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2017年 07月 17日

国立新美術館「ジャコメッティ展」

c0155474_11142660.jpg国立新美術館のジャコメッティ展の招待券をいただいたので見てきた。

昔、ジャコメッティの彫刻のように、精神だけで生きてるようなカトンボみたいになりたいなーと夢想してたんだけど、今回まとまってジャコメッティの作品を見たら、もちろん細ーいんだけど、あっ、肉体だって思ったなー。

今回は、おおむね時系列にそって、初期から晩年まで作品約135点(彫刻50、絵画5、素描と版画80点)が並ぶ。
展覧会の構成は、1.初期・キュビスム・シュルレアリスム、2.小像、3.女性立像、4.群像、5.書物のための下絵、6.モデルを前にした制作、7.マーク家との交流、8.矢内原伊作、9.パリの街とアトリエ、10.犬と猫、11.スタンパ、ヴェネツィアの女、12.チェース・マンハッタン銀行のプロジェクト、15.ジャコメッティと同時代の詩人たち、16.終わりなきパリ

初期のころの作品や素描などこれまで見たことがなかったので新鮮。キュビスムやアフリカやオセアニアの仮面などに影響を受けたこと、「見えるものを見えるままに」とモデルとの距離感や空間全体でのつかみかたに苦闘し、どんどん小さくなっていってほんの数センチの小さな人物像になってしまったり、複数の人物像を組み合わせて配置してみたり。

デッサンなどもものすごーーく時間をかけたんだそうだ。

圧巻は「ヴェネツィアの女」シリーズの9点 。つくる過程で、気に入ったプロポーションやかたちのものができると、その都度、弟に型をとらせていたんだって。
大きさも、フォルムも微妙に違う女たち、それぞれの姿に見入っちゃった。

チェース・マンハッタン銀行の依頼を受けて、ニューヨークの広場のために制作された《歩く男Ⅰ》《女性立像Ⅱ》《大きな頭部》が並んだ部屋は撮影OKだった。
このところ撮影できるところも増えたけれど、シャッター音はちょっとうるさいよね。スマホで撮る人が多いから仕方ないけど。
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展覧会のあとは誓うの中華料理屋でランチ。この日は定食ではなく、エビとトマトと卵の冷麺と、ゴーヤと豚肉辛み炒温麺を頼み知人とシェア。
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# by sustena | 2017-07-17 17:34 | Art/Museum | Comments(2)
2017年 07月 17日

朝の公園

今年はセミが鳴き始めるのが早いような気がする。
このセミを見つけたのは7月9日。
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次いで、このセミが7月14日。
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ムクドリもやけに多い。いつもは3日ぐらいで、どこか別のねぐらにいってしまうのに、この夏はずーっと滞在している。
けさはセミをゲットして、自分ひとりのものだとウロウロしているムクがいた。
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ヤブミョウガの白い花はそろそろおしまい。
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それにしても暑すぎ。まだ梅雨があけないのかなー


# by sustena | 2017-07-17 17:10 | 小さな自然 | Comments(0)
2017年 07月 17日

国立劇場 歌舞伎鑑賞教室「一條大蔵譚」

c0155474_16371447.jpg昨日、国立劇場で歌舞伎鑑賞教室を見てきた。切符の発売日はイタリア旅行中で、戻ってきてから見たら、2階席や3階席しか空いていなかったのであきらめていたのだが、1週間前に見たら、7列目の真ん中が空いていた。ラッキー♪

一條大蔵譚は仁左衛門と、吉右衛門が演じたのを見たことがある。菊之助は初役で、作り阿呆がどの程度フィットするのか、というのが興味あるところ。

鑑賞教室では歌舞伎初心者向けに25分ほど解説がある。案内をつとめたのは坂東亀蔵で、黒御簾をあけて、芝居中の音楽を紹介したり(黒御簾はオーケストラピットで、場面ごとのBGMを演じるという説明がよかった)

そうそう登場シーンでは、回り舞台とセリの骨組みの上に乗って登場、なかなかカッコよかった。
女形の工夫、ツケの紹介、ミエはストップモーションやクローズアップのようなものであること、義太夫とあわせての「本朝廿四孝」のセリフ廻しと、すべて7てそろっての「国姓爺合戦」の虎との立ち回り(虎クン、キレのある動き!)のシーン、そして一條大蔵譚の背景説明と、ぎゅーっと詰まった解説でgoodでした。

さて、お目当ての一條大蔵譚、菊之助は、檜垣茶屋の場の出はめちゃ初々しい、子供みたいな大蔵卿。吉右衛門に言われて、息子の様子と観察したらしいけれども、ちょっとあまりにひよわな感じ。それが、「大蔵館奥殿の場」で、本性を出したときのキリッとしたお公家ぶり!
ここで作り阿呆になったときの表情が悲しみをたたえていて、よかったー。

(主な配役)
一條大蔵卿長成  尾 上 菊 之 助
常盤御前       中 村 梅   枝
鬼次郎女房お京  尾 上 右   近
吉岡鬼次郎     坂 東 彦 三 郎
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# by sustena | 2017-07-17 16:58 | Comments(0)
2017年 07月 04日

ありがとう、トニ・エルドマン

c0155474_20382850.jpg先日、シネスイッチ銀座で、「ありがとう、トニ・エルドマン」というドイツ映画を見た。ドイツ映画なんて、久しぶり!

長いけど、いい映画だと聞いていたのだが、映画館の時間表を見たら、初回が10:00、次回が12:15とある。なんだ、フツーじゃん・・と思ってたら、見終わったあともう一度確かめると、初回は別のフロアで上映なのだった。
正確な上映時間は162分。でも、長いという感じはほとんどしなかった。

ストーリーをざっくり記すと。

宅配便のお兄ちゃん相手に一人二役を演じてみせたりする悪ふざけ好きなヴィンフリート。ルーマニアで石油会社のコンサルをしている娘・イネスが、たまの休みに帰ってきても仕事ばかりしてるのが心配でたまらない。愛犬が死んだこともあり、休みをとって連絡もせずに娘の勤務先に突然あらわれる。やむなく、大事なクライアントにアプローチするための夜のパーティに父親を連れていくイネス。ところが、父親の冗談にヒヤヒヤもの! やっと帰ってくれたと思ったら、なんと父親は、トニ・エルドマンの別名でヘンテコなカツラと入れ歯で、イネスの女子会の現場や勤務先に出没するのだ・・・・。

こんな父親がいたら、メチャうざったいと思うけれども、ペーター・シモニスチェクは実に茶目っ気たっぷりで、仕事に追われてギスギスしてるイネスの心に、いくつもの石を投げ込んでいく。

パーティでちょっと立ち話をしただけの家に父親がおしかけ、そこでイネスが歌うハメになう、ホイットニー・ヒューストンの「GREATEST LOVE OF ALL」がいい。イネスの誕生日パーティーに登場する、毛むくじゃらのクケリのインパクトときたら!

父と娘のやりとりに、まだまだ続いてもいいと思っているうちにエンディング。
ささくれだった気持ちがふわーっと溶けていくような映画だったな。
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監督・・・・マーレン・アーデ

ヴィンフリート/トニ・エルドマン・・・・ペーター・シモニスチェク
イネス・・・・サンドラ・フラー
ヘンネベルク・・・・ミヒャエル・ビッテンボルン
ゲラルト・・・・トーマス・ロイブル
ティム・・・・トリスタン・ピュッター
タチアナ・・・・ハデビック・ミニス
ステフ・・・・ルーシー・ラッセル
アンカ・・・・イングリッド・ビス
イリエスク・・・・ブラド・イバノフ
フラヴィア・・・・ビクトリア・コチアシュ

原題 Toni Erdmann
製作年2016年
製作国ドイツ・オーストリア合作
配給ビターズ・エンド
上映時間162分


# by sustena | 2017-07-04 20:52 | Theatre/Cinema | Comments(0)
2017年 07月 03日

トレニタリアでの旅──イタリア旅日記#3

今回、都市間の移動は、海岸沿いの世界遺産のモンテロッサーポルトヴェネーレ間を除き、基本は鉄道。利用したのは、イタリアの大部分をカバーしているトレニタリア(Trenitalia)だ。

40年前は、トーマスクックの時刻表を片手に、明日はどこへ行こうかと、その日の気分次第の旅だったけど(もっともファーストクラスを使える2ヵ月間有効のユーレイルパスを持っていたし、どこへ行くのも今ほど混んでいなかったので、気分次第でもまったく問題はなかった)、今回はホテルとあわせて、ほとんどの列車をwebで予約。。同じ区間でも、時間帯や日にちによって価格が違うから、行程と予算とをにらみあわせて、希望の列車をクリックすればOK。座席指定もできるしね。予約したものをプリントアウトするか、スマホなどを持っていたらそれにデータ入れておけばいい。なんて簡単になったんだろう!
(ところでトレニタリアの日本語のサイトは、手数料が加わるためか、英語のサイトより割高。鉄道でのイタリア旅行を計画している人は、英語のサイトで予約すべし)

時間がわかっていて、チケットさえゲットしていれば、あとは実にラクチン。
日本の駅よりよほどわかりやすいのではないかなぁ。
飛行機と一緒で、出発時間別に、列車番号や行先がボードにずらーっと一覧になっている。ホームが決まり次第、出発ホームの番号が表示されるから、そこで待てばよろしい。
日本だと、どの方向/ルートかによって、いちいち専用のボードをチェックしなければならないから、目的の路線の表示がどこにあるかを探さなきゃならない。しかもホームもあちこちにある。新宿駅や東京駅、上野駅なんで、初めて利用しようとする人にとっては、ちょっとした迷宮なんじゃないかしらん。

気持ちがいいのは、ミラノ中央駅である。天井が高くて大きなアーケードが美しい!ホームが順にズラッと並んでいるから間違えっこない。
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今回利用した列車は、けっこう年季の入ったものばかり。大胆に落書きがあるものもいっぱいあったなぁ。
フレンツェの駅近くの建物や塀などは、グラフィテxだらけだったし。
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アッシジで列車の到着を待つ乗客。こんな風景はどこも一緒。
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今回、一番の長旅はアッシジからフィレンツェで乗り換えてベネチアまで。でも、窓から外を眺めていて、飽きることがなかったなー。
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# by sustena | 2017-07-03 16:56 | | Comments(6)
2017年 07月 02日

山田洋次監督「家族はつらいよ2」

c0155474_16000850.jpg昨日、山田洋次監督の「家族はつらいよ2」を見る。

「東京家族」、「家族はつらいよ」と見てきているので(正確にいうと、登場人物はかなり共通しているけど、「東京家族」と、「家族」では、主人公の名前がビミョーに違うのだ)、続編はやはり見なくちゃというわけで。

いやぁ手慣れたものであります。しかも笑いの質といい、笑えて泣けてしんみりと共感しちゃうところ、うまいなぁ。

今回は、トシをとって運転があぶなっかしくなってきた周造の運転免許返上問題。むろん、周造は運転に自信満々で返上する気なんてない。オーロラを観に北欧に出かけた妻の留守に、行きつけの飲み屋のかよを誘って昼食に出たとき、高校時代の同級生、サッカー部のゴールキーパーをしていた丸田を見つける。丸田は事業に失敗して30年、音信不通だったのだ。

こうして、運転免許の話だけで2時間持たせるのかと思っていたら、下流老人問題や孤独死といったお話に突入していく。

といっても、声高にメッセージするんじゃなくて、じわーんとダシみたいにきいてる。
蒼井優の母親が、老いてぼけた母親を介護しながら、一人でラーメンをすする場面が印象に残ったな。

家族はうっとおしくて、いろいろメンドくさいんだけど、やっぱりいいよねぇ、とほんわかしちゃう映画なのだった。
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平田周造・・・・橋爪功
吉行和子・・・・平田富子
◆長男一家
平田幸之助・・・・西村雅彦
平田史枝・・・・夏川結衣
平田謙一・・・・ 中村鷹之資
平田信介・・・・丸山歩夢
◆長女夫婦
金井成子・・・・中嶋朋子
金井泰蔵・・・・林家正蔵
◆二男夫婦
平田庄太・・・・妻夫木聡
間宮憲子・・・・蒼井優

周造のいきつけの飲み屋のおかみ
かよ・・・・風吹ジュン
周造の高校時代の友人
向井・・・・有薗芳記
丸田吟平・・・・小林稔侍
丸田の部屋をかたづける女・・・・広岡由里子(不思議な存在感)
鰻屋・・・・徳永ゆうき (いるだけで楽しいキャラだなー)
丸太の派遣先の社員・・・・近藤公園
刑事・・・・劇団ひとり
火葬場職員・・・・笑福亭鶴瓶(ハマりすぎ)

監督 山田洋次 脚本 山田洋次+平松恵美子
音楽 久石譲 タイトルデザイン 横尾忠則

2017年松竹113分


# by sustena | 2017-07-02 16:01 | Theatre/Cinema | Comments(0)
2017年 07月 02日

ドライトマトの研究

イタリアでドライトマトを買い込んだ。知人にみやげに配ったりもしたんだけど、日持ちがするので自分用にもたっぷりと取り置きしておいたのを、パスタやスープだけでなく、いろいろ試しているこのごろ。
最後にミラノ駅のスーパーで買ったドライトマトは、比較的塩味がきつかったんだけど、梅干し感覚で使ってもおいしいかもしれない、とひらめいてつくってみたのが、チリメンジャコと卵とドライトマトのチャーハン。ピーマンをお好みで。これがけっこういけました。

むろん、単純にいり卵に混ぜてもいいし、胡瓜の薄切りとあえてもいいし、日向夏と枝豆と一緒にまぜても美しい。
昨晩は、ゴーヤーチャンプルに入れてみました。証拠写真だよー。
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油を使わない丸元淑生ふう。最初にビタクラフトで豆腐の水気を飛ばしてから、スライスしてちょっと塩をふったゴーヤを加えて、いつもは鰹の削り節を加えてしょうゆをちょっとたらすところを、削り節をやめてゴーヤと一緒にドライトマトを加えただけ。

写真だとトウガラシみたいだね。けっこうマルでしたー。


# by sustena | 2017-07-02 15:30 | 食べ物 | Comments(2)
2017年 06月 30日

第11回 shiseido art egg 「月と蛹」沖潤子展

銀座の資生堂ギャラリーで、第11回「shiseido art egg」展が開かれている。
2006年から始まった新進アーティストの活動を支援する公募展で、毎年3名のアーティストの作品が展示されている。

今回は、第11回の二人目。古い布などに、独自の手法の刺繍を施す沖潤子さんの個展だ。タイトルは「月と蛹」

刺繍するのは風呂敷や東北地方の商家ののれん、襦袢、東北地方の野良着、寝間着の帯、フランスのキッチンクロス。小展示室では樹脂に針をいくつも刺したオブジェ、刺繍が少しずつ進んでいく様子をスライドショーで見せる。

ものすごく細かい刺繍で、いったいどれくらい時間がかかるのかとクラクラしてしまいそう。しかも、長い時間を経てきた古布に、針を刺していくわけで、新たな生命が宿っていく営みでもある。

1点1点がつるされ、床に広がるシルエットもとても美しい。いろんな時間がヒタヒタと忍び寄ってきて、陶然となっちゃう。受付からみて右手奥のキッチンクロスと韓国の儀式用装束残布に刺繍した作品が、まるで繊細な日の丸のようでドキっとしちゃった。
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オススメ。7月23日まで。

ランチは近くのNORTHERN TERRACE DINER TOKYOで。野菜ビュッフェとスープ、パンのセットで950円なり。野菜はコリンキーや紅芯大根の薄切り、長芋のコンフィにサツマイモ、パプリカのソテーなどいろいろ。ビーツの冷製スープ(ジュレ入り)がおいしかったなー。税込で950円也。
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# by sustena | 2017-06-30 17:05 | Art/Museum | Comments(2)
2017年 06月 30日

森山大道「Pretty Woman」

銀座のAkio Nagasawaギャラリーで、森山大道の「Pretty Woman」展が開催されているので、ランチのついでに見てきた。

エレベーターでビルの6階に上がり、ドアをあけるとまず目に飛び込んでくるのが、「成功への道、ホスト募集中」という、ド派手な黄色の地に黒と赤字で書かれたポスターの前で写真を撮っている森山大道。それが壁いっぱいのサイズにプリントされてる。

その写真の隣や、続く部屋には、この1年の間に主に東京の路上で撮られたという、大小さまざまに組み合わされたスナップが天井や柱いっぱいに、これでもかという具合に並んでて、まさに森山ワールド。

ゴタゴタして、小汚い都会の膿みたいな場所や、肉がはみだしているような女の人の臀部がどどーんと迫ってくるような写真ばかりで、もっと部屋があったら、どんどん増殖していきそうな勢い。

むわーっとした湿ったナマっぽい空気にまとわりつかれたような気分になって、うーむ、この季節だからじゃないよね。いくつになっても変わらない大道サンなのだった。

9月17日まで。

ギャラリーの近く。
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# by sustena | 2017-06-30 11:06 | Art/Museum | Comments(4)