いつもココロに?マーク

sustena.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

<   2012年 06月 ( 24 )   > この月の画像一覧


2012年 06月 30日

シアターコクーン「天日坊」

c0155474_1705859.jpg先日、シアターコクーンで「天日坊」を観た。
演出は串田和美、脚本はクドカン。『大江戸りびんぐでっど』では、悪ふざけのほうが強くって、歌舞伎としてはどーなのよ?とがっかりさせられちゃったクドカンだけど、今回は原作が河竹黙阿弥で、ならばクドカンの編集センスが発揮されるはず。しかも私の大好きな六代目・中村勘九郎が主演だし♪ということで楽しみにしていた。

場所は前から2列目の中央席であります。

観音院に育てられたみなしごの法策は、お三婆さんの昔語りで、自分と同年同月生まれの婆さんの死んだ孫が将軍頼朝の落胤であることを知る。婆さんを殺し、証拠の頼朝自筆の御書と三条小鍛冶の短刀を奪い、落胤になりすまし鎌倉を目指す。旅の途中で盗賊地雷太郎とその妻お六と出会い、殺されそうになるが、開き直って企みを明かすと、腕の字で本当の素性が判明。天日坊と名乗り、鎌倉へ乗り込むが──。

勘九郎は、純情で素直な法策のときから、「まじかよー」といいながら悪事を重ね、天日坊として乗り込むに至る表情の変化がいい。最後の殺陣のシーンのかっこいいこと!

それと、片岡亀蔵のお三婆さん、市村萬次郎の猫間光義の気品、巳之助がよかったー。
でも、白井晃、真那胡敬二はねぇ・・・。歌舞伎のひとたちの鍛えかたや呼吸と、あんまり合わないなー

生のトランペットがココロにしみた。それと、串田和美の美術がいい味。

原作:河竹黙阿弥「五十三次天日坊」

脚本:宮藤官九郎
演出・美術:串田和美

出演
法策 後に天日坊=中村勘九郎
人丸お六=中村七之助 
猫間光義=市村萬次郎
お三婆/赤星大八=片岡亀蔵
北條時貞=坂東巳之助
傾城高窓太夫=坂東新悟
越前の平蔵=近藤公園
観音院/鳴澤隼人=真那胡敬二
久助=白井晃
地雷太郎=中村獅童
c0155474_172371.jpg


by sustena | 2012-06-30 17:01 | Theatre/Cinema | Comments(2)
2012年 06月 30日

坂口恭平『独立国家のつくりかた』

c0155474_16354272.jpgいま話題となっている坂口恭平さんの『独立国家のつくりかた』(講談社現代新書 2012年5月20日刊)を読む。

坂口さんは、1978年、熊本生まれ。2001年に早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、路上生活者の家をフィールドワークした卒論がリトルモアから『0円ハウス』として出版され注目を浴び(その後、堤幸彦監督によって『MY HOUSE』として映画化・劇場公開)大震災後の2011年5月、いまの政府はイラナイと新政府(!)を樹立し、初代内閣総理大臣に就任しちゃった人。

坂口さんは、こう問いかける。

なぜ、家ってこんなに値段が高いんだろう。
なぜお金がなくなったら住む場所がなくなるんだろう。
本来だれのものでもない土地をなぜ所有できるんだろう。
そもそもお金がないと、本当に人間は生きていけないのか・・・・・・?

そんなこと考えたって仕方がないと思考停止に陥るのではなく、とことん考えぬいて、試してみる。すると、道が開けてくるんである。

路上生活者のエキスパートたちは、都市の不要物や12ボルトの太陽光発電を活用し、多摩川の河川敷に住んでいるではないか。

ここで大事なのは思考のレイヤーである。
みんながジョーシキとして疑わない「無意識の匿名化したレイヤー」でなく、たとえばガキ大将が輝きを放つ放課後社会のような、その人なりの視点でのレイヤー。無数にあるレイヤーによって硬直した社会を見つめてみると、いろんな生き方の可能性が見えてくる。

そして、モバイルハウスをつくったり、通貨という物質でモノを購入・交換する経済でなく、人間の感情や知性、生き方などの「態度」でもって「交易」する「態度経済」を実践していく。

そんな中で、震災があり、逃げるべきだと知りながらいわない政府はもはや政府じゃないと認定して、「新政府」を樹立しちゃうのだ。

モンテビデオ条約によると、国家の条件は、1 国民 2 政府、3 領土 4 外交のできる能力の4つだという。で、銀座に見つけた所有者不明の土地(三原橋にあって、国と東京との間で所有権が揺れて放置されている場所)を領土とし、4は熊本県と交渉したりしてるからオッケーということで、「中沢新一や藤村龍至をはじめ、私淑する人や知人を大臣に任命。新政府の政策の柱は「自殺者をゼロにするために全力を尽くす」こと。そして、福島の子どもたちを夏休みに3週間招待するという「ゼロ円サマーキャンプ」を実践し、いろんなところで信念を語り続けて共感者を増やしてる。
(もっとも内乱罪に問われるとマズイので、彼は新政府活動を「芸術」と呼んでいる)

ホームレスから学んだこと、彼のこれまでの生き方を織りまぜて綴った第3章までが圧倒的におもしろい。

とんでもないエネルギーの持ち主である。みんながこんなふうな人ばかりだったら、世の中はめちゃくちゃややこしくなるか、楽しくなるかどっちなんだろう。

私の説明はへたくそなので、坂口さんのホームページを見た方がずっとよくわかる
http://www.0yenhouse.com/house.html

プロローグ ドブ川の冒険
第1章 そこにはすでに無限のレイヤーがある
路上生活者たちのレイヤーライフ
家に車輪をつけてみる―モバイルハウス
二〇一一年三月十一日
第2章 プライベートとパブリックのあいだ
地は誰のものか?
じわじわしみ出るパブリック
二〇一一年五月十日、新政府誕生
第3章 態度を示せ、交易せよ
新しい経済の在り方
学校社会と放課後社会という二つの世界
実録・僕の態度経済
第4章 創造の方法論、あるいは人間機械論
創造の定義
自分を一個の機械と考える
絶望眼の使いかた
終章 そして0円戦争へ
エピローグ 僕たちは一人ではない
c0155474_16355182.jpg
c0155474_16355844.jpg

同じ飛び出し注意君でも上のほうがかわいい。

by sustena | 2012-06-30 16:11 | 読んだ本のこと | Comments(0)
2012年 06月 27日

途中経由

出張で大阪と京都に行ってきた。
バス停でふと目に留まったのがこの表示。
「途中経由、朽木学校前ゆき」とある。
c0155474_22225193.jpg

ということは、「途中」は地名であるらしい。

調べてみたら、京都のバスだけど、県境を越えて滋賀県大津市伊香立の途中町まで遠征する路線であった。
でも、きっと利用客が少ないのであろう。平日はバス便がなくなって、休日に1日に2本程度がかろうじて残るだけに。

by sustena | 2012-06-27 22:28 | | Comments(10)
2012年 06月 24日

ステテコ

先月、生協のカタログで女物のステテコか掲載されているのを発見し、ああ、これだったら夏場にピッタシかもと思っていたら、このところ近くのスーパーでも(ちょっとダサイけど)、ピンクのステテコが並んでいて、ふむ、なぜかこういうものは一斉に登場するなぁとこれまたチェックしていたら、父の日の前に、新聞の全ページ広告で、ユニクロのカラーステテコがでかでかと掲載されているではないか。

よしっ、今年の夏はステテコで決まりだッと思って、まだ誕生日プレゼントをくれない息子に、ユニクロでステテコを買ってくるように命じたら、サッカー生地のフツーの短パンを買ってきた。

ステテコで頭がいっぱいだったワタシは、先週半ば、昼間に雨が降ってきたときに、銀座のユニクロに飛び込んで折り畳み傘を買うついでに、ワンピースのキャラクターのステテコを買ったんだけど、よく見たら男物で前があいてた。

まぁ、若い子が男もののトランクスをはくご時世だからかまうものか。
昔タイプの揚柳クレープだったっけ、チリメン風の生地だったらもっと汗を吸ってくれると思うけど、それだとステテコをルーム着がわりとするわけにもいかないよね。

てなわけで、ステテコをはいてラクチン至極なんだけど、ますます腹出王になっちゃうなぁ。
c0155474_2122814.jpg
c0155474_21221575.jpg


by sustena | 2012-06-24 21:26 | つれづれ | Comments(8)
2012年 06月 24日

栗山民也・演出『藪原検校』

c0155474_22341457.jpgすでに3週間ぐらい経ってしまったのでもうだいぶ忘れちゃったけど、世田谷パブリックーで観た井上ひさしの『藪原検校』がおもしろかった。演出は、井上ひさしの演出経験の豊富な栗山民也。この作品は、数年前に蜷川の演出でコクーンで観たことがある。あのときも手練のメンバーでたのしんだのだが、今回の方が目の見えない検校の野望が際立っていたような気がする。

親の因果で盲に生まれた杉の市は、悪の限りを尽くし、江戸の盲人にとっての最高位、検校に登りつめる。しかし悪事がばれ、最後は処刑される。

野村萬斎はいつもはナルシーすぎ~と思ってしまうのだけど、今回は口跡の良さが心地よくて、源平合戦のパロディを語るシーンは楽しい。

狂言回しをつとめる盲太夫に浅野和之。杉の市と対照的な盲人・塙保己一に小日向文世(この人の塙は奥行きが深く底知れぬ人物で不気味)。津軽三味線を思わせるギターを千葉伸彦がつまびく。

[作] 井上ひさし
[演出] 栗山民也

[出演] 野村萬斎/秋山菜津子/浅野和之/小日向文世/
     熊谷真実/山内圭哉/たかお鷹/大鷹明良/津田真澄/
     山﨑薫/千葉伸彦(ギター奏者)
c0155474_22293291.jpg
c0155474_2229403.jpg

ビヨウヤナギとキンシバイって、これまでちゃんと区別がついてなかった。
c0155474_2229485.jpg


by sustena | 2012-06-24 01:02 | Theatre/Cinema | Comments(0)
2012年 06月 24日

三谷幸喜『桜の園』

c0155474_1854549.jpg先日、PARCO劇場でアントン・チェーホフ作、 三谷幸喜が翻案・演出した桜の園を見てきた。
桜の園じたいはこれまでもう何度も見た芝居で、没落する貴族の寂寥と新しい時代の予感をどう舞台化するかが中心のいわゆる新劇新劇した演出のものがほとんど。

今回は、これはレッキとした喜劇だ!ということを強調すべく、三谷が翻案したもの。もちろん骨格は同じである。
最初はなんだかやたらにどーでもいいディテールで笑いをとっている感じが違和感があったのだが、浅丘ルリ子が登場してから、その存在感に舞台が一変! 人間の滑稽さややさしさがじわんとくる舞台となった。

浅丘ルリ子のほか、神野三鈴と藤木孝、江幡高志がよかったな。

翻案・演出 三谷幸喜
出演
ラネーフスカヤ 浅丘ルリ子(桜の園の女地主)
ガーエフ 藤木孝 (ラネーフスカヤの兄)
ワーリャ 神野三鈴 (ラネーフスカヤの養女)
アーニャ 大和田美帆 (ラネーフスカヤの娘)
ロパーヒン 市川しんぺー(元農民 商人として大成功を収める)
トロフィーモフ 藤井隆 (大学生 新時代を説く知識人)
シャルロッタ 青木さやか(ワーリャの家庭教師)
ドゥニャーシャ 瀬戸カトリーヌ(小間使い) 
エピホードフ 高木渉 (ドゥニャーシャを恋する桜の園の事務員)
ヤーシャ 迫田孝也(ラネーフスカヤに仕える若い召使)
フィールス 江幡高志 (桜の園の召使)
ピーシク 阿南健治(借金苦にあえぐ地主)
c0155474_23452340.jpg


by sustena | 2012-06-24 00:59 | Theatre/Cinema | Comments(2)
2012年 06月 24日

ヤマトタケル

亀治郎の猿之助襲名興行は、昼の部は義経千本桜の「川連法眼館の場」で、以前亀治郎の会で観たことがあったので、夜の部の「ヤマトタケル」にした。
といっても、食わず嫌いの私は、どうもスーパー歌舞伎はハデなだけという印象があって、昭和61年に初演され、先代の猿之助が「スーパー歌舞伎」という新ジャンルを開いたとされるこの作品をこれまで観たことがなかったので、期待半分、がっかりしたらイヤだなという不安半分(なんといっても、一等席が1万9000円もするのだ)で見に行ったのだった。

まず、市川猿之助と中車の口上があった。
猿之助はさすがになれたもので、福山雅治から贈られた隈取りの幕が、三人の隈取りを重ねたらどうかという福山雅治のアイデアになるもので、これを見て、襲名というのは乗り越えるものでなくて、自分と過去のこれまでの芸を重ねて、さらに広げていくものだと悟った、みたいな話をしていた一方で、中車は、初日からずいぶん経ったのにまだまだカタイ表情だったのが印象的。

さて、このヤマトタケルは、梅原猛が古事記をもとにヤマトタケルの波瀾に満ちた遍歴をドラマ化したもの。

謀反を企む双子の兄大碓命と口論の末、小碓命は誤って兄を殺してしまう。父帝の怒りを買い、大和に従わない熊襲征伐を命じられる。小碓命は踊り女に変装し、熊襲の首領タケル兄弟の殺害に成功。その勇気をたたえられ、熊襲弟からヤマトタケルの名を与えられる。
しかし、凱旋したヤマトタケルを待っていたものは、蝦夷征伐の命令だった。吉備の大君タケヒコを伴っての蝦夷征伐は苦難の連続で、走水で愛する弟橘姫を失い、草薙の剣で火事を逃れ、ようよう蝦夷を平定後に大和への帰る途中、伊吹山の山神を見くびり、深手を負ってしまう。故郷の大和を夢に見ながら、真っ白な大きな鳥となって昇天するというお話。

新猿之助は、大碓命と小碓命との早替わりや、走水の場面、草原の大火事、最後の場面の宙乗りなど、もう大活躍で、この前の部で、狐六法や宙乗りでかなり体力を消耗するはずだろうに、3時間半もほとんど休みなしの登場だから、実にとんでもない体力であります。

ひたすら猿之助の一挙手一投足に釘付けになったのでありました。

スーパー歌舞伎
三代猿之助 四十八撰の内 ヤマトタケル

     小碓命後にヤマトタケル/大碓命  亀治郎改め猿之助
                   帝       中 車
                タケヒコ       右 近
               ワカタケル    初舞台團 子
            兄橘姫/みやず姫       笑 也
                 弟橘姫       春 猿
                 老大臣       寿 猿
                ヘタルベ       弘太郎
                帝の使者       月乃助
                  倭姫       笑三郎
         熊襲弟タケル/ヤイラム       猿 弥
               尾張の国造       竹三郎
               皇后/姥神       門之助
           熊襲兄タケル/山神       彌十郎
c0155474_23463361.jpg


by sustena | 2012-06-24 00:59 | Theatre/Cinema | Comments(0)
2012年 06月 24日

杉本博司「ハダカから被服へ」

品川にある原美術館で、杉本博司の「ハダカから被服へ」という展覧会をやっている。(7月1日まで)
もうじきオシマイなので、慌ててみてきた。

これは、「人類の衣服の歴史は人類の歴史そのものと同じほど古い」とする杉本が、人類の始まりから20 世紀まで、人間と衣服の関係を探ったもの。

展示作品は、杉本博司を一躍有名にしたニューヨーク自然史博物館の展示を撮った「ジオラマ」、蝋人形館の展示を撮影した「肖像写真」(この2つは、小さいので迫力がいまいち)、そして、ガブリエル シャネル、イヴ サンローラン、川久保玲、ミヤケイッセイなど20 世紀を代表するファッションを、8×10(たぶん)で撮って149.2 x 119.4 cmの大判サイズのゼラチンシルパープリントとした「スタイアライズド スカルプチャー」シリーズ、それと曽根崎心中など彼が手がけた文楽の人形や能楽の装束を展示。杉本独特の視点で、装うとはどんなことか、人間にとってどんな意味を持っているのかを問いかける。

圧巻は「スタイアライズド スカルプチャー」シリーズ。これは、公益財団法人京都服飾文化研究財団のした抄造するファッションをまとったマネキンを撮ったもの。マネキンの腕が白く浮きあがったモノクロプリントはぞくぞくするほど精緻で美しい。

もっとも、杉本の能書きはちょっとうるさいかも。
c0155474_21293578.jpg


by sustena | 2012-06-24 00:57 | Art/Museum | Comments(4)
2012年 06月 23日

海老の味噌漬け焼きがおいしいっ!

休日に出かけたときは、なるべくこれまで食べたことのない蕎麦屋をトライすることにしてて、本日も、こどもの城の裏手のほうまで遠征して、「玉笑」というお蕎麦屋さんに入った。
神宮前の住宅地。ちょっと高そうな雰囲気かな・・・。

メニューを見ると、あと2・5割安ければいいのに・・というお値段のため、ちょいとセーブして、青豆豆腐と、海老の味噌漬け焼きと、粗挽きせいろを注文。
とくに海老の溝漬け焼きは西京味噌の味がほどよく焦げ目も、殻のパリッとしたところも香ばしくて、頭からぜーんぶ食べられる。
透明感のある蕎麦も、不思議とみずみずしい味。蕎麦湯が濃厚でおいしかった。高いくせにけっこうデートの若い子で混んでいてこれまたびっくり。
c0155474_21242616.jpg
c0155474_21243382.jpg
c0155474_21244341.jpg
c0155474_21245272.jpg


by sustena | 2012-06-23 21:25 | 食べ物 | Comments(0)
2012年 06月 23日

ひっくりかえる展

ワタリウム美術館で開催中の「ひっくりかえる展」を見てきた。

まず、チケットを買ってエレベーターに乗り込むと、いきなりギョッとする。
すみっこに、防護服を着たこどもがじっとしてるんだもん。
c0155474_21231876.jpg

展示は3フロアに分かれてる。
主な作家は、福島第一原発の事故のあと、渋谷の駅に展示されている岡本太郎の「明日の神話」に原発の絵を追加したチン↑ポム、過激で挑発的なアートを展開するロシアのヴォイナ、巨大な写真を貼ることで人々の意識を変えていくアートを展開するJR、イラク戦争終結や、貧困や環境問題について、こうなったらみんなハッピーになれるのにという記事を掲載したニューヨークタイムズの号外を100万部印刷して、ニューヨークで配ったイエス・メンなど、いずれも過激で心がぞわぞわして、アゼンとして、でも、一種爽快でもあるアート。

たとえば、チン↑ポムがすく島で繰り広げた「気合100連発」福島第一原発の前で作業服に身を包み(11年の10月から2カ月間、実際に収束作業に従事したそうだ)、原発に向かってレッドカードをかざした写真、渋谷センター街でクマネズミを捕獲し(たくさんいるんだ、これが) ネズミを捕獲してピカチュウに仕立てたり、このワタリウム美術館の部屋の壁にガソリンをかけて火をつけて、その煤でドローイングした「いきのこる」。
あるいは、ロシアのヴォイナがKGBビルの前の跳ね橋にペンキで描いた65メートルの巨大なペニスを描いたアートとそのメイキングのビデオ(アーティストは警備員にすぐさま袋叩きにあっていた)。
竹内公太の作品は、オウム真理教の指名手配容疑者の肖像。これをあちこちで描き、展示したビデオが一緒に展示されていたけれども、なんてgoodな(?)タイミング。

眉をひそめる向きもあるかもしれないけど、これもアートだよね。
7月10日まで。
c0155474_21233187.jpg


by sustena | 2012-06-23 21:23 | Art/Museum | Comments(2)