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2017年 09月 30日

ベストセラー2種

このところ小説から遠ざかっていたんだけど、話題になったものを2つ読んだ。

一つは、(ようやく今ごろになって・・・図書館の予約がやっと回ってきたのだ)村上春樹の『騎士団長殺し』。第1部「顕れるイデア編」第2部「遷ろうメタファー編」(新潮社 2017年2月刊)。

道具立てなど、さすがうまいものであります。ちょうど3か月前にイタリア旅行でドン・ジョバンニを観たこともあって、騎士団長を登場させたことに興味を惹かれたし(でも、プラハで観た人形劇のドン・ジョバンニのほうがイメージに近いな)、妻に去られた絵描き(肖像画専門)に、リッチな謎めいた依頼人、夜中に鳴る鈴・・・。
そして穴を通り抜けて・・と、ちょっと中期の作品に近い感じ。

比喩なんかはいつもの村上節で、つるつる読めるんだけど、絵解きをしようとするととたんつまらなくなる。パズルのピースは途中までするする埋めていけるけど、最後になんだか、ぽっかり穴が開いたまま、凝りすぎのピースが残っちゃうみたいな。
それと、ナチスの暗殺事件にかかわった老画家についても、ちょっと通り一遍というか、食い足りない部分があったなぁ。
でもこれだけ長いのに最後まで読ませはするのだった。

もう一つは、燃え殻『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮社 2017年6月刊)
燃え殻さんは、テレビ美術制作会社に勤めている人。昼休みに始めたtwiitterが共感を呼んで、13万5600人ものフォロワーを持つ。この小説もweb連載に加筆修正を行ったというが、140字ではないけれど、10行程度の段落ごとに、ひとつの情景が浮かんでくる感じ。

エクレアの工場でバイトの休み時間に文通欄を観ていた主人公が、釣り文句にひかれて文通を始める。相手のブスの元カノや、テレビの字幕制作会社で出会った仲間との思い出などが、たんたんとしたつぶやきみたいに綴られていく。90年代っぽいー。

目次は
最愛のブスに“友達リクエストが送信されました”
暗闇から手を伸ばせ
ビューティフル・ドリーマーは何度観ましたか?
好きな人ってなに? そう思って生きてきたの
そしてまたサヨナラのはじまり
「海行きたいね」と彼女は言った
1999年に地球は滅亡しなかった
ギリギリの国でつかまえて
東京発の銀河鉄道
雨のよく降るこの星では
東京という街に心底愛されたひと
あの子が知らない男に抱かれている90分は、永遠みたいに長かった
ワンルームのプラネタリウム
ボクたちはみんな大人になれなかった
君が旅に出るいくつかの理由
やつらの足音のバラード
永遠も半ばを過ぎて
必ず朝が夜になるように
バック・トゥ・ザ・ノーフューチャー

「初めて入る古本屋で立ち読みをした。店構えがいいラーメン屋を見つけてはふたりでよく食べた。美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることを、ボクは幸せと呼びたい」

↑この話をずーっと引き延ばしたようなお話です。といっては身もふたもないか。

「丸山町の坂の途中、神泉に近い場所に安さだけが取り柄のラブホテルがある。そこはかつてボクの憂鬱の安全地帯だった。
あの部屋の中で、彼女と一緒に過ごしていた時は、世界にふたりぼっちだった。
一度、大雨の夜にどうしようもない不安にかられて、誰もいなくなったオフィスから彼女に電話をかけた。「不安でさ、この仕事をずっとやっていける気がしないんだ。どうしよう」まくしたてるボクに彼女は「うんうん」と繰り返し話を聞いてくれた。そしてどんな愚痴でも、最後に「キミは大丈夫だよ、おもしろいもん」と言ってくれた。自分より好きになった人の根拠もない言葉ひとつで、やり過ごせた夜が確かにあった」

こんなセリフで切なくなる読者も多いのかなー

公園ではヒガンバナもアザミもフヨウもオシマイに。
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by sustena | 2017-09-30 17:15 | 読んだ本のこと | Comments(2)
2017年 07月 17日

朝の公園

今年はセミが鳴き始めるのが早いような気がする。
このセミを見つけたのは7月9日。
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次いで、このセミが7月14日。
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ムクドリもやけに多い。いつもは3日ぐらいで、どこか別のねぐらにいってしまうのに、この夏はずーっと滞在している。
けさはセミをゲットして、自分ひとりのものだとウロウロしているムクがいた。
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ヤブミョウガの白い花はそろそろおしまい。
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それにしても暑すぎ。まだ梅雨があけないのかなー


by sustena | 2017-07-17 17:10 | 小さな自然 | Comments(0)
2011年 09月 19日

形態の生命誌

c0155474_005327.jpgもううんと前になるけれど、生命科学界のインディ・ジョーンズと呼ばれる長沼毅先生の「形態の生命誌-なぜ生物にカタチがあるのか」(2011年7月刊 新潮選書)がめちゃおもしろかった。
読んだ。

ヒマワリの花はなぜ美しい螺旋を描いているのか?シマウマや熱帯魚はどうして「アニマル柄」なのか?体節から生えてくる昆虫の翅の起源はなにか?など、「生命が織りなす形」の法則性や奇妙きてれつな進化について、さまざまなカタチをつくり出してきた生命の歴史をひもときつつ、ときに最先端の進化発生学(エヴォデヴォ)を援用しながら探った本。
章立ては次の通り。

まえがぎ メタバイオロジー序説
第1章 イノチのカタチ―体節と左右相称
第2章 イノチの小部屋―細胞骨格の構造
第3章 不都合なカタチ―食道と気管
第4章 口のカタチ―タテグチかヨコグチか
第5章 不動の動のカタチ―植物の「原型」
第6章 数学的なカタチ―黄金比と螺旋
第7章 哲学的なカタチ―生成のアルゴリズム
第8章 模様のカタチ―チューリング・パターン
第9章 イノチをつくる散逸構造―ミツバチの巣の謎
第10章 カタチをつくる衝動―カメは甲羅を脱げるのか
第11章 逸脱したカタチ―天使の翼と昆虫の翅
第12章 カタチの原型―進化と発生のリズム

私がとくにおおお!と思ったのが、第4章である。

昭和36年生まれの長沼センセイは、仮面ライダーを見ていて、ずっと違和感があったのだという。仮面ライダーはトノサマバッタの脚力や感覚を移植した改造人間だが、どこかがバッタと違う。その違和感のもとに最近思い当たった。それは口だった。

仮面ライダーの口は横に切れていて上下に開く(=ヨコグチ)点が実に人間っぽいのだ。本来バッタの口は、縦に切れていて左右に開く「タテグチ」なのである!昆虫類でも甲殻類でもタテグチ。自然界は圧倒的にタテグチが多いらしい。
仮面ライダーばかりではない。エイリアンも、プレデターも人間と同じヨコグチだった。これが人間のイマジネーションの限界なんだろうか?と考えてしまう長沼センセイ。

さて、昆虫類の食性は、「噛む」と「吸う」に分けられる。タテグチでムシャムシャ食み、タテグチが対合した口吻をストローのように使って樹液や蜜液を吸う。ここで注意したいのは、昆虫の吸う仕組みは、私たちと違うこと。

私たちは肺をポンプのように使って口と鼻から空気を出し入れする。しかし、途中までは気道と食道が一緒なので肺の吸気力で飲食物を吸う。つまり「気食同道」である。一方、昆虫類は体表面に開いた気門という孔から空気を出し入れする気管呼吸であり、気道と食道が別々の「気食別道」。では昆虫がどのようにして液体を吸うかというと、単に毛細管現象にすぎない。・・こうして、顎のつくりがどうなっているのか、進化の過程でどのようにタテグチとヨコグチが分かれてきたのかを考察していく。途中を吹っ飛ばして紹介すると、ヨコグチは鰓由来、タテグチは脚由来。へーえ、知らなかったなぁ・・・・・・。

それと、昆虫の変態にあたって、蛹の段階では「容器と化した表皮の内部で、神経の一部と呼吸器系の組織を除いて大部分がドロドロに溶けてしまう」ことについては、ゲーテ以来のいまだ難問なんだそうだ。

フームフームとうなりながら読んでいたけど、読んで1カ月ほどたったら大部分を忘れてしまった。悲しい。
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公園のキツネノマゴには、一齢から終齢期までのキアゲハの幼虫がたくさんいた。あまりたくさんいると、ちょっとブキミ・・・。

by sustena | 2011-09-19 00:48 | 読んだ本のこと | Comments(10)
2011年 09月 18日

ハダカンボの桜の木

本日は秋に公園で行われるアートイベントの実行委員会。アーティストがどんな作品を企画しているのか、公園の設置予定場所に実際に出かけ、公園の管理事務所の人に説明する催しがあった。

最近は雑草を刈るのも無断ではダメなこと、杭を打つ際にも根を傷めないように注意しなければならないことなど、いろいろアドバイスをもらった。ほんの数センチ違うだけで、管理するのが神社だったり、区だったり、許可の取り方が違うことなど、戸外のアートイベントは実にたいへんそう。

アートとは関係ないけど、管理事務所の人によると、最近困っているのは、モンクロシャチホコの異常発生だという。桜の木の葉が軒並み食べられているというのだ。
そういえば、今年は赤くなる前にやけに葉がないサクラが多いと思っていたら、そいつのせいだったのか。フンがビッシリと落ちていて色が変わっているところもあった。途中でケムシをつかまえている管理の人がいて、バケツの中をのぞくと、3分の1もケムシでいっぱいで、モゾモゾうごめいていた。キャーッ。
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途中でアゲハ?がアーティストのスカートにとまって、なかなか飛び立たない。好きな植物と間違えたのかなぁ???
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赤トンボもいた。
めちゃ暑かったけど、やはりちょっぴり秋なのだった。
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by sustena | 2011-09-18 22:33 | 小さな自然 | Comments(0)
2011年 08月 27日

季節の変わり目

久しぶりに朝の公園に散歩に行く。
もうスイレンはすっかり花が小さくなってしまった。赤いほうの花はほとんどなくて、もう半月もしないうちに見納めだろうか。
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この時間にまだ飛び立っていないセミ。今年は夏の後半、なぜだかやたらとセミが目についたっけ。
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イヌビワの実が赤みを帯びてきた。こんなに小さいと、味はどうなんだろう。
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近くの寺でキンカンの花が。かわいらしい白い花。初めて見たよー。
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by sustena | 2011-08-27 15:14 | 小さな自然 | Comments(6)
2011年 08月 10日

セミの羽化

けさ公園に散歩に行ったら、降るようにセミが鳴いているなか、擬木にとまってジッとしているセミがいた。ほんとなら遅くとも明け方には羽化して、飛び立って一緒に鳴いてるはずなのに、出遅れてしまったのだろうか、まだ白っぽい。
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セミについては何年も土の中にいて、いったいどうやって今が出番だとわかるんだろうかとか、いろいろ疑問がわいてくる。穴を掘って出てくるのに、穴のまわりになぜ土がこぼれていないのか??というのもそのひとつである。ちょうど、このところモグラが威勢よくあちこちの土を盛り上げているから、なおさら疑問だったのだ。

でも、ネット検索とは便利なものである。

そもそもセミは地面から出てくるときに、いきなり穴をせっせと掘ってエイヤッと出てくるのではなく、もうそろそろ地表に出ようというちょっと前に、待機ために縦穴を掘り始めるのだそうだ。そして掘り進む際に、前足でギュッギュッと土を壁に押しつけるようにして自分の体液を使って土を固めるらしい。したからすりすりと土を落とす上、固めちゃうから地表に土はこぼれないのだ。ちなみに穴を掘り進めるときには、植物などの根っこから水分をたっぷり吸収して準備するんだそうで、縦穴を掘って水分を使い果たしてしまった幼虫をふたたび土の中に戻したら、土を固めることができずに死んでしまった、なんて話がファーブル昆虫記にのってるそーです。まったく覚えてないんだけど。

つまりこの時期、地表にぼこぼこセミの穴があいているけれども、セミが出てきた穴だけでなく、これから出てくるための穴もあるのである。待機中の穴は、直径が5ミリから8ミリくらいと小さい。直径が1センチぐらいのものは、もう出ちゃった穴なのだ。(ちなみに、小さいとアリの穴と迷ってしまうと思う人もいるかもしれないけれど、アリの場合は巣を掘り進むときに土を外に出しちゃう。一方セミの場合はぽっかり開いた穴、これで見分けがつく)

そんな穴を見つけて、地面から出てくる動画をアップしている人がいた。おもしろーい。




もひとつ疑問だったのは、地中から出てくるのにセミのヌケガラがなぜキレイなのかだったんだけど、それは先日このトシで初めてニイニイゼミの脱け殻をみつけて違いにガクゼンとして判明した。アブラゼミなどは乾燥した土地を好むセミで土が比較的乾いていること、そして殻がツルツルしているから土がつきにくいんだそうな。

by sustena | 2011-08-10 00:52 | 小さな自然 | Comments(4)
2011年 08月 03日

ようやくセミの声

今年はなかなかセミの声が聞こえなかった近くの公園でも、数日ぐらい前からようやくあちこちから聞こえるようになってきた。といっても、このところのいまいち寒い天気で、あんまり元気じゃない感じ。

そんなこんなでも地面のセミの穴はどんどん増えてるし、朝の散歩の時間に羽化したセミがじっとしていることも多い。
芙蓉の木はわかるんだけど、擬木にとまっているのはちと情けないなぁ・・と思っていたら、チェーンにとまっているものも。出てきた場所に近くて、つかまってさえいられるなら、基本的にどこでもいいのであろうか。
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家に戻ったら玄関前の植え込み近くにメスのカブトムシが。おや珍しい。
小学校のころは、夏になると学校の昼休みに近くの林でカズトムシをつかまえていたものだけれど。お隣りの小学生に教えてあげたら、さっそく虫かごに入れていた。
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by sustena | 2011-08-03 21:32 | 小さな自然 | Comments(12)
2011年 07月 18日

バルタン星人

なでしこジャパンの勝利を見終わって、朝食を食べてから近くの公園に散歩。もう暑い~。

きのうセミがないているのに気づき、アブラゼミではないから、ニイニイゼミあたりかな、とググってみると、「ニイニイゼミ、泥」なんていう検索ワードが目につく。そういえば、公園で見つけたバルタン星人みたいなセミの脱け殻も、ちょっと泥をかぶっていた風情だったなぁ。

なぜ泥で覆われているのかというと、いくつか解説があって、(1)幼虫が生存するのには湿気を多く含んだ土壌が必要で、泥が付きやすい (2)木の低い所で羽化するので、外敵から身を守るため保護色をかねて泥だらけに 、(3)幼虫の体表に体毛が多いので泥が付きやすい、(4)乾燥を防ぐためとあるんだけど、じゃをなんで油地ゼミのゆけ柄はあんなに透明感があってカラカラなのかがよくわからないなぁ・・・とおもったことだった。

けさは木の陰でカラスが地面をつついて遊んでいた。何をしてるのかなぁとしげしげ眺めたら、私の視線を嫌ってか飛び去ってしまった。あとはと見ると、何やらうごめいている。見ると、カブトムシの雄がひっくり返ってあわわと騒いでいるのだった。いまのカラスにつつかれたものらしい。逆さにしてやると、カラスに襲撃されたあとか? なんだかカワイそうなのであった。
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by sustena | 2011-07-18 20:44 | 小さな自然 | Comments(16)
2008年 08月 23日

まずマクロをチェック

LX3、直感的にいろいろ操作ができるんだけど、インテリジェント・オートがなかなかクセモノ。まずはオートを試そうとして、横のAF/マクロ/MFスイッチをマクロに合わせたのだが、なぜか花マークがつかない。ヘンダナーと思っていたら、マクロ圏内に近づくと、ちゃんと花マークになるのだった。どのモードが適切か、カメラが勝手に判断するんだって。あな、おそろし。

とりあえず、Pモードで、セミと手近な木にうーんと近づいてパチリ。設定はデフォルト。
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LX3  F/2 1 /20秒 露出0ステップ ISO 80 Pモード
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LX3  F/2 1 /40秒 露出0ステップ ISO 80 Pモード

どーということもない写真だけど、GRデジタルとの色の違いは明らか。

by sustena | 2008-08-23 20:38 | LX3 | Comments(0)