2012年 11月 07日
休日出勤の代休を月曜日に取って、紅葉戦線真っ只中と思われる日光に行く。 紅葉シーズンには行ったことがなくて、東照宮もン十年ぶりで、ほとんど初めて見たような気がするほどだ。東照宮は、かつてはコテコテの悪趣味の代名詞みたいにいわれてて、そんな固定観念で見ていたのだけれども、それは誤った先入観で目が曇らされているのであって、めちゃすばらしい~♪ つくとわけのわからないうちに共通拝観券を買うことになって、修理中の輪王寺を見たり庭を見ているうちに、またたく間に時間が経ってしまう。 共通券には家康公の御墓所のある奥宮は含まれていないのだが、眠り猫を見るためには買わなきゃいけない。 眠り猫を見たあと、奥宮には階段を200段上らなければたどり着けない。連れが「まだ退院して2カ月経っていないのに大丈夫?」と心配してくれるが、なーに、たぶん平ちゃらである。 結局、トットットッと先に上ってしまった。(連れには、心配して存した、と言われた)途中でへばるころに、家康の「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず」という遺訓が掲げられていたのには笑った。 ところで東照宮には眠り猫のストラップのほか、干支の守り神や、鳴き龍の音色をまねた鈴だの、いろいろなみやげ物があって、案内のひとが必ず最後にその宣伝をする。商魂たくましい~と呆れたことであった。 輪王院の庭はおもいのほか興味深く、紅葉がキレイだった。 平日というのに、いろは坂の真ん中あたりで渋滞でストップ。土日はこんなもんじゃないだろうなぁ。ハイシーズンの世界遺産は、満員なのだった。 金精峠は雪が道の両脇にあり、「凍結注意」の看板があちこちに。このままイッキに冬に突入かなぁ・・・・。 #
by sustena
| 2012-11-07 21:58
| 旅
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2012年 11月 06日
退院以来、通勤のルートを替えて、自転車ではなくバスで荻窪まで出ている。 関東バスを使っているのだけれど、運転手後ろの掲示スペースが楽しい。近くの小学校の総合的な学習の時間の「くらしと伝統」 の授業で、児童たちが地域の魅力を紹介する商品を発表したポスターが展示されているからだ。 きょう見たのはこれ(ちゃんと写っていなくてゴメンナサイ)。 商品は「ももみくじ」。もむと桃の香りがするお守りが入っていて、おみくじは大吉・吉・ 凶の3種類。そして、緑が多くてみんなが明るい所!という地域の良さが書いてあるというしかけ。 うむ。近くの八幡宮で置いたらウケるかも・・・? ちなみに、この授業から生まれたももパンは、近くのパン屋さんが商品化し、ヒット商品となっている。 関東バスは定期的に児童の作品を掲示してくれてるし、運動会に運転手さんが参加してくれたこともある。今回の公園でのアートイベントのポスターも、掲出協力してくれてるのである。 エライッ! #
by sustena
| 2012-11-06 22:50
| 看板・サイン・ポスター
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2012年 11月 06日
このところずいぶんとご無沙汰してしまったのは、11月3日から近くの公園で開催中のアートイベントでてんてこまいだったから。春ごろからアーティストも交えて会合を重ね、夏過ぎからは地元の仲間とともにやるカフェとパフォーマンスの打ち合わせが続き、稽古して、ようやく幕を開けたのであります。 今年は15組のアーティストと7組のパフォーマーが参加。小学校の児童との共同作品もある。 一部を紹介すると──。 パフォーマンスも行われるメインステージ。 池の周囲にはポストが置かれている。フタを開けると、何やら楽しそうな雰囲気。 公園の木の上の方には、いろいろな椅子やブランコが。 何カ所かに置かれたキャンパスには木の影が映る。たしか「植物の映画」というタイトルだった。 巨大なカエルは白昼夢を見ているらしい。ほんとは池のそばに置きたかったのだが、地盤がヤワであるからと、池を見下ろす坂にひっそりといる。 私たちの芝居は、劇中劇として見世物小屋が出現。 ステージの大木?がタイムマシンに変身するのだが、この舞台は、わが息子も加わった青年部の作品。 見世物小屋の一部を紹介すると、これは一つ目小僧。まばたきもするんだよ。 アートイベントは23日までであります。 #
by sustena
| 2012-11-06 22:35
| つれづれ
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2012年 10月 31日
昨日、東京駅の八重洲口にあるクライアントで撮影があって立ち会いに出かけたついでに、ぐるっと丸の内側にまわって、この10月に復元工事を終えてお披露目されたばかりの東京駅丸の内駅舎を見に行く。 もう1カ月も経とうというのに、いまだけっこうな人出であります。 テレビのニュースでも何度も見たのに、わぁきれい~と撮ってしまう。 空中権をまわりのビルに売って、工事費のかなりの部分を捻出したそうだけど、離れてみると、やっぱり向こうの高いビルはハッキリいってジャマである。まぁ仕方がないのかもしれないけれど。 こーゆー場所でスケッチをしている人もちらほら。 ついでだから銀座まで歩いていくことにして、途中、三菱1号館のブリックスクエアにある「A16」というCalifornia Italianの店でランチ。スパッカテッレ かぼちゃと舞茸、ターサイ、ペコリーノとゆーパスタをいただく。 かぼちゃをねりこんであるマカロニに似たパスタ。変わった取り合わせだったよ。 #
by sustena
| 2012-10-31 23:28
| まち散歩
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2012年 10月 31日
これまた先日、新国立劇場で『リチャード三世』を見た。2009年秋に『ヘンリー六世』全3部9時間を一挙に見て、すごくよかったので、その続編で同じメンバーが集結するというので、楽しみにしてたのだった。 『リチャード三世』はこれまでも何度も見ているのでストーリーはよく知っている。畸形に生まれたリチャードが、世を呪い、奸智奸才と巧みな口先で王位を獲る。しかし、絶頂も束の間、ボズワースの平原でリッチモンドに破れ壮絶な最期を遂げるのである。 最大の興味は、前作で好演した岡本健一がどんなリチャード像を打ち出すのかだった。あの膨大なセリフを自分のものにしてたけど、強烈な悪の魅力にちと乏しかったな。(とくにヘンリー六世の棺を担いで舞台に登場するアンを口説き落とすシーンで、イッキに観衆もろともその魅力にひきずりこまなきゃいけないところがあと一歩だったような) 最後、落馬したリチャードが「馬をよこせ! 代わりに我が王国をくれてやる!」と叫ぶシーンで、中空に浮かんだ馬が木馬だったところ、なんだか母の愛の薄いリチャードの哀れさがくっきりする演出だった。演出でほーぉと思ったのは、今井朋彦が王子エドワードとヨーク公を腕にかぶせた小さな人形を使って演じわけたシーン。それと、最後のボズワーズの戦いで、リチャードの軍とリッチモンド伯ヘンリー(浦井健治がやっぱりLove &Peaceのひと)が回り舞台で屏風ひとつで背中あわせになってたところ。 それと個人的にいいなと思ったのは、幼い王子をロンドン塔で殺害したジェームズ・ティレル役の小長谷勝彦と、故ヨーク公未亡人倉野章子が出陣するリチャードに呪詛の言葉を投げかける場面の存在感。マーガレットの呪いは中嶋朋子のセリフがすっと耳に入ってきた。口跡のよいひと。 翻訳/小田島雄志 演出/鵜山 仁 岡本健一/リチャード三世 中嶋朋子/マーガレット 浦井健治/リッチモンド伯ヘンリー 勝部演之/騎士ロバート・ブラッケンベリー 倉野章子/故ヨーク公未亡人。エドワード四世、リチャード三世の母 木下浩之/バッキンガム公 今井朋彦/エドワード四世 吉村 直/騎士リチャード・ラトクリフ リチャード三世の腹心 青木和宣/代書人/ヘースティングズ卿の起訴状を作成する 那須佐代子/エリザベス(エドワード四世王妃) 立川三貴/スタンリー卿 小長谷勝彦騎士/ジェームズ・ティレル 森万紀/アン(故ヘンリー六世の皇太子、エドワードの未亡人) 清原達之/リヴァーズ伯(エリザベス王妃の弟) 城全能成/ヘースティングズ卿(エドワード四世の宮廷侍従長) 関戸将志/ロンドン市長 篠原正志/ノーフォーク公(リチャード三世の軍事参謀) 川辺邦弘/暗殺者(ロンドン塔に幽閉されているクラレンスの処刑に赴く) 松角洋平/騎士ウィリアム・ケーツビー(ヘースティングズからリチャードに寝返る) 津村雅之/騎士ジェームズ・ブラント(リッチモンド軍の隊長) 前田一世/クラレンス公ジョージ(エドワード四世の弟、リチャード三世の兄) 浦野真介/ドーセット侯(王妃エリザベスの先夫との連れ子) #
by sustena
| 2012-10-31 23:28
| Theatre/Cinema
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