<   2014年 11月 ( 9 )   > この月の画像一覧


2014年 11月 29日

国立能楽堂11月公演 特集・鬼の世界 八尾・大江山

c0155474_22365553.jpg蝋燭の灯りによる公演ということに惹かれて、国立能楽堂へ。
狂言・和泉流の「八尾」と、能で喜多流の「大江山」である。

場内の灯が消えて(舞台を照らす照明だけは残った)、写真のような蝋燭の灯である。でも思った以上に明るかった(でも細かい表情まではよく見えない)
暗い分、鼓の音などが響きわたる感じ。

八尾は、最近文京が幅をきかせているので、暇になった閻魔大王が自ら六道の辻に罪人をゲットしにいくと、ちょうど八尾出身の男が死んでやってきたところだった。閻魔はその男を地獄に連れて行こうとするが、男は八尾の地蔵の手紙を差し出す。地蔵と閻魔とはかつて深い仲だったのだ。そこには、亡者は八尾の地蔵の檀那の小舅であるので極楽に送ってほしい。もし頼みを聞いてくれない場合は、地獄の釜を蹴り割るという。とほほと閻魔は、男を極楽へと送り出すのだった。メデタシメデタシという話。狂言は楽しいー。

大江山は、ご存知酒呑童子の話。
c0155474_0124983.jpg
c0155474_013236.jpg

c0155474_22363941.jpg


by sustena | 2014-11-29 00:08 | Theatre/Cinema | Comments(0)
2014年 11月 26日

荒木経惟『往生写集』

c0155474_22221216.jpg銀座でアラーキーの写真展をやっている。一つは、資生堂ギャラリーで開催中の「荒木経惟 往生写集-東ノ空・PARADISE」(Pは鏡文字になっている)。もう一つは、資生堂本社ビル2階の打ち合わせスペースで『花椿』に連載していた著名人のポートレイト+ペインティング。

見たのはもう1カ月も前のことなんだけど、クリスマスのころまでやっているので、まだの人はぜひどうぞ。
「往生写集-東ノ空・PARADISE」 は、アラーキーが東日本大震災以降、毎朝自宅の屋上から撮り続けている空。モノクロの空を見ながら、3年半を思った。それと、銀座を行き交う人を撮りおろした最新作。これまたモノクロで、かつてアラーキーが電通に勤めていたころ、銀座のOLなどを撮っていたことと重なって、やはり過ぎた時間を感じちゃったなー。

一方の「PARADISE」 はカラー作品。朽ちかけた花と手足をもがれたり、血を流している人形や爬虫類が鮮烈なカラーで写され、ちょっとえぐいんだけど、パワフルなのー。
c0155474_22243243.jpg
c0155474_22244310.jpg

c0155474_2225312.jpg

c0155474_22251848.jpg


『花椿』ポートレイト+ペインティングは、『花椿』の穂村弘の対談「Talk」に出演したゲストを撮影した作品に、カラーのペインティングを施した写真展。写真展そのものよりも、ズラリ置いてあったバックナンバーで、銀座を舞台に、対談の二人をどう配置して撮ったのかがとても興味深かった。路上やビルの一角、電話ボックス。こんなにも自在に撮れるなんて、とタメイキものだった。

by sustena | 2014-11-26 22:32 | Art/Museum | Comments(2)
2014年 11月 24日

ドトウの11月

忙しいー!
仕事でも何本かの取材とコンペが重なって、休みとなれば、公園でのアート展と、今年は西荻窪周辺の企画も加わりてんてこまいしている上に、助成金の申請が11月中旬から末締切のものが何件もあって、ブログの更新が滞っている。

昨日、公園でのアート展は終了し、地元の仲間とともにやっているカフェと公演もおしまい。最終日は、3公演をこなし( もっとも私は記録係だけど)、クロージングパーティ。で、本日は区のポスター掲示板をチャリでまわり、4週間前にせっせと貼ったポスターを回収してきた。人のポスターの上に貼ってるのもあるし、せっかくたどり着いたのに剥がれたか剥がされかですでにないものもあって、2時間チャリを漕ぎ続けたので、これまた疲れたー。

ところで今回の演し物はこれ。公演2日前に、主演女優がケガをして大ピンチ。台本を急きょ書き換えて、なんとか無事に終えたのでしたー。
★画像をクリックするとYouTubeに飛びます。
c0155474_21205233.jpg


by sustena | 2014-11-24 21:17 | つれづれ | Comments(4)
2014年 11月 09日

公園でのイベント

本日は雨模様で、近くの公園でカフェと音楽会、アートツアーなどのプログラムが予定されていたので朝からやきもきしていたのだが、みんなの念力が通じたのか? 11時頃には雨があがり、無事すべてのプログラムを開催できた。

アートツアーとともに、作品のまわりでマイムを行う企画もあった。桃太郎や浦島太郎、金太郎など、昔話の太郎をテーマにしたパントマイム。金太郎のすもうの場面が傑作だった。
c0155474_2325556.jpg

c0155474_2332543.jpg

c0155474_2334794.jpg

c0155474_234324.jpg


by sustena | 2014-11-09 23:04 | つれづれ | Comments(3)
2014年 11月 08日

村上春樹『女のいない男たち』

c0155474_155840.jpg村上春樹の『女のいない男たち』(2014年4月 文藝春秋刊)の順番がようよう回ってきたので地元の図書館で借りて読む。私は、村上春樹の熱心な読者とというわけでは全くなくて、出たら図書館に予約して半年~1年ぐらい経ったあたりで読む、ということが多い。長編より、どちらかというと短編やエッセイのほうが好きという邪道なタイプであります。

今回は6作中4作がけっこう好きだった。

まえがき
ドライブ・マイ・カー
イエスタデイ
独立器官
シェエラザード
木野
女のいない男たち

まずまえがきを読んでちょっとびっくり。彼はあちこちの雑誌に依頼を受けて書き散らした短編小説をまとめるというやりかたはしないで、特定のテーマなりモチーフを設定し、自分のペースでコンセプチュアルに作品群をまとめていくんだそうだ。今回も第一稿を書いたあと、「短編小説を書いたのですが、掲載してもらえる可能性はありますか?」と文藝春秋に尋ねたそうな。とりあえず書いてしまってから、その作品が向いていそうな雑誌なり出版社に持ち込むわけで、ま、村上春樹くらいの大センセイともなると、どこもハハーッとなるんだろうけど。

この短編集も1作目の「ドライブ・マイ・カー」を書いているときに、なぜか「女のいない男たち」というフレーズが頭にひっかかってしまって、書き連ねていったのだという。ヘミングウェイの Men Without Womenとは違って、文字通り、いろんな事情で女性に去られてしまった男たちの話。モテない男というわけじゃないんだよねぇ、これが。

「ドライブ・マイ・カー」は事故を起こして愛車(黄色のサーブ900コンバーティブル)の運転ができなくなった俳優の家福が専門の運転手を雇う話。女性のドライバーは、乱暴すぎるか慎重すぎるか、ってパターンが多いけど、運転手となった渡利みさきは、無口でひたすら運転がうまいのだ。で、次第に二人は家福の死んだ妻について会話をする・・・。

2つめの「イエスタディ」は、東京出身のくせにカンペキな関西弁をしゃべり、イエスタディを奇妙な関西弁の歌詞(昨日はあしたのおとといで、おとといのあしたや)で歌う、木樽という浪人生についての話。すてきなキャラなんだよね、これが。

「独立器官」はウデのいい美容整形の渡会医師の話。モテ男だったが、あるとき、真剣な恋に陥ってしまい、死んでしまうのだ。

「シェエラザード」は、外出できない羽原のもとに定期的にやってきては、彼のかわりに買い物などの雑用をこなす主婦のシェエラザードがセックスのあとに語ってきかせる話が、いかにも村上節で秀逸。自分がやつめうなぎだった前世での過ごし方。片思いの男の家に忍び込んで、ささいなものを盗み、自分の痕跡を残す、そのことがエスカレートしていく話。

「木野」は、妻の浮気の場面に遭遇し、根津美術館の裏でバーを開く男の話。途中までは好きだったんだけど、次第に私の苦手な類の村上ワールドが展開する。そして単行本にまとめるにあたって書き下ろした表題作も、ちょっとなんだかなー。(1箇所ヘヘッと思ったのは、パーシーフェイスやレイモンド・ルフェーブルなどの音楽を「エレベーター音楽」と評していたところ)

朝の散歩で。公園は少しずつ秋の気配。
c0155474_19263.jpg

c0155474_194111.jpg

c0155474_195314.jpg

c0155474_110985.jpg

c0155474_1102473.jpg


by sustena | 2014-11-08 01:10 | 読んだ本のこと | Comments(8)
2014年 11月 08日

剣道の試合観戦

先日、隣の市の市民剣道大会があって、豚児が高校のOB会でチームをつくって出るというので観戦に出かけた。高校のときは、やれ親だとばれるとイヤだから来るなとつれなかったのだが、うっとおしがる時期は過ぎたのか、見に行ってもいいという許しが出たので(でもあからさまに応援するなとクギをさされた)、いそいそとカメラを持って出かける。

大勢が揃って練習しているところで、練習がてらパチリ。(この写真には写ってない) やや、ホワイトバランスがいまいち合わない。いろいろ試したけど、結局オートからほんの少しだけずらしたあたりで妥協。
c0155474_053196.jpg

ファインダーを覗いていると応援気分がそがれるので、礼をしているところだけを押さえて、あとは撮影はヤメて試合に見入る。久しく試合をしていなかったくせに、「イメージトレーニングは積んでるから大丈夫」と豪語していたが、結局、何かにひっかかってよろめいたところをメンを打たれ、その後すぐ胴で取り返したが、時間切れで引き分け。後続が矢継ぎ早に負けて、1回戦敗退。あーあ・・・もっと応援していたかったのにな・・・。

ところで、わが家の冷蔵庫のボードには、81万円と息子に貸している金額が大書してある。大学院に進んでからバイトをするヒマがなくなったことに加え、やれ海外でのプロジェクトだとか、研修旅行だ、飲み会だと出費がかさみ、増えていくばかりなのだった。

建築のコンペで賞金を稼ぐ!と何度か挑戦していたが敗退続き。なんとか就職するまでに結果を出したいとめげずに応募していたら、先日某コンペで優秀賞という連絡が来た。 
賞金が入るのはまだ先なのだが、その賞金を差し押さえるわけにもいくまい。社会人になって2年目あたりのボーナスで返してもらえばいいいかと、こっそり考えている母なのだった。

by sustena | 2014-11-08 00:12 | つれづれ | Comments(4)
2014年 11月 05日

撮影係

このところ仕事で撮影係を務めることが何回か続いた。本来は編集屋なので、カメラマンを引き連れていくんだけど、予算や人数制限の関係上、やむなく・・なのだ。

でもっ、ブログや単なる報告書にのっける証拠写真ならともかく、広報誌の見開きカラーの社長インタビューだった日には、いくらその場で撮影結果を確認できるといっても、なかなかつらいものがある。

先日は、研修の様子を朝9時過ぎから夕方の18時まで撮った。どんな場所かわからないので、換算250ミリぐらいのズームと、手ブレ防止のついた換算27-80ミリぐらいのレンズと、クリップオンストロボと、心配なのでコンデジも持っていった。重いよー。

うーむ、講師のこの脚はどうよ・・・・。
c0155474_13584920.jpg


きのうなどは表彰式の撮影で、式次第をチェックして、撮影すべき人の順番がまわてっくるまで他の表彰を何回かトライしてベストポジションに陣取っていたのに、副賞を渡す役の人が、自分の座席からひょいっと渡すものだから、あーれー、構図が・・・・(;o;) 仕方がないので、表彰式終了後に、受賞者と一緒に並んでもらいぱちり。

任務が完了し、帰ってパソコンに取り込む段になって、やたらファイルサイズが大きいと思ったら、なんとRAWで撮っているではないか。RAWで撮ったのなんぞ生まれて初めて。がーん・・・・。ソフトをインストールしなくては・・・。

なんて具合で、大騒ぎなんである。

by sustena | 2014-11-05 13:59 | つれづれ | Comments(6)
2014年 11月 02日

西荻窪駅から公園までをパレード

本日は明日から公園で行われる野外アート展と、昨日から駅周辺で行われているイベントを宣伝するために、鳴り物セットで、駅から公園までをパレード。
途中、要所要所で5分程度のパフォーマンスを行い、昨年よりも注目度アップ。しかし、ノボリをもって、撮影しながら歩いたので、けっこう疲れたのでした。
c0155474_2040397.jpg

c0155474_20414796.jpg

c0155474_20405610.jpg


by sustena | 2014-11-02 20:44 | つれづれ | Comments(4)
2014年 11月 01日

ヨコハマトリエンナーレ

会期最終盤になってようようヨコトリに出かけた。
c0155474_22272034.jpg

ちょっとアタマでっかちな気がしたなぁ・・・・。アートじゃなくて芸術だぞって肩をいからしていたと申しましょうか。
それと、芸術監督を務めた森村の公式ガイドブック絵本を先に読んでいたので、タネを知ってる手品を見たようなというか、ああ、絵本のあのページに載ってたやつね、という既視感があって、衝撃が薄れちゃったというか・・・。

それでも、タイトルにあった華氏451をテーマにした部屋と忘却の海の部屋は、気合があふれてたなぁ。それと、芸術家はここまでやるんだぞっというものを集めた部屋は興味深かった。坂上チユキの微生物のような細かい絵には感嘆!

ヴィム・デルボアの《Flatbed Trailer》 2007は想像以上に大きかった!
c0155474_2227847.jpg

木村浩《言葉》
c0155474_22404865.jpg

福岡道雄《飛ばねばよかった》
c0155474_22395479.jpg

林剛+中塚裕子が「京都アンデパンダン展」で発表した「Court」を再構成した《法と星座・Turn Coat / urn Court》もインパクトがあったし、大竹伸朗は毎度のことながらパワフル。写真は大竹の作品。
c0155474_22424033.jpg

マイケル・ランディ《アート・ビン》 芸術のゴミ箱
c0155474_22454795.jpg

投げ入れるパフォーマンスをやってたよ。
c0155474_22401374.jpg

エドワード&ナンシー・キーンホルツの作品のはずなんだけど、タイトルを忘れちゃった。
c0155474_22402866.jpg

最終日の11月3日には、森村が『華氏451度』へのオマージュとして政策した世界でただ一冊の本「Moe Nai Ko To Ba」を燃やすパフォーマンスが行われるんだって。

by sustena | 2014-11-01 23:00 | Art/Museum | Comments(6)