タグ:京都 ( 75 ) タグの人気記事


2016年 12月 09日

先斗町で歌舞伎

今回の京都ツアーの第一の目的は、先斗町歌舞練場「吉例顔見世興行」の仁左衛門を観ること。
例年、顔見世の舞台となる京都南座は工事のため休館中だが、まねきだけは掲げられていた。
c0155474_2335315.jpg

先斗町歌舞練場は南座から歩いて5分ほどの鴨川ぞい。
c0155474_2344134.jpg

こちらは、シンプルな正面。
c0155474_2351371.jpg

大正14年(1925年)に着工し、昭和2年(1927年)に完成した劇場で、毎年5月の鴨川をどりはここで行われる。 鉄筋コンクリート造り、地上四階、地下一階。屋根には中国の蘭陵王の舞楽面を型取った鬼瓦がある。いかにも昭和って雰囲気の劇場で、舞台と客席がすごく近かった。
c0155474_2385064.jpg

c0155474_239199.jpg

c0155474_239275.jpg


さて、京都に着いた日は、1階花道近くの前の方の席で第三部を、翌日は二階で第二部を見た。
演目はこの通り。
c0155474_22553919.jpg

二部が 「菅原伝授手習鑑より車引」と「廓文章より吉田屋」。ちなみに、この吉田屋の劇中で、雀右衛門の襲名口上がある。雀右衛門の口上は、今年これで3回目。雀右衛門の追っかけをやったみたいだー。
そして、「三升曲輪傘売」。傘売り三すじの綱吉実は石川五右衛門を海老蔵が演じるのだが、次から次へと傘をひょいひょく出して、ほとんど手品みたいなのだった。

三部が、「双蝶々曲輪日記から引窓」と、「京鹿子娘道成寺─鐘供養より押戻しまで」。

どちらも、仁左衛門がもう最高で、こんな甘ったれのボンボンで色気があって、スネスネしてサマになる伊左衛門は、このひとをおいていないという気がする。雀右衛門の夕霧は美しかったー。
引窓の南方十次兵衛も絶品。泣けちゃうなー。

この日の夜は、京都在住の知人に、先斗町のおばんざいやに連れて行ってもらった。司馬遼太郎も愛したところで、雰囲気がすばらしかった。もちろん、味も。タニシを初めて食べた。

by sustena | 2016-12-09 23:14 | Theatre/Cinema | Comments(5)
2016年 12月 06日

何必館「田原桂一光画展」

京都に着いた日は、夕方の開演まで間があったので、祇園のバス停近くの何必館 京都現代美術館で開催中の「田原桂一 光画展」を見た。
c0155474_23542958.jpg

若いころ、田原桂一の窓シリーズや、世紀末建築シリーズは、大好きな写真のひとつだった。懐かしい!と足を運んだのだ。

今回展示されていたのは、「都市」「窓」「エクラ」「ヌード」「トルソー」の5つのシリーズを中心に約60点。プラチナプリントで和紙? に焼き付けられたモノクロの写真は、写真というより、まるで水墨画のような陰影。
そして、彫刻の一部を撮ったトルソーシリーズなどは、彫刻とは思えないなまめかしさだった。

写真が展示されていたのは、1階、2階、3階と5階。5階には光庭と茶室があり、観賞者も少なく、四条の繁華街とは思えない静けさで、ゆったり過ごせる。地下は北大路魯山人の作品室で、大小さまざまな器にウットリしちゃったなぁ。
c0155474_041463.jpg

c0155474_04262.jpg
c0155474_043758.jpg
c0155474_044538.jpg


by sustena | 2016-12-06 00:04 | Art/Museum | Comments(2)
2016年 12月 04日

単管バリケード

JRの嵯峨嵐山駅から常寂光寺に向かう途中で見かけた工事中の安全柵の単管バリケード、動物以外に、こんなのがあったとは知らなかったなー。キティちゃん以来の発見。
c0155474_2355441.jpg


by sustena | 2016-12-04 23:55 | | Comments(6)
2016年 12月 04日

名残の紅葉

1泊2日で京都に行ってきた。目的は、先斗町での歌舞伎見物である。

今年は京都南座が工事で、例年師走に行われる東西合同の顔見世興行が、先斗町歌舞練場での開催となったのだ。昭和の香りのする小さい劇場。しかも大好きな仁左衛門が出る! 第三部では引窓の十次兵衛役。いい席がゲットできたので、翌日は第二部(こちらは仁左衛門は、廓文章の伊左衛門役)を観ることにし、JR東海の、行きはこだま、帰りはのぞみで、なんと宿泊込みで2万500円というパックを予約して出かけたのだった。

2日目の午前中はヒマだったので、もうすっかり紅葉はオシマイとは承知のうえで、嵐山に足をのばした。
常寂光寺はこんな感じ。
c0155474_23223393.jpg

ごくたまにきれいな色のモミジがあるので、それを撮っても、いったいどこなのかわかりゃしないよね。
c0155474_23233369.jpg

c0155474_23234812.jpg

竹林がキレイだったな。
c0155474_23332324.jpg

小高いところからボケッと見渡していたら、ネコが近寄ってきた。
こっちを向いて・・と声をかけたが、まったく無視されてしまったよ。
c0155474_23345077.jpg

c0155474_23351817.jpg

c0155474_23353378.jpg

二尊院もほとんど紅葉は散っていて、かわりというわけじゃないけど、すいてたので、幸福の鐘を撞いてきた。ゴォーンのあとの余韻がとっても長いのだった。
c0155474_233773.jpg

宝筐院は、盛りを過ぎてはいたものの、まだ紅葉がいくばくか残っていて、観光客が歓声をあげていた。
c0155474_23401748.jpg

c0155474_23403733.jpg

ところで、落柿舎にはこれまで中に入ったことがなかったんだけど、柿が見事だったので入ってみた。
c0155474_23422253.jpg

c0155474_23423752.jpg

c0155474_2342585.jpg

c0155474_23432578.jpg

庭にいくつか句碑が立っていて、虚子の
『凡そ(およそ)天下に去来ほどの小さき墓に詣りけり』
が気に入ったので、近くの去来の墓に出向くと、ほんとうに小さくて好ましい墓でありました。
c0155474_234634100.jpg


by sustena | 2016-12-04 23:46 | | Comments(4)
2016年 08月 15日

「あの時みんな熱かった!アンフォルメルと日本の美術」

c0155474_23412699.jpg京都国立近代美術館に出かけたホントのお目当ては、「あの時みんな熱かった!アンフォルメルと日本の美術」展だった。

「アンフォルメル」というのは、美術評論家ミシェル・タピエが第二次大戦後しばらくの欧米の最新の美術作品群の中から、作者の行為(アクション)の痕跡や鮮烈な色彩、素材そのものの生々しい物質感を強調したアートなどをセレクトして名づけたもので、日本語では「未定形の芸術」、つまり、混沌とした未分化なエネルギーに満ちたアートのこと。(ジョルジュ・マチューやポール・ジェンキンス、フォンタナ、カレル・アぺル、マーク・トビー、サム・フランシス、ジャン・デュビュッフェら)。それが1956(昭和31)年に日本に入り、戦後の気分から高度成長期に突入しようというときにピタッときたんだろうなぁ、洋画や彫刻だけでなく、日本画や陶芸、生け花までもが、熱さにやられたような表現が、日本中を席巻しちゃったのだ。
(当時「アンフォルメル台風」「アンフォルメル・ショック」などとも呼ばれたんだって)

展覧会ではアンフォルメルが当時とその後の日本美術にどんな影響を与えたのか、約100点の作品を以下の5つの章立てて紹介。

第1章 ミシェル・タピエとアンフォルメル
1-2 アンフォルメルと日本
第2章 身体・アクション・線の流動
2-1 書との親和性
2-2 アクションが吸収したもの
第3章 原始・生命・生態的イメージ
第4章 反復・集合・覆われる画面
第5章 マチエール・物質

こんなひとたちの作品です。知らない名前のひとも多いなー。
c0155474_024134.jpg

天井からつり下げられたロープにぶら下がって描いたり、ソロバンや番傘、マッサージ機を使ってオートマチックに描いてみたり、ドリルを使ったり、アクションだけでも実にいろんなバリエーョンがあって、当時はなんとも切実だったのか、エイヤッて気分だったのか、芸術家の作風の変遷を想いながら見ているとなんだかせつないのだった。
c0155474_021631.jpg

コレクョン展ではこの「アンフォルメルと日本の美術」に関連した展示(堂本印象って、四条派から抽象絵画まで、作風の幅がめちゃめちゃ広いんだね)、昨年度収蔵の「ウィーン世紀末のグラフィック」コレクションから、グスタフ・クリムト、エゴン・シーレ、オスカー・ココシュカの素描と版画が並んでいてうれしい♪
c0155474_052712.jpg

このほか、大正時代の絵画、写真ではE・ユージン・スミスの「水俣」シリーズ。いろんなものを持ってるんだなぁ。

お昼は、美術館のレストランで。京湯葉と厚野菜とキムチの冷製生パスタをいただく。わりとマルです。
c0155474_0103370.jpg


by sustena | 2016-08-15 00:10 | Art/Museum | Comments(2)
2016年 08月 14日

七彩に集った作家たち

京都国立近代美術館にマネキンがいっぱいあったのはなぜかというと、ちょうどコレクション・ギャラリーの小企画として、「キュレトリアル・スタディズ11:七彩に集った作家たち」をやっていたからなのだった。

これは、1946年7月京都で設立されたマネキンの会社「有限会社 七彩工芸」(現・株式会社七彩)のマネキンの歴史をたどったもので、同社の社長は彫刻家でもあった向井良吉。東京美術学校彫刻科出身で、彼のもとに多くの美術家が集ったのだという。
そんなアーティストたちは1959年3月に「火の芸術の会」という展覧会を開催。この会で展示された岡本太郎、柳原義達、難波田龍起などの小品や向井の制作したマネキンが展示されていて、あの時代の空気みたいなものが伝わってきた。
c0155474_17415053.jpg
c0155474_17415932.jpg
c0155474_1742926.jpg
c0155474_17421874.jpg
c0155474_17422563.jpg
c0155474_17423436.jpg

1970年には、生身の人間の型を目を見開いたまま、そのままとっちゃう「FCR (Flesh Cast Reproduction) 」という技法によるマネキンが登場。1975年に岡本太郎がモデルになったときの制作の様子の映像が興味深かった。
c0155474_17424180.jpg

チラシ(というより、開くとポスターサイズ)がカッコよかった。
c0155474_239686.jpg
c0155474_2392021.jpg


by sustena | 2016-08-14 23:27 | Comments(0)
2016年 08月 11日

マネキンがいっぱい─京都国立近代美術館

翌朝、京都国立近代美術館に出かけた。
七彩工芸のマネキンがあちこちに!
c0155474_23174278.jpg
c0155474_23175150.jpg
c0155474_2318043.jpg
c0155474_23181137.jpg
c0155474_23181985.jpg
c0155474_23182823.jpg
c0155474_23183530.jpg

受付にまで・・・・。
c0155474_23184518.jpg
c0155474_231855100.jpg

この展覧会の話はまたこんど。

by sustena | 2016-08-11 23:19 | Art/Museum | Comments(2)
2016年 08月 11日

初めての京都タワー

出張から戻っても、なんだかテンテコマイしていて、ようやくちょっと一息。
遅ればせながら京都の出張の写真をPCに取り込んだ。さてさて、最近関西方面の出張で、9割方ドタキャンがないと思われるケースは、経費節約のために、JR東海ツアーズのパックを利用している。

今回もそれで、なんと、京都タワー展望台がセットになっていたので、取材後にホテルにチェックインしたあとで、のぼってみた。京都タワーは京都に来るたび、外からはいつも見ているけど、のぼったことはなかった。
地上131メートル、世界一高い「無鉄骨建築」なんだって。
こんなゆるキャラもいた。
c0155474_22565131.jpg

平日夕方、外国の旅行者と日本人と半々ぐらいかな?360度ぐるりと見渡せて、気持ちイイ。
c0155474_2258291.jpg

京都駅を見下ろす
c0155474_22584486.jpg

イッキに暗くなっていく。
c0155474_2259116.jpg

夕食は、ここんところ探すのがめんどうくさくて、いつもの接方来にて。
長芋とろろのチーズグラタンが美味。今度家でもつくってみよう。
c0155474_2301531.jpg


by sustena | 2016-08-11 23:00 | | Comments(0)
2016年 08月 02日

京都なう

出張で京都に来てる。取材が終わりいまホテルにチェックインしたところ。

c0155474_18103847.jpeg

先々週の金曜は名古屋、翌日は地元の小学校のイベント、続いて月曜と火曜は大阪で芝居その他を見て、1日置いて木金は熊本、土日は18時から21時まで盆踊りで、近くの商店会の踊り隊の一員として櫓で踊り、火水と京都で、今週金と土曜は、サイエンス関係のイベント事務局。。。と、ここんとこ、てんてこまい。

そんななか、出張で出かけた熊本でLX100をなくしたと思って、あちこち問い合わせしたけれど届け出がないというので落ち込んでいたら、取材に一緒に出かけたライターが持ってたことがわかり、ホッ。

なんだかなーのsustenaでした。






by sustena | 2016-08-02 18:11 | | Comments(3)
2016年 07月 03日

桔梗を見に

伊藤若冲を見たあとは、とくにこれといった予定もなかったんだけど、帰りの新幹線にまだ時間があったので、京都駅の観光案内所で桔梗が見ごろとあった、2つの寺を訪れた。

ひとつは、妙心寺の退蔵院である。ここは、狩野元信が作庭した「元信の庭」や、池泉回遊式庭園「余香苑」が見どころとされていて、庭園内には四季折々の花が咲くというので、桔梗が咲き乱れているのかなと思ったら、陰陽の庭の陽のねうに一株、ひょうたん池のところに一株あるだけだった。これで見ごろにリストアップずくんじゃないよー(涙)。他に、アジサイとスイレン、蓮が咲いてました。
c0155474_1511645.jpg

c0155474_1513122.jpg

c0155474_1515859.jpg

c0155474_1514330.jpg

それじゃあ、同じ妙心寺の敷地内にある東林院で沙羅をみようと思ったら、入場するのに1600円だったか1800円かかるという。で、沙羅はどれくらい咲いているの、と聞いたら、もうほとんどオシマイだ、というので、ここはやめて、京都御苑の近くの、紫式部邸宅趾廬山寺へ。
c0155474_1521947.jpg

ここは、何かアピールポイントをつくろうと、源氏庭に桔梗を植えたに違いない。ちょうど見ごろ。でも、花がみーんなあっちを向いているのがちょっと悲しかったな。
c0155474_1523118.jpg

c0155474_1524563.jpg

白い桔梗もありました。
c0155474_153586.jpg

まったく関係ないけれど、前日に黒豚とパッションプルーツのサラダというのを食べた。パッションフルーツを入れるなんて、ぜいたくー。
c0155474_1544157.jpg


by sustena | 2016-07-03 15:04 | | Comments(3)