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2012年 05月 31日

万治の石仏がいいっ!

諏訪には四半世紀前(!)に一度だけ取材で来たことがある。

そのときは1泊したんだけど、某企業の工場見学と、働いているひとへのインタビューが中心で、夜、居酒屋で蜂の子とか、何かゲテものを勧められた記憶しかない。

なので、今回ゼッタイにいってみたかったのが諏訪大社。下諏訪にある下社の春宮と秋宮を見てきた。
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社殿の脇に、木の皮をはがれたデコボコした柱がでーんとある。これが有名な御柱であります。直径約1m、長さ約17mと書いてあったけど、山出しの映像などでしか見たことがなかったから、もっとずっと大きいのかと思っていたのだけど、意外に小さかったな。
下諏訪町の東俣国有林から切り出されているのことだけど、いくら7年に一度といっても、そんなに巨木がたくさん残っているんだろうか?
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期待しないで見てものすごくよかったのが、春宮の近くにあった万治の石仏。岡本太郎がぞっこんだったらしい。悠然としたいい表情なのよー。
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諏訪湖はこの日は渺茫とした風情。以前来たときは、アオコで夏場は耐えられないほど臭いという話を聞かされたのだけど、おそらくずいぶんきれいになったのではないかなぁ。
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by sustena | 2012-05-31 23:12 | | Comments(12)
2012年 05月 30日

諏訪のおそば屋さん

本日は諏訪に遠征。
お昼を鰻屋にするかそば屋にするか迷ったんだけど、胃にやさしいそばにすることにして、「あきしの」というそば屋に入った。あっ、諏訪というより岡谷です。

アプローチがなかなか趣がありました~。
ミニそば懐石を注文。そば豆腐、地鶏のつくね、そばがき、そばがゆ、ざる、抹茶と抹茶シャーベットのコース。
築50年の民家を改装したとのことで、落ち着き度◎ であります。
抹茶シャーベットがおいしかったなー。
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諏訪大社にも一端だけど、その話はまた明日。

by sustena | 2012-05-30 23:45 | | Comments(4)
2012年 05月 28日

工事現場の注意表示

本日シールド工法の現場を訪れたとき、下の写真のような表示があちこちにあった。
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いかにできあいの画像を使ったといっても、あんまりではなかろうかと考えていたら、これまたできあいイラストとはいえ、極端に趣味の違う案内が・・・
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ジョイントベンチャーで、それぞれの分担によって違うのか、なんなんだろーと思ったことだった。
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by sustena | 2012-05-28 23:02 | 看板・サイン・ポスター | Comments(6)
2012年 05月 28日

公園の散歩

のんびり曜日は、朝と夕方の二度、近くの公園に散歩に行く。
そろそろ暑くなってきて、9時を回るともうまぶしすぎる。これからはもうちょっと朝早くにしなくちゃなぁ。
ん?この実は・・・。桑の実に似てるけど??
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柿の花って、ヘタの部分によく似てるのね。
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カルガモの雛の目撃情報が寄せられたけど、とんとお目にかかっていない。
もう何日か経っているし・・・とあきらめきれず夕方もう一度行くと、蛇がいた。
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こーゆーのに食べられちゃったりするんだろうか・・・・。

ぐるり一周するころには、すっかり夕方の光である。
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by sustena | 2012-05-28 00:23 | 小さな自然 | Comments(8)
2012年 05月 28日

5月文楽公演 第2部/勘十郎の阿古屋が最高!

c0155474_23281711.jpg先日、国立劇場小劇場で、文楽を見た。
演目は「傾城反魂香・土佐将監閑居の段」「艶容女舞衣・酒屋の段」「壇浦兜軍記・阿古屋琴責の段」。

傾城反魂香は住大夫の又平のセリフがおもしろかったし、酒屋の段では、「今ごろは半七つあん、どこにどうしてござらうぞ・・・」 のお園のモノローグ場面、簑助の人形にはいつも吸いよせられてしまうんだけど、この2つの印象もどこへやら、圧巻で迫ってきたのが、最後の「阿古屋琴責の段」の勘十郎の阿古屋だった。

ストーリーはというと───
源頼朝の暗殺を企てた平家の武将・景清の行方を追うため、恋人の遊女阿古屋が詮議されることになった。知らぬ存ぜぬ、拷問も怖くはないと言い放つ阿古屋に、源氏の智将・畠山重忠は拷問の代わりに琴、三味線、胡弓を弾くよう命じる。嘘を押し隠して弾くと楽器の音色が狂うとみてのものだ。

順に楽器を弾いていくだけの話ではあるんだけど、寛太郎が弾くそれぞれの楽器にあわせて、ほんとに人形が心をこめて弾いていると思わせる演技で、すばらしいのなんのって。客席はもう拍手大喝采である。
この場面は、主遣いだけでなく、左手と足の遣い手も黒衣ではなく顔を出す。(左遣いは吉田一輔、足遣いは勘次郎だと思う)

歌舞伎では実際に弾かなければならないので、女形にとって難しく、去年(?)玉三郎が演じたのが、たしか歌右衛門以来だったそうな。

この日、赤川次郎さんが客席にいらした。文楽の補助金削減を唱えた大阪の橋下知事の見識のなさを批判した4月12日付けの朝日新聞の投書を思い出した。

この日のような演目を見たら、文楽に興味のない人だって、その技術のたしかさ、おもしろさに驚嘆するに違いない。
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by sustena | 2012-05-28 00:17 | Theatre/Cinema | Comments(2)
2012年 05月 27日

5月花形歌舞伎夜の部

五月花形歌舞伎の夜の部は、曲亭馬琴の原作に、三島由紀夫が構想を得て書き下ろし、自ら演出もしたという『通し狂言 椿説弓張月』だった。国立劇場で初演されたのが昭和44年11月とのことで、三島の割腹自殺はその1年後。だからこの歌舞伎の主人公・源為朝は、スーパーヒーローの威勢のよい勧善懲悪のストーリーではなく、崇徳上皇への忠誠を抱きつづけ、死に憧れる憂国の士といった趣だった。
そーゆー意味では、クラーイ貴公子の風情のある染五郎は、スケールはいまいちだけど、役としてはピッタリ。

とはいえなんだかヘンテコな芝居なんである。やたら人がいっぱい死ぬしー。ハデな怪魚が登場するかと思えば、いいオトコの拷問シーンがあるしー。

こんな話です。

「上の巻」では、保元の乱に敗れ、伊豆国大嶋に流された為朝が、家臣の紀平治太夫(歌六)や高間太郎(愛之助)、その妻磯萩(福助)らとともに再挙の時を窺っているが、平家軍に襲われる。父と夫が戦うことに絶望した妻の簓江(ささらえ・芝雀)は身を投げて死に、源氏の末裔としての誇りを忘れるなと教えた息子・為頼(玉太郎)は為朝の教えを守り雄々しく戦うが、瀕死のところを為朝に介錯を求める。苦悶する為朝。その後為朝は紀平治太夫と共に小舟で西へと向かう。

「中の巻」では、讃岐で死のうとしていた為朝だったが、上皇の霊のお告げに従い、九州肥後へ向かう。そこで、妻白縫姫(七之助)と息子舜天丸(鷹之資)と再会する。一行は平家討伐をめざして船出するが、嵐に見舞われてしまう。そこで白縫姫は海神の怒りを鎮めるために海に身を投げる。海に投げ出された高間は妻を殺したあと割腹自殺する(ここの血がドバーッはめちゃ派手)。紀平治太夫と舜天丸は黒蝶になった白縫姫の霊に助けられ、怪魚の背に乗り難を逃れる。平家と戦う前にこんな目に遭っちゃうんである。怪魚がとんでもなくハデでインパクトがあったな。

そうそう、中の巻でめちゃエグイ場面があるのであります。白縫姫が自分で旗揚げしようと隠れ家で準備を進めている。そこに引っ立てられてきたのが、為朝を裏切った武藤太(薪車)。そこで、白縫姫は殺害を命じるんだけど、実にサディスティックなんだよー。
姫が為朝の好きな曲を琴で爪弾くあいだ、裸にされた武藤太の体や足に腰元たちが順番に竹釘を打ち込むのであります。竹釘から血が流れだし、雪が染まっていくのー。ワーッ三島っぽい~。(七之助がもっと、平然としたすごみが出てるとよかったのに)

そして「下の巻」では舞台は琉球に。王位継承でモメているところ(ここでは、突然世話物になって、お涙ちょうだいの場面がある)に登場し、琉球国再興に一役買うものの、国王になることはせずに、最後天馬で去っていく。

馬はスッポンから登場するから、上皇のもとへと旅立つ、つまり死へ向かうことを表してるんだと思うんだけど、エンディングは宙乗りのほうが雰囲気だったように思うなー。

かくて、なんだか焦点の定まらないヘンテコリンな舞台だったという印象が勝ってしまったのだった。


  上の巻 伊豆国大嶋の場
  中の巻 讃岐国白峯の場
      肥後国木原山中の場
      同じく山塞の場
      薩南海上の場
  下の巻 琉球国北谷斎場の場
      北谷夫婦宿の場
      運天海浜宵宮の場

                        源為朝  染五郎
            白縫姫/寧王女(ねいわんにょ)  七之助
                       高間太郎  愛之助
               陶松寿(とうしょうじゅ)  獅 童
                          鶴  松 江
                          亀  松 也
                     左府頼長の霊  廣太郎
  舜天丸(すてまる)冠者後に舜天王(しゅんてんおう)  鷹之資
                     為朝の子為頼  玉太郎
                        武藤太  薪 車
                       大臣利勇  由次郎
                       為義の霊  友右衛門
      阿公(くまぎみ)/崇徳(しゅとく)上皇の霊  翫 雀
                      高間妻磯萩  福 助
                為朝妻簓江(ささらえ)  芝 雀
                      紀平治太夫  歌 六
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by sustena | 2012-05-27 23:21 | Theatre/Cinema | Comments(0)
2012年 05月 26日

『楽しき土壁 ― 京の左官親方が語る』

c0155474_21321863.jpg先日、『楽しき土壁 ― 京の左官親方が語る』(佐藤嘉一郎 聞き手 矢ケ崎善太郎 学芸出版社 2012年3月刊)を読んだ。

この本は、大正10年(1921)生まれで家業の佐藤左官工業所を継ぎ、数寄屋・土蔵の左官仕事に携わるとともに、重森三玲氏に師事し庭園史や茶の湯を学び、京都府左官工業協同組合副理事長・京都左官職業訓練校校長、京都林泉協会会長をつとめた佐藤嘉一郎さんへのインタビューをまとめたもの。

土壁に使う土はその土地土地で特徴があること、左官の仕事の進め方、仁和寺、玉林院などの茶室をめぐり歩きながら、かつての職人の仕事に思いをいたし、そして、これまでの人生の来し方を振り返ったもの。

土壁は吸湿性、吸音性にすぐれ、自然に温度調節がなされ、強度もあるし、火にも強い。言うことなしのエコ材料ではあるものの、乾くには時間がかかるし、一度に終わらない、手間暇がかかるということで、どんどん出番がなくなってきたのは無念なことだ。

「そこの大工仕事をみて、自分の仕事の格差をつけていくということが職人の技量です。格を知って、いいところにはいい仕事をする。下地の悪いところに、なんぼいい仕事をしても駄目」

「壁を塗るときは、手を動かさないで体を動かすんです。手首だけでちょこちょこ塗らないで体を動かして塗る。けれども下手な人は足までいっしょに動く」

職人ならではの話が聞ける。茶室の壁の話がおもしろかった。ただ、ちょっぴり編集が下手で、専門用語の解説があとさきだったり、話の流れがいまいちなところがあって、ところどころわかりにくかったのは残念だなぁ(私がモノを知らないだけかも)

家を思い通りに建てる機会があったら、ぜひ土壁にしたいんだけどなぁ・・・・。夢のまた夢である。

■1章 楽しき土のはなし:味わいのあるエコ材料
■2章 鏝は小さな手:幅広い左官の仕事
■3章 伝統とモダンの土壁:京の壁を歩く
"洞床は難しい仕事のひとつ"── 飛濤亭[仁和寺]
"黒錆はお歯黒かもしれない"── 遼廓亭[仁和寺]
"茶の湯の「聖地」にスサの壁"── 蓑庵[大徳寺塔頭玉林院]
"煙草王のモダンな迎賓館"── 長楽館
"築地塀の文化財修理現場をみる"── 東寺(教王護国寺)
■4 章 目先を変える日々:勉強と修業の駆け出し時代
■5 章 いつまでも鏝をもつな:親方になるということ
御礼とあとがき

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by sustena | 2012-05-26 22:20 | 読んだ本のこと | Comments(0)
2012年 05月 26日

小澤征爾×村上春樹『小澤征爾さんと、音楽について話をする』

c0155474_0562046.jpg昨年末に小澤征爾に村上春樹がインタビューした『小澤征爾さんと、音楽について話をする』(新潮社 2011年11月30日)の広告を見たときに、新潮社がうまい組み合わせを見つけたものだなぁと思っていたんだけど、そのときに予約した本がようよう届いてまえがきを見たら、そもそもが村上春樹の企画であることを知ってまず驚いた。

村上春樹は、最初娘の征良さんとたまたま知り合いになって、その後、小澤征爾とも顔を合わせて会話を交わすようになった。つまり仕事とはまったく関係ない繋がりからスタートしたんだそうだ。最初はほとんどが音楽以外の話だったのが、あるとき音楽を聴きながら、グレン・グールドとレナード・バーンスタインがニューヨークでブラームスの一番の協奏曲を演奏したときの話になって、これがすこぶる面白かった。そこで、このまま消えさせてしまうのは惜しい、文章として残すべきだと考えた村上春樹が、「それを書き残す誰かとして、僕の頭に浮かぶ人物は、僕自身以外には一人も──厚かましいようですが成り行きとして──いなかった」とゆーことで、できた本なのであります。

ところで村上春樹のエッセイや小説を読むと、彼が無類のジャズ好きであることはすぐにわかるけれども、たとえば『1Q64』で確かヤナーチェクのシンフォニエッタだっけ?が出てきたりして、それはそれでなかなか似つかわしい音楽であるので、クラシックも聴くのかしらんと思っていたら、高校のときからレコードを集め、コンサートにも時間が許す限り頻繁に通い、ヨーロッパに暮らしていたときは、文字通り浴びるほど聴いていて、ジャズもクラシックもどっちにもすごぉぉぉぉく造詣が深い人なのだった。

この本では、村上春樹の持っているレコードやCDやDVDを聴きながら、二人は音楽について、作曲家や指揮者や演奏家について、指揮のまとめかた、スコアの読み込み方について、音楽の生まれ出る秘密についてとことん話をする。

なんとまぁふさわしい聴き手を得たことだろう。インタビューはこうでなくっちゃなぁ・・・と羨望にも似た気持ちで、二人がしゃべっているのをなんだかガラス越しに聴いてるみたいな気分で読み進む。

最近とんとクラシックを聴いていないので、たとえばト書きで、「カデンツァの最終部分。音のペースがめまぐるしく変化する」などとあって、「ああ、ここの旋律はどーだったのかしら・・と思う部分もないわけではないけれども、その音楽のことをろくすっぽ知らなくても、実におもしろいインタビューであることは疑いがない。

とにかくぜーんぶおもしろいので、ぜひ読むことをオススメしちゃうんだけど、たとえばベルリオーズの幻想交響曲、1966年のトロント交響楽団と1973年のボストン交響楽団、2010年のサイトウ・キネンを聴きながら、同じ曲でも録音時期の違いによって、演奏者の違いによって大きく違うことについて語りだす。

「トロントのときはまだ三十一歳で、傾向としては「前へ前へ」というパワフルな演奏。音楽がたなごころの上で跳ねて踊っている。それがボストンに行って、最高のオーケストラを得て、手のひらに音楽を包んで大事に熟成させている感じ。最近のサイトウ・キネンになると、その包んでいた手のひらを少しずつ開いて、音楽に風を通し、自由にさせているという印象を受ける・・・」

それがなぜかを順々に聴いていくんである。

マーラー演奏の歴史的な変遷についての対話も興味深かった。なかでも、マーラーの楽譜に書き込まれた指示が実に細かいこと。でもそれで演奏が同じになるかというとさにあらず。ではどういう要因で変わってくるのか?

この質問については小澤征爾はうーんと悩みながら
「要するにね、インフォメーションが多い分、各指揮者はインフォメーションの組み合わせ方、扱い方で悩むんです。それらのインフォメーションのバランスをどのようにとっていくかということで」
(略)

「実にパラドックスですね。意識的情報が溢れている分、選択肢がより潜在化していくというか。だから小澤さんとしては、それらのインフォメーションを制約としてはとらないわけですね?」

こんなふうに次々に言葉が紡がれてゆく。

章の合間にはさまれているインターリュードも楽しい。
たとえば、ユージン・オーマンディは親切な人で、小澤征爾のことをすごく気に入ってくれて愛用のオーダーメイドのタクトを1本くれたんだという。当時小澤さんはお金がなくてタクトのオーダーメイドができなかった。で、彼のオフィスの机の抽斗を開けたら同じタクトがズラッと並んでたから少しぐらいならわからないだろうと思って三本持ってきたら、秘書のおばちゃんにばれちゃった。なんて話。

第6回の前の「スイスの小さな町で」は、スイスのレマン湖畔で「小澤征爾国際音楽アカデミー」の10日間ばかりの合宿に村上春樹が参加して一緒に過ごし、音楽が作り上げられていく過程をつぶさに体験したレポート。それを受けて、若いひとを集めて音楽を教えるということがどういうことなのかが語られたのが第6回だ。

最近、とんとクラシックを聴いてないけど、また昔みたいに浴びるほど聴きたい。小澤征爾の指揮はテレビでしかみたことがないけれど、生で聴きたいなぁと思ったことだった。

始めに──小澤征爾さんと過ごした午後のひととき(村上春樹)
第1回 ベートーヴェンのピアノ協奏曲第三番をめぐって
インターリュード1 レコードマニアについて
第2回 カーネギー・ホールのブラームス
インターリュード2 文章と音楽の関係
第3回 一九六〇年代に起こったこと
インターリュード3 ユージン・オーマンディのタクト
第4回 グスタフ・マーラーの音楽をめぐって
インターリュード4 シカゴ・ブルーズから森進一まで
第5回 オペラは楽しい
スイスの小さな町で
第6回 「決まった教え方があるわけじゃありません。その場その場で考えながらやっているんです」
あとがきです(小澤征爾)
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by sustena | 2012-05-26 01:03 | 読んだ本のこと | Comments(2)
2012年 05月 24日

藤田洋三『世間遺産放浪記 俗世間篇』

c0155474_2216769.jpg拙ブログにたびたびコメントをくださるesikoさんの写真に出てくる土蔵やトタンに心惹かれる人や、藤森照信や赤瀬川原平らの路上探検に関心のある人なら、気に入ること請け合いの写真集が、藤田洋三さんの『世間遺産放浪記 俗世間篇』(石風社 2011年12月30日発行 A5判変型368ページオールカラー)である。

作者の藤田洋三さんは、1950年大分県生まれの写真家で、全国の土壁、石灰窯、藁塚の撮影と取材をライフワークとして続けている人。

取材の過程で見つけた日本各地の決して有名ではないけれどその地で地道な仕事を続けた、鏝絵アルチザンたちの魂のこもった痕跡、アヴンギャルドならぬ左官ギャルドな手技の数々、キッチュな壁etcを写真におさめ、ユニークなタイトルをつけて(たとえばミルフィーユな壁、そろばんドック、刺青天井、泥のバームクーヘン)、軽妙な解説とともに紹介しているのだ。とにかく楽しい遺産たち。

その数306遺産! しかもこの本は続編であるからして、第一弾がある。こちらは247遺産!

1 失われた土木を求めて
2 そこに壁があるから
3 それは「アート」ではない
4 上を向いて歩こう
5 世界は粉でできている
6 小屋はスロー風土。 
7 アルチザン・デコの窓辺 
8 炎と土のモダニズム 
9 われら世間遺産探偵団 

こんな風景がどんどん日本のあちこちから消えて、無味乾燥な、のっぺりした家だらけになっちゃうのは悲しい。この本に共感したひとたちで、世間遺産保存運動をしなくっちゃ。

藤田さんの著書はこのほか、書『近代建築史・ゲニウス・ロキ』『消え行く左官職人の技・鏝絵』、『小屋の力』『鏝絵放浪記』『藁塚放浪記』『世間遺産放浪記』

写真は、本日新橋駅近辺で収集。
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by sustena | 2012-05-24 22:16 | 読んだ本のこと | Comments(10)
2012年 05月 24日

宮崎の冷汁

食べ物の話ばかりで恐縮だが、おいしいものを食べたときは、報告せずにはいられない。

前々から宮崎の冷汁はたべてみたいなーと思っていたのだが、あまり上品とはいえないような気もするし、おいしいところとまずいところの差がうんとありそうで、下手をすると生臭いだけだったりすると最悪かもという懸念があってトライしたことはなかったのである。

本日銀座から新橋方面に向かう途中、8丁目のビルの1階に看板が出ていて、でーんと「宮崎の冷汁」とあって、その文字がそこはかとないオーラを放っていたので、ほんとは新橋のさぬきやでうどんを食べるつもりだったのに、気持ちがぐらっときて、5階にあるそのお店に入ったのであります。

ところで冷汁というのは、魚の濃厚な出し汁に麦味噌などを入れて冷やし、きゅうりやミョウガなどを入れて、ごはんにぶっかけて食べる家庭料理(レシピはWEBにいろいろ載ってるけど、その家によってもずいぶん違うようだ)

とゆーわけで、さっそく注文。ちなみにこの店は、土鍋でご飯を炊いているんだそーです。
つけあわせは、いぶりがっことアサリとしめじの味噌汁、ピーマンと地鳥の和え物。

おいしかった♪ いまいち食欲がないときにはうってつけだと思います。900円也。
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by sustena | 2012-05-24 21:47 | 食べ物 | Comments(2)