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2014年 06月 26日

フェンスで個展かなー

銀座6丁目の松坂屋の跡地をJ. フロントリテイリングと森ビル、Lリアルエステート、住友商事の4社で再開発を進めている「銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業」。現在、そのブロック全体がすっかーんと白いフェンスに囲まれているんだけど、何日か前に、本城直季さん? の大きな写真がズラリ並んだ。
歩いているひとも別サイズのミニチュアみたいで、なかなかいい感じ。
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by sustena | 2014-06-26 22:20 | まち散歩 | Comments(0)
2014年 06月 26日

これは金網!?

昼休み、フラフラと銀座を歩いていたときのことである。
久々に遠出して、おや、レースがビルいっぱいに・・・と思ってよく見たら、金網だった。
すごいー。
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最後の写真の一部を拡大すると─
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by sustena | 2014-06-26 00:22 | まち散歩 | Comments(6)
2014年 06月 26日

『なにわの華 文楽へのいざない―人形遣い桐竹勘十郎』

c0155474_2354585.jpg桐竹勘十郎の舞台写真と、生い立ちから人形遣いの第一人者になるまで、芸談をまとめた『なにわの華 文楽へのいざない―人形遣い桐竹勘十郎』(2014年5月 淡交社刊)を読む。タイトルだけを読むと、文楽の入門書みたいだけど、文楽で勘十郎のすごさにびっくりした人が、どんな人物なんだろう・・?と読むべき本であります。舞台の撮影は、ヒロセマリコさん。文章は落語作家の小佐田定雄さん。

勘十郎は、人形遣いの中では一番好きなひと。1953年に二世桐竹勘十郎の息子として生まれ、14歳のときに文楽協会人形部研修生となり、簑助の弟子に。2003年に勘十郎を襲名し、立役と女方の両方を遣う。

子どもの頃の夢は漫画家になること。ご本人によると、小さいときから楽屋で遊んでいて、中学2年のときに人形遣いが足りないからと公演の手伝いに駆り出されて学校を休んでいるうちに、このままでは上の学校にもいけないということになり、どうせ勉強が大嫌いだからと人形遣いになると宣言したという。親の元では甘えるからと、簑助に入門し、足、左と修業を積み、目標を定め、思いがけぬ代役でひとまわり大きくなりながら、実力をつけていく。

なるほどと思った話はいろいろある。たとえば、修業時代にじっとしている役が大変だったという話。
動かないときは、主遣いも左遣いも足遣いも一緒にじっとしていなければならない。簑助師匠は「いつ息してんのかな」というぐらい呼吸しているかどうかわからない。それが足遣いが胸で息をすると足が動いてしまうので「じっとせぇ」といわれる。足を遣っていたとき、むやみに息ができないので酸欠で倒れそうになったこともあったという。

主遣いの腕は、人形のコントロールはもちろんのこと、足や左をいかようにも遣えること。だから、うまい主遣いの足や左を遣わせてもらうと、急に自分がうまくなったような気になるくらい十分な芸をさせてもらえるのだという。空間と間の取り方を主遣いがつくるのだ。

勘十郎は簑助のもとで修業したので立役と女方どちらもとても上手だ。しかし、両方やるのは実は非常に難しい。まず「構え」が違うし、遣う筋肉も違う。たとえば寺子屋の段の松王丸など、衣装もビロードで首が重たいので十キロはある。まっすぐ持っている分にはそれねど重みを感じないが、首実検の場面ではずっと前にかたむけていなければならない。なのでちゃんとペース配分できていないと、元の位置に人形の姿勢を戻せなくなるのだそうだ。

勘十郎は、じっとしている役より動きのある役、心情あふれる泣く芝居、手負いの役が好きだという。沼津の段の平作のときは、腹を突いてからの息遣いや、体の角度を考えたという。人間は痛いほうに傾く、無理して喋ったあとは息が早く、またゆっくりになる。そういう息遣いを、肩なのか、胸なのか、女形や立役によって研究していく。

あとがきで、玉男から、「父親の真似も簑助の真似もしたらいかん」と言われたことが載っている。修業は真似から入るが、表面に現れ出たものではなく、形の奥にあるなにかを学べということを言ったのだろうと述懐する。

巻末の「思い出の舞台拾遺」によると、2010年7~8月に国立文楽劇場で演じたとき、実は腎臓がんが見つかってその1カ月前の6月に手術をしたということがさらりと載っていた。休演したくないので筋肉を傷つけないように手術してもらい、リハビリして初日に間に合わせたのだという。びっくりー。

ヒロセさんの舞台写真の多くは、実際に観た舞台だったから、そうなのだ、この人の人形は本当に生きているのだ!と舞台を思い出したことだった。

勘十郎さんのこと 竹下景子

傾城恋飛脚(孫右衛門)
寿式三番叟(三番叟)
新版歌祭文(おみつ)
妹背山婦女庭訓(お三輪)
本朝廿四孝(八重垣姫)
壇浦兜軍記(遊君阿古屋)
心中天網島(紙屋治兵衛・紀の国屋小春)
絵本太功記(武智光秀)
菅原伝授手習鑑(松王丸)
大塔宮曦鎧(斎藤太郎左衛門利行)
伊賀越道中双六(親平作・山田幸兵衛)
夏祭浪花鑑(団七九郎兵衛)

勘十郎ばなし その一
誕生の段/簑太郎入門の段/かけだしの段/あこがれの段

義経千本桜(狐忠信、実は源九郎狐)

勘十郎ばなし その二
一大事の段/襲名の段/人形は恋人の段/小割苦心の段/海外公演の段/海外普及の段/高津小学校の段/鹿角座の段/子どもたちに文楽をの段/杉本文楽の段/人形役割の段/好きな役の段/役いろいろの段
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by sustena | 2014-06-26 00:17 | 読んだ本のこと | Comments(0)
2014年 06月 19日

ちゃんばら貝とは??

きのう大阪に日帰りで出張。
お昼は千里中央で。モノレール駅に向かう途中の駅ビルの地下にある瓢天というお店で天ぷら定食。1080円也。ここで食べるのは2回目。

帰りは思いのほか取材が長引いたので、新大阪駅で指定席を40分ほど遅らせて、御堂筋線からJR新幹線口へと抜けるところの新大阪阪急ビルにあった、「yanaken boo」という土佐のカツオがウリのお店に入る。

これまでこんな店ってあったかしら???初めて見たような・・・と思っていたら、2012年8月22日にオープンしたんだって。大阪は久しぶりだってことだ。

で、さっそく生ビールを頼み、メニューを見ると、「ちゃんばら貝」という名前が目に飛び込んできた。いったいどんな会? 知らないものにはチャレンジしてみる性分なので頼む。じゃーん、これです。
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この赤いぎざぎざのとがった爪の部分を持ってずりずりっとひっぱると、私の小指の表面をぺろんとはがしたぐらいのが、巻紙みたいに出てくる。爪の部分は固いので食べられない。
身はコリコリして癖がなくて上品な味。生きていたら相手に向かってこの爪をぶんぶん振るらしい。それで俗称がちゃんばら貝なんだって。正式?にはマガキ貝というらしい。

続いてこの店の看板料理の「塩で食べる”生”かつお」を注文。写真ではあまりおいしくなさそうだけど、明るいピンク色で、これまで私が食べていたカツオのたたきは何なのだ!?と思える味。なんでも高知から市場を経ないで直接トラックで運んでいるんだって。
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あと、サラダと、かつおのたたきのノリ巻の「土佐巻」などを頼む。
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新幹線の時間をにらみあわせながら、サッと飲む人も多いみたい。
大阪にしてはけっこう高いけど、また寄ってもいいなぁ。
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お土産はワンパターンだけど、551蓬莱の豚まん。チルドではなく、蒸したてのタイプ。翌朝蒸しなおしたけど、チルドよりこのほうが皮がもっちりしておいしいような気がしたよ。

by sustena | 2014-06-19 21:42 | 食べ物 | Comments(2)
2014年 06月 16日

またまたカルガモのヒナ

けさいつもの公園を散歩したとき、ふと、木の向こうの池で動くものがあった。何かな?と思ったらカルガモのヒナだった。親鳥とともに、3羽泳いでいる。

何日か前に、今年2回目の目撃情報を耳にしていたので、ひょっとしたら会えるかもしれないと考えていたのだが、ラッキー♪ ほんとはもうちょっと生まれたはずだけど、いまは3羽。この池には青大将もいるし、獰猛そうなアオサギもいるし(生まれたてではないから、食べないかもしれないけど)、この先も安心してはいられないのだ。

その後、草むらに上陸し、朝食?をとっていた。もっと見ていたかったんだけど、アルゼンチン戦があるので、そそくさと帰った次第。
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そうそう、スイレン池の手前に見慣れない植物も生えていた。ミツガシワだろうか・・・? もうちょっと大きくなって、花でも咲けばもう少し手がかりもあるんだけど。
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by sustena | 2014-06-16 22:59 | 小さな自然 | Comments(2)
2014年 06月 13日

コクーン歌舞伎『三人吉三』

c0155474_021591.jpgBunkamura25周年記念 コクーン歌舞伎「三人吉三」を観た。勘三郎のなくなったあと、勘九郎を筆頭に、最近、若いコに人気のある尾上 松也を加えた3人による「三人吉三」で、最初は2007年にも見てるからいいかなーと思ったんだけど、大好きな勘九郎だし、これからのコクーン歌舞伎もちょっと気になるしで、結局切符をゲットしたのであります。

2007年のときは勘三郎・橋之助・福助の三人吉三だった。大詰の雪のシーンの美しかったことが今もよみがえってくる。

今回の大きな特徴は、下座音楽ナシで現代風にしたこと。これによってスピード感がうんと出たし、あっ、歌舞伎じゃないって感じ。また、それぞれの幕開きで、江戸の庶民の日常の生活を群像劇のように入れたこと(どれだけ効果があったかなぁ、ねらいはわかるんだけど、いまいち個人的にはピンとこなかった)

勘九郎の声は、勘三郎に似ているんだけど、よりセリフが耳に入ってくる感じがしたなぁ。尾上松也はぼんぼん出身のワルの感じが出てたし、七之助は松也のお坊吉三に異性として惚れてるのか同志愛なのか、ないまぜになってちょっとアヤシイ感じがよかったわー。

最初の百両と庚申丸のくだりがやや芝居に入り込めず、セリフがうるさかったよー。

大川端のシーン、二幕目の巣鴨吉祥院のところで、十三郎とおとせの首を持ってキリッと立つシーン、カッコよかったなぁ。そして、大詰めの本郷火の見櫓の場では、大量の雪が平場の客の上にも盛大に舞って、雪の中、三人の着物の色がきれいで感動。みんな髪にいっぱい紙の雪をつけてのスタンディングオベーションなのでした。


◆演出・美術         串田 和 美
  
◆出演            
和尚吉三 中村 勘九郎
お嬢吉三 中村 七之助
お坊吉三 尾上 松 也
十三郎 坂東 新 悟
おとせ 中村 鶴 松
海老名軍蔵/八百屋久兵衛 真那胡 敬二
太郎右衛門/長沼六郎 大森 博 史
堂守源次坊 笈田 ヨ シ
土左衛門伝吉 笹野 高 史
研師与九兵衛 片岡 亀 蔵

2007年のときの配役は
和尚吉三・太郎右衛門勘三郎
お坊吉三・海老名軍蔵橋之助
お嬢吉三福助
おとせ七之助
十三郎勘太郎
土左衛門伝吉笹野高史
砥師与九兵衛亀蔵
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by sustena | 2014-06-13 23:17 | Theatre/Cinema | Comments(2)
2014年 06月 13日

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌

c0155474_23243952.jpg先日、イーサン&ジョエルコーエン兄弟の「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(INSIDE LLEWYN DAVIS 2013年アメリカ)を見た。

60年代のグリニッジビレッジで活躍した伝説のフォーク・シンガー、デイヴ・ヴァン・ロンクの回想録をベースにコーエン兄弟が脚色したもの。ライブハウスでフォークソングを歌うルーウィン・デイヴィスは、知人宅を泊まり歩く毎日を送っている。レコードは売れず、店で他の歌い手に野次を飛ばしたことをとがめられて殴られたりと、トラブル続き。この日も、朝、知人宅を出発するとき、その家で飼っている猫のユリシーズがドアの隙間から出てしまい、鍵がかかってししまったために猫とともに出かけるが、猫は行方不明になるわ、女友達からは妊娠したから堕す金をと迫られる・・・そんな彼の全然うまくいかない1週間を描く。

なんといってもすばらしかったのが冒頭の映像だ。ちょっと暗めのライブハウス、猫を抱いてNYの地下鉄に乗っているシーン。おお、こんな写真が撮りたいなーと思ってしまう。(撮影監督はブリュノ・デルボネル)

歌もいい。ルーウィン・デイヴィスを演じたオスカー・アイザックは、吹き替えなしで、ちょっとくらーくて売れるニオイのしない、でも心の奥底にひびいてくる歌の数々を披露してくれる。女友達ジーンとその恋人が歌うファイヴ・ハンドレッド・マイルズ、懐かしかったなぁ・・・・・

コーエン節が好きなひと、60年代のヴィレッジ(もっと能天気な明るさもあったという声もあるらしいが)やフォークソングに浸りたい向きにおすすめかも。
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by sustena | 2014-06-13 23:14 | Theatre/Cinema | Comments(0)
2014年 06月 08日

『海外で建築を仕事にする』

c0155474_21463664.jpg前田茂樹 編著『海外で建築を仕事にする-世界はチャンスで満たされている』(2013年8月 学芸出版社 刊)を読む。

今春大学院修士2年になった息子が就職活動がうまくいかなかった場合に、海外の道もあるとけしかけるつもりで、刊行を知ってすぐに図書館に注文したんだけど、予約はそんなに入ってなかったのに、なぜか手元に届くのに9カ月近くかかって、なんのことはない、その間に息子はラッキーなことに第一志望のところから内々定を得たので、母親の取り越し苦労というか、先読みがはずれたというか、でもまあ、この本から教訓やらノウハウを得ようという魂胆なしに気楽に読み始めたら、いやあなかなかおもしろいのである。

この本は、世界16都市で活躍する17名の建築家、デザイナーに、海外でワーキングビザをゲットして就職した体験談を綴ってもらったもの。ある者は、交換留学生の形で、ある者はインターンとして、またある者はゼネコンの設計部をやめて、あるいは、作品に魅せられてポートフォリオを持って押しかけ面接で・・・と、海外で職を得る経緯はさまざまなのだが(ジャン・ヌーベル、レンゾ・ピアノ、ヘルツォーク&ド・ムーロン、スミルハン・ラディックなど、私でも名前を知ってる有名な海外の事務所が出てくる♪)、共通してるのは、建築という武器と情熱を頼りに、言葉はおぼつかないながらも、自ら世界への扉を開いていったことだ。

著者の一人の松原弘典 (さる事件で逮捕されてしまったが)の言葉によると、「終身雇用的な日本のシステムや聖域に守られることなく、自分のスキルを武器に世界のどこでも仕事を見つけられる『ローニン』」のスピリットにあふれていて、ふむ、日本の若い人が内向きだなんてウソだなぁと思ってしまう。

もっとも、建築は、いまや国内だけを相手にしていては、もはやショーバイが成り立たない。東京オリンピックが決まって、ゼネコンなんかはガゼン張り切り始めたけど、でも長い目で見たら、どんどん古いものをぶっ壊して、高層ビルを建てて・・なんてビジネスモデルではなくて、超高齢社会、地方の超過疎化やいろいろな課題を前に、どう日本社会全体をデザインしなおすかという大きな課題について、どんなスタンスで建築という仕事を考えていくかが大事なわけだけで、そんな中でも前向きに、自らの力で建築を考えていきたいというひとは、世界を相手にしていくしかないのであります。たぶん。

さて、ローニンの志で海外に眼を向けた若者は、では門を叩いた事務所で、どんなふうに仕事を進め、プロジェクトを任されるに至ったのか? コンセプトメーキングや実施設計の現場で、スタッフやボスとどんなふうにコミュニケーションを図っていったのか? はたまた、コンペに応募し、独立の道を探し、滞在許可証やビザを更新して生活する苦労とは? 給料の交渉は? 休日の過ごし方は? (ワークライフバランスは日本とは違っていいみたい)

全員が順風満帆だったわけではない。OKをもらえず1年近く棒に振った人もいるし、しばらくは希望する仕事を与えてもらえず、言葉も通じないなか孤独な毎日を過ごした人もいる。

編者の前田さんは書いている。
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個人が自分の人生をクリエイトすることそのものが、創作であると思う。そして、人生をクリエイトするということは、さまざまな局面において選択のリスクを負うことといえる。しかし、自分が建築家としてどのように生きたいのかを見出し、その想いがリスクへの不安や危惧を越えた時、本当の意味での自由を得るのではないだろうか。
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海外で働くことの厳しさとやりがいと、17人の前向きな思いが伝わってくる本だ。
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ポルト
今はここにいる、ただそれだけのこと
伊藤廉/REN ITO ARQ.

ホーチミン
東南アジアの新しい建築をめざして

佐貫大輔・西澤俊理/S+Na. Sanuki + Nishizawa architects

北京
サムライ・ジャパンよりローニン・ジャパン
松原弘典/Tokyo Matsubara and Architects

パリ
建築のチャンス、世界への挑戦
田根剛/DORELL.GHOTMEH.TANE/ARCHITECTS

バーゼル
普通でいつづけること、普通からはずれてみること
高濱史子/+ft+/Fumiko Takahama Architects

NY,台北
建築と非建築をシームレスにつなぐ
豊田啓介/noiz architects

ロンドン
あいまいさを許容するこの場所に拠点を置きながら
小沢慎吾/John Pawson Limited

東京
東京の街がエネルギーをくれる
エマニュエル・ムホー/emmanuelle moureaux architecture + design

パリ
ドアをノックしなければ、始まらなかった
前田茂樹/GEO-GRAPHIC DESIGN LAB.

ヴァドダラー
建築を通して、インドの行く先を見届けたい
後藤克史

ジェノバ,シドニー
グローバルに、もっと自由に生きる
柏木由人/FACET STUDIO

オロット,バルセロナ
地域の風景の先にある世界
小塙芳秀/KOBFUJI architects

マーストリヒト
与えられた環境がすべてではない、自分で変えられる
梅原悟/UME architects

パリ
足もとを見て、振りかえってみると
吉田信夫/Ateliers Jean Nouvel

ヘルシンキ
何回失敗しても、負けじゃない
吉田智史/ARTEK

サンチアゴ
最果てのリベルタドール
原田雄次/Smiljan Radic Arquitecto

by sustena | 2014-06-08 22:53 | 読んだ本のこと | Comments(2)
2014年 06月 07日

YCA2014

昨晩、 大雨のなか(といっても職場から5分なんだけど)、シャネル・ネクサス・ホールで初日を迎えた「Young Concert Artists Festival Week at CHANEL NEXUS HALL, Tokyo 2014」に出かけた。

若いアーティストを支援するアメリカのNPOの「ヤング・コンサート・アーティスツ(YCA)」とシャネルとがコラボして2006年にスタートしたこのコンサートも今年度で9回目。3年前から抽選に申し込むようになって、聴いている。

YCAでは、すでに半世紀以上にわたって若いアーティストを支援してきており、今回来日したメンバーには、ヴィオラ奏者のトビーのような大ベテランもいる。若い人からベテランまで、才能に溢れているアーティストの演奏を、小さなホールで聴けるのは本当にすてき。生の音楽って、からだの細胞が元気になる感じなんですよー(いつも同じことを書いてるけど)

本日は4曲。

●ウォルフガング アマデウス モーツァルト「クラリネットとヴィオラとピアノのための三重奏曲 (ケーゲルシュタット)K. 498」
ホセ フランク=バイェステール(クラリネット)
トビー アペル(ヴィオラ)
パーヴァリ ユンパネン(ピアノ)

●オリヴィエ メシアン「世の終わりのための四重奏曲 - 第3楽章 鳥たちの深淵」
ホセ フランク=バイェステール(クラリネット)

●フランツ リスト「ハンガリー狂詩曲 第6番 変ニ長調」
ルイ シュヴィッツゲーベル(ピアノ)

●ルードヴィヒ ヴァン ベートーヴェン「弦楽五重奏曲 ハ長調 作品29」
ベラ フリストヴァ(ヴァイオリン)
名倉 淑子(ヴァイオリン)
トビー アペル(ヴィオラ)
大山 平一郎(ヴィオラ)
アレクサンドル ブズロフ(チェロ)

ピアノのルイ シュヴィッツゲーベルはジュネーブ生まれ。母が中国人、父がスイス人で、東洋的な顔だちでクールな雰囲気で、リストの超絶技巧のピアノ曲をとばしすぎじゃあないの、と思うくらい引きまくる。前回もきてたけど、かっこいいー。

今回いちばん印象に残ったのがクラリネットのスペイン出身のホセ フランク=バイェステールだっだ。モーツァルトの協奏曲ではまるで息などしていないみたいに天から音がふってくる。そして次のメシアンでは一転、洞窟から響くような、あるときは、夢の奥から響いてくるような、幻想的で悪魔的でそして時に奇蹟のような鳥の声。
いかにもメシアンなんだけど、こんなに心に響くメシアンは初めて。クラリネットの独奏も初めて聴いたなぁ。

終了後、シャンパンがふるまわれるのもリッチなのだった。

演奏会のあとは、以前ランチでシーフードカレーを食べて以来、仕入れがよさそうなので夜に入ってみたいと思っていた「寿シーフード」というお店へ。岩ガキがおいしかったよー。
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by sustena | 2014-06-07 22:23 | Theatre/Cinema | Comments(2)
2014年 06月 07日

マイクル・コナリー『ナイン・ドラゴンズ』上下

c0155474_21503349.jpgマイクル・コナリーの『ナイン・ドラゴンズ』(Nine Dragons 古沢 嘉通 訳 講談社文庫 2014年3月刊 原著出版は2009年)を読む。

ロス市警本部殺人事件特捜班のハリー・ボッシュシリーズ第14作(たぶん)。九龍の雰囲気が濃厚に出ているかなーと期待して手にとったんだけど,はっきりいって、めちゃ駄作。

かつて暴動が起きたエリアで酒店を営む中国人が銃殺された。残されたビデオ映像などから、中国系犯罪組織・三合会が背後にいると考えるボッシュ。ビデオに映っていた有力な容疑者を拘束するが、ボッシュに手を引くよう脅迫の電話がかかる。さらに、香港に住む娘のマデリンが監禁されている映像が届く。娘を救出するため、ボッシュは単身香港に乗り込む。そこで、前妻エレノアと、彼女のパートナーとともに、送られてきた映像から割り出した場所を探しあてるが・・・・・。

ボッシュは相変わらず性格が悪いけど、今回はジコチューに磨きがかかって、そんなに証拠が何もないのに、思い込みで突っ走っていいのかーと思っていると、彼のミスでけっこう人が死んでしまう。
おいおい、最近のアメリカ映画だって、こんなに乱暴じゃないぞ、という無法ぶり。いくら愛娘を救うためだってさぁ。

最後のほうで、リンカーン弁護士のミッキー・ハラーが登場する場面だけ痛快だったけど、あとは、どんでん返しというには後味が悪すぎ。

いったいどうしちゃったのかしら。
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by sustena | 2014-06-07 21:51 | 読んだ本のこと | Comments(0)