどうぞ→
by sustena
| 2008-10-30 15:42
| Art/Museum
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