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2015年 05月 31日

高橋コレクション展「ミラー・ニューロン」

c0155474_15114385.jpg東京オペラシティアートギャラリーで、「ミラー・ニューロン」と題した現代アートの展覧会をやっている。

現代アートの収集家として有名な精神科医・高橋龍太郎氏のコレクション展で、氏のコレクションの契機となった草間彌生をはじめ、会田誠や奈良美智、ヤノベケンジ、森村泰昌、束芋、村上隆をはじめ52作家、約140点のアートが並んでいて、そのコレクションの質の高さに圧倒されてしまった。

ところでタイトルとなっている 「ミラー・ニューロン」とは、イタリアのジャコモ・リゾラッティ博士が1996年発見した神経細胞で、他者の行動を自分のことのように映し、他人の行動を理解し共感するニューロンをさす。それを現代日本アートを理解するキーワードとして掲げたのはなぜかというと───。

高橋氏のメッセージによれば
「1980年代以降現代アートは模倣と引用によるシミュレーショニズムの影響なくしては語れない。しかしシミュレーションといえば、日本には本歌取り、見立て、やつし等、千年の歴史がある。とするなら日本の現代アートシーンは、正面に西欧のアートミラーがあり、背後に千年の伝統ミラーを見据える合わせ鏡の只中にあることになる。それは世界のアートシーンのなかの稀有な痙攣する美になるのか。はたまた無限に映し返される煉獄に過ぎないのか」

展覧会のビジュアルの名和晃平《PixCell-Lion》は、高橋氏のために制作された最新作。大小のガラス?の玉でできたライオンの存在感!舟越桂の《遠い手のスフィンクス》は目が生きてるみたいだった。小沢剛の野菜の銃を母親が持つ《ベジタブル・ウェポン》 、まわりの子供たちの屈託のない笑顔と、葉の真剣な顔がイタイ。鴻池朋子の《第4章 帰還-シリウスの曳航》は、以前ここのギャラリーで初めてみて、このひとの神話の世界観が興味深かったのだが、今回改めてみて、その筆致の精緻なことにまたまたおどろく。池田学の《興亡史》の細かさときたら! 森村泰昌の《第三のモナ・リザ》、会田誠の戦争画や、《ジューサー・ミキサー》 など作家の代表作も多かった。

会田誠、青木陵子、青山悟、淺井裕介、荒木経惟、安藤正子、池田学、伊藤存、井上有一、榎倉康二、大岩オスカール、岡田謙三、小沢剛、小谷元彦、風間サチコ、樫木知子、加藤泉、加藤美佳、金坂健二、草間彌生、鴻池朋子、小林孝亘、小林正人、近藤亜樹、塩保朋子、菅木志雄、須田悦弘、関根伸夫、辰野登恵子、束芋、Chim↑Pom、中村一美、奈良美智、名和晃平、西尾康之、蜷川実花、橋本雅也、舟越桂、町田久美、松井えり菜、丸山直文、Mr.、宮永愛子、村上隆、村瀬恭子、森村泰昌、森山大道、やなぎみわ、ヤノベケンジ、山口晃、横尾忠則、李禹煥
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by sustena | 2015-05-31 15:09 | Art/Museum | Comments(0)
2015年 05月 28日

育ちつつあるソーシャルビジネス

きょう日経ホールで、第3回「日経ソーシャルイニシアチブ大賞」の表彰式とシンポジウムがあった。

同賞は、さまざまな社会的課題をビジネスの手法で解決する「ソーシャルビジネス」に取り組むNGOや企業を顕彰するもので、今年で3回目。
今年度の結果は、下手くそな説明を連ねるより、このページを見ていただいた方がわかりやすい→http://social.nikkei.co.jp/result03.html途上国への社会的投資に取り組むARUN合同会社や、コミュニティのためになる社会性の高い活動や起業を支援するコミュニティ金融を行うコミュニティ・ユース・バンクmomo、企業では耕作放棄地などを活用して茶産地育成事業を行う伊藤園や、途上国の栄養失調のこどもを支援するため、離乳期のこども向けの栄養サプリメント「KOKO Plus」を開発し、国際的NGOやアフリカの大学などと組んでBOPビジネスに取り組む味の素など7団体と、特別賞として竹下景子さんが表彰されたのだが、単純に表彰状を読み上げてスピーチがあってオシマイではなく、入念に演出されていて驚いてしまった

まずどんな活動をしている団体か、ミッションやスタートの思い、活動内容と社会へのインパクトをわかりやすくまとめた映像が流れる。その後に3分ぐらいの受賞スピーチ、そして、受賞者へのお祝いメッセージとして、ビデオレターあり、団体といろんなかかわりを持った方が登場するサプライズなどもあるのだ。

たとえば、新人賞を受賞したNPO法人Homedoorは、理事長の川口加奈さんが登壇。川口さんはまだ24歳なのだが、ホームレスはただ怠惰な人たちと思っていた加奈さんが14歳のときに炊き出しを経験し、おっちゃんたちと言葉をかわすうち、ホームレス状態を生み出さない社会をつくるために、なんとかしたい!と思ったことを語る。就労の機会を提供し、ネームレスへの偏見をなくそうと、彼らの特技である自転車修理を生かしたシェアサイクルを始めたほかさまざまな活動を展開していることを紹介。ビデオメッセージは、ここでの就労の第1号で、いまはトラック運転手として自立しているおっちゃんからのあたたかいおめでとうメッセージだった。

石巻市雄勝町で、廃校を複合体験施設「モリウミアス」としてスタートさせるというsweet treat 311には、黒木瞳さんが登場したほか, 妹さんも登場し、お母様と息子さんからの手紙の朗読もあった。

ARUN合同会社代表の効能聡子さんのバイタリティと人を巻き込む力とあたたかさもすごくて、彼女のエネルギーやアツい想いが、壇上から離れたこちらまでびんびん伝わってくるのだった。

こんな例ばかり聞いていると、日本もなかなか捨てたもんじゃないな、という元気がわいてくる。

写真は、銀座のエルメスのショーウィンドウ。光っていてわかりにくいけど、げっ巨大スズメバチでは・・。小さなウィンドウは、商品がまるでクモの巣にからめとられているようなのだった。
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by sustena | 2015-05-28 23:36 | つれづれ | Comments(4)
2015年 05月 25日

獰猛なムクちゃん

1週間ぶりに公園を散歩したら、花も次々にうつりかわってる。

センダンが満開
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キンシバイもイッキに。
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スイレンも今が一番きれいなときかなぁ。
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ムラサキシキブの花も咲いてた。
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ムクドリが何やら大きなものを加えては地面に打ちつけていた。みたらトカゲ。こんなに大きいのも食べるのね。
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by sustena | 2015-05-25 23:40 | 小さな自然 | Comments(6)
2015年 05月 25日

LINEときどき電話とメール

仙台で一人暮らしを始めた息子からは、1週間に一度ぐらい電話がある。
先日、大分に出かけていた時にかかってきたのは
●チラシを一緒に洗濯してしまったけど、洗濯機は大丈夫か
●東京の図書館に予約しておいた本が今になって届いたので、かわりに借りておもしろかったら教えろ
という内容だった。

昨日は、スーパーにいるが、豚の角煮をつくりたいので材料を教えてほしいというものだった。
( 時間さえあれば簡単な料理とはいえ、これまでほとんど何も作ったことのないのにチャレンジャーではある)

そこで作り方をメールしてやった。
いろんなレシピがあるのだけど、できるだけ簡単なレシピにする。湯通しして霜降りにするとか、絶対意味がわからないだろうな、と思うところは少し詳しく書いたつもりだったのだが、たまにつくるところを見ているから水の量などは適宜と書いたら、途中で確認の電話があった。

その後、LINEに写真をのせたと連絡があったので(写真をアップするのは、LINEが簡単だからインストールしておけといわれて、 導入したのである)見ると・・・・
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なんだか味が薄そうな感じ。しょうゆや砂糖を少なめに記したので、途中で煮汁の味をみて加えるように、と念を押したのだったが・・・。
「いったいどれくらい豚肉を買ったわけ?」
「1kg」
「そりゃ味が薄いはずだわー。だから味をみろといったのに」
「もう遅い」
LINEでのやりとりはやけに散文的になってしまう。

注文したテーブルがまだ届かないので衣装ケースがテーブルがわりのよう。味噌汁はインスタントだけど、コールスローを作ってセットしたのはマルかも。

by sustena | 2015-05-25 22:17 | つれづれ | Comments(8)
2015年 05月 20日

吉田玉男襲名披露「5月文楽」

c0155474_22504052.jpg5月の国立劇場小劇場での文楽公演は、吉田玉女が二代目吉田玉男を襲名する記念興行で、第一部と第二部をみた。

第一部は
五條橋
新版歌祭文  野崎村の段
吉田玉女改め二代目吉田玉男襲名披露 口上
襲名披露狂言 一谷嫰軍記    熊谷桜の段/ 熊谷陣屋の段

第二部は
祇園祭礼信仰記    金閣寺の段/爪先鼠の段
桂川連理柵    六角堂の段/帯屋の段/道行朧の桂川

となかなか充実したプログラム。
第一部の「一谷嫰軍記」は歌舞伎でも何度も観ているので筋がしっかり頭に入っているので、大夫の語りと人形の動きに集中できる。熊谷陣屋の段での熊谷次郎の動きは、先代の玉男の工夫が盛り込まれているという。燕三の三味線がすばらしい。

第二部は金閣寺の爪先鼠の雪姫の動きが歌舞伎とはまた違ってダイナミックでいきいきしてるんだけど、なんといっても堪能したのは、「桂川連理柵」の嶋大夫。嶋大夫の義太夫のジャミジャミした声は、しっとりした場面だとちょっと違うかなーと思うこともあるんだけど、帯屋のチャリ場での熱演ぶり、簑助の丁稚長吉もなんともいえぬおかしみにあふれていて、文楽のおもしろさを堪能できた舞台だった。勘十郎のお半も、若い娘役の色気と、思い詰めたエネルギーがほとばしっていてうっとり。

玉男も師匠を彷彿させる抑えた動きが印象的。動かない方がむずかしいんだよね。

山川静夫さんの名前もあったなぁ。
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配役は次の通り。
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by sustena | 2015-05-20 22:57 | Theatre/Cinema | Comments(0)
2015年 05月 20日

赤瀬達三『駅をデザインする』

c0155474_22415777.jpg図書館の新着図書をチェックしていたら、赤瀬達三さんの『駅をデザインする』(ちくま新書 2015年2月刊)という本が目に留まった。以前、息子が外国の駅はおもしろいけれど、日本の駅にはロクなのがない。もっと待っているときの期待感を演出したり、出会いと別れをしみじみ感じさせる駅があるといいとブーたれていたのを思い出して借りて読んだ。

駅をデザインするというタイトルだけと、実は駅のサインのお話なのだった。著者の赤瀬達三さんは、日本の交通系サインの第一人者。大学3-4年に大学紛争を経験し、自動車会社への内定を蹴り、デザインで世の中をよくしようと案内サインをデザインする事務所に就職。その後1972年に営団地下鉄のサインを担当して以来、営団民営化までの31年間、営団地下鉄のサインの基準設計を担当する。その後、みなとみらい線、つくばエクスプレス、高速道路などの交通施設やアークヒルズ、六本木ヒルズなどの大規模複合施設のサイン計画に従事。こうした経験を踏まえて我が国の公共サインの歴史と、サインの計画設計にかかわる理論を体系的にまとめたのが『サインシステム計画学——公共空間と記号の体系』で、それを一般向けにわかりやすく解説したのが本書なのだった。

先に、駅のデザインの本ではなく、サインの話だったと書いたけど、駅空間が誰にとってもわかりやすいものでなければ、サインがわかりやすくなるはずもないのであって、サインを考えることは、駅のデザインを考えることでもあるのだ。

第1章は、基本となる理論や概念が解説してあるんだけど、ここで退屈して脱落しちゃう人がいるかもしれない。ごたくのきらいな人はすっ飛ばして、具体例が載っている第2章から読むといい。

さて、著者がはじめて営団地下鉄のサインを手掛けたころは、サインはあってもバラバラで・・・たとえば文字の大きさも違えば、用語もまちまち、英文があったりなかったり、表示がほしいところにでかでかと広告があるなど未整備で、ひどい場合はどこに改札口があるかさえわからない状況だった。

そこで、緑の入口カラーと、黄色の出口カラーを設定し、路線カラーによる○印の路線シンボルを導入し、動線がわかれるところには必ず図解サインを入れる、地上の周辺街区と地下の駅構造を1枚の図面に描くなど工夫を重ねていった。その後、出口の黄色サインはJIS化されたという(私はこれまで出口が黄色だなんてまったく意識していなかった!)

著者が長年携わり、社会的にも高い評価を得た営団地下鉄のサインも、民営化し東京メトロとなった際に、2つの大きな変更があった。一つは新会社のロゴマークの紺色を、乗り場案内サインの地色としたこと、出口の案内で、駅周辺の著名なランドマークとなる施設と出口の位置関係をわかりやすく示していた情報を、広告扱いとしたこと。著者はこれを機に基準設計者から降りることになる。

著者はいう。
「日本の駅づくりの根本的な欠陥は、土木部門が構造を考え、建築部門が内装を仕上げるという、総合的な人間環境のイメージを欠いた検討体制にある」「本気で駅に集散する人々の快適さを考えたことがなかった」と。

こうして、パブリックデザインやトータルデザインがないまま、ツギハギできた結果、JR新宿駅などは世界一わかりにくい駅になってしまった。このほか、第5章で著者が挙げる渋谷、名古屋など、日本の駅デザインの現状と課題を述べた個所にはボーゼンとするばかり。複数の会社が集まるターミナル駅で、自社のマーケティングのことばかり考えていては、いくら優秀なデザイナーが入ったとしても、パブリックのためのサインになるはずがないのだ!

(出張先で知らない駅でサインにしたがって行ったら、途中でサインが消えていて、まごつくことがよくあるよなぁ・・・)

商業広告があるためにせっかく作り上げた空間秩序が台無しになっている例もよく見かける。
「パブリック空間というのは、金さえ払えば好き勝手にわめき散らしていい場所ではない。なぜなら、それはプライベートな要求だから。パブリック空間は、そこにいるすべての人が楽に気持ちよくできるようにつくる必要があって、そうした整備を支援したい人だけが、スポンサーとして氏名表示を許されるべきなのだ」

その通り!!!

これは、きょう通った新橋駅。こうでもしないと、朝は混乱するんだろうけど・・・。
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第1章 駅デザインとは何か
デザインの目的/まず、わかりやすくする/駅のデザイン課題

第2章 案内サイン
営団地下鉄———サインデザインの手本として/みなとみらい駅———建築家とのコラボレーション/つくばエクスプレス———新規鉄道のイメージ戦略/横浜ターミナル駅———はじめてのコモンサイン

第3章 空間構成
仙台市地下鉄南北線???鉄道の見える場面をつくる/国会議事堂駅前出入り口建物———”地下に光を!”/福岡市地下鉄七隈線———トータルデザインの試み/東京メトロ副都心線———色彩で駅を美しく

第4章 海外の駅デザイン
英国鉄道とロンドン地下鉄/フランス国鉄とパリ地下鉄/デンマーク国鉄とストックホルム地下鉄/ユニオン駅とワシントン地下鉄/グランドセントラル駅とニューヨーク地下鉄/台北地下鉄と北京地下鉄

第5章 日本の駅デザイン
JR新宿駅———わかりにくさ世界一/JR名古屋駅———ピントのずれた旅客サービス/JR京都駅———部分に留まった第一級の空間整備/東京メトロの駅———狭隘化と過剰表示の進行/東急東横線渋谷———誰のための駅デザインか

第6章 これからの駅デザイン
駅デザインに求められるもの/空間構成の方策/案内サイン計画の注目点

by sustena | 2015-05-20 22:55 | 読んだ本のこと | Comments(10)
2015年 05月 17日

ピルグリム

c0155474_13273596.jpgテリー・ヘイズの『ピルグリム』(山中 朝晶 ハヤカワ文庫 1巻 名前のない男たち 2014年8月 2 ダーク・ウィンターと3遠くの敵 は2014年9月刊)全3巻を読む。

語り手は、アメリカの諜報組織の諜報員を監視する極秘機関で働いていた男。しかし、9.11が起こり、引退していた彼は再び暗号名「ピルグリム」として、“サラセン”と呼ばれるテロリストを追うことになる。
サラセンのターゲットも、目的も何もわからない。手がかりは二度の電話傍受記録だけ。ピルグリムは謎を突き止めるため、トルコへ飛ぶ。
一方、サラセンのテロ計画は、実に用意周到なものだった。サラセンの過去を追ううち、ピルグリムは一つの可能性に気づく・・・。

作者のテリー・ヘイズは1951年イギリス生まれ。“シドニー・モーニング・ヘラルド”紙のアメリカ特派員として働く一方、映画監督ジョージ・ミラーと知り合い、「マッドマックス」のノヴェライズを手がけたことをきっかけに脚本家に。以後プロデューサー、脚本家として活躍しているひとだけあって、出だしは最高。スピード感満点で、映画の構成みたい。サラセンの過去なども読ませるけれど、さすがに3巻目は、アメリカの大味のスパイ映画みたいで、ちょっと都合がよすぎ。

とはいえ、3巻をぐいぐいと読ませちゃう手際はマル。

by sustena | 2015-05-17 17:19 | 読んだ本のこと | Comments(0)
2015年 05月 17日

お先に

助手席に座っていると、つい、道路の看板や前の車に書いてある文字を読んでしまう。
ちょっと読みにくいけど、会社のロゴの隣にあるのは、「お先にどうぞ」。その下の文字が、「法定速度遵守車」。
思わず笑っちゃった。ここは一般道。
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by sustena | 2015-05-17 16:09 | つれづれ | Comments(6)
2015年 05月 17日

宇都宮美術館

c0155474_16192923.jpg知人が誕生日祝いに、宇都宮美術館に連れていってくれた。
緑に囲まれた美術館で気持ちイイと聞いていたのだが、たしかにその通り。

この日企画展でやっていたのが「遊亀と靫彦 ─師からのたまもの・受け継がれた美─」。《飛鳥の春の額田王》や義経など、優美で端正な線が印象的な歴史人物画を残した安田靫彦と、その愛弟子で、モダンな日本画を描いた小倉遊亀、この二人に大きな影響を与え、二人をつないだ歴史学者、水木要太郎(の関係を浮かび上がらせた展示。遊亀の顔をちょっと横にひっぱったような愛らしいぺちゃ顔の女の子や観音、靫彦の赤の色づかいなど印象的だった。

もうひとつ、ものすごくおもしろかったのが、2013年と14年に行なわれた館外プロジェクト「おじさんの顔が空に浮かぶ日」 。
どんなプロジェクトかはこのサイトを見たほうがわかりやすい。
http://www.oji-sora.jp/
現代芸術活動チーム目【め】の提案した、「空に大きなおじさんの顔が浮かんだ風景」を実現させる企画で、2013年は顔収集センターを立ち上げ、顔会議やおじさんとは何かのワークショップを行い、218名のおじさんの顔のなかから一人をセレクト、2014年はその顔をどこに浮かべたらいいかを探るワークショップを行ったあと、12月13日(土)と12月20日(土)に、宇都宮上空に巨大なおじさんのバルーンを浮かべたのだ。

特別展ではその一連のビデオや、おじさんが浮かんだ日に撮られた写真(プリントやメール、twitterなどで集まった)をがどどっと展示してあった。
みんな楽しそうだったなー
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帰りの東北道、羽生PA、「鬼平江戸処」として、昔の江戸の町並み風になっていてびっくり。羽生PA近くの栗橋は江戸時代に聖書があって、ここが江戸の入口だということらしいけど、なんだかシュール・・。2013年12月19日にオープンしたらしいんだけど、全然知らなかったなー。
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どうせならホンモノの見世物小屋をやればいいのにー。
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by sustena | 2015-05-17 11:45 | Art/Museum | Comments(6)
2015年 05月 12日

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(Birdman or The Unexpected Virtue of Ignorance アメリカ 119分)を見た。

かつて一世を風靡した映画「バードマン」で主役を演じたリーガンだったが、その後鳴かず飛ばずで、いまはすっかり腹が出た60代。かつての栄光だけを頼りに酒浸りの生活を送っているが、心機一転、レイモンド・カーヴァーの短編小説『愛について語るときに我々の語ること』を舞台化して演出・主演を務め、カムバックしようと芝居の稽古に励んでいる。

芝居のプロヂュースを担当するのは、親友の弁護士のジェイク。プレビュー公演が迫る中、一人の役者が降板し、代役にブロードウェイで活躍するマイクが登場する。役者としては一流だが、性格の悪いヤツで、演出にもあれこれ口を出し、プレビュー公演は散々な結果に。ことに興行を左右する有名劇評家のタビサからは最悪の批評が出、リーガンの頭の中は幻想と現実がごっちゃになり・・・・。

事前にイメージしていた映画とは違い、うちわウケがピンとこない点もあったなー。ニューヨークタイムズで演劇評を担当する暗い目をしたリンゼイ・ダンカンと、リーガンの娘のヤク中あがりのエマ・ストーンが好み。
エンディングは私的にはちょっとね。


監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

リーガン・トムソン ・・・ マイケル・キートン(元スター俳優)
マイク・シャイナー ・・・エドワード・ノートン(ブロードウェイで活躍する有名俳優)
サマンサ(サム)・トムソン・・・ エマ・ストーン(リーガンの娘、付き人も務める)
レズリー・トルーマン ・・・ナオミ・ワッツ(マイクの恋人で女優)
ジェイク ・・・ザック・ガリフィアナキス(プロデューサーでもあるリーガンの友人の弁護士
タビサ・ディッキンソン・・・ リンゼイ・ダンカン(興行を左右するNYタイムズの演劇批評家)
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by sustena | 2015-05-12 22:41 | Theatre/Cinema | Comments(0)