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2011年 12月 30日

暮れの公園

公園を散歩。センダンの実が、陽を浴びて輝いている。ロウバイが咲き始めた。イチョウの葉は全部落ちて、影が長ーく伸びている。下池ではハシビロカモが今年もやってきた。

ベンチの影のひとつが、顔に見えたよー。
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ムラサキシキブの実がちょっぴり残っていた。
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マユミの実がたわわ。この木は硬いけど柔軟性もあるので、昔は弓の材料に使われたんだそうです。
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by sustena | 2011-12-30 23:14 | 小さな自然 | Comments(6)
2011年 12月 30日

井上雅彦「リアル」

息子が井上雅彦の「リアル」の1巻から9巻までを古本屋でゲットしてきた。一度友人宅で読んだら、超おもしろかったから、母に読ませようと思って買ってきたのだという。

やばーい。この忙しいのに、読み始めたら止まらなくなるに決まってる。でも、つい手に取ったら・・・結局、9巻イッキ読みしてしまった。ああ、年賀状もまだなのに(;o;)。

車椅子バスケの話である。

バスケに打ち込んでいたが、チームメートとの軋轢で退部し、ヤケになっていたときに、ナンパした女の子を乗せてバイク事故に遇い、下半身不随のケガを負わせてしまった野宮朋美。野宮のいた西高のバスケチームのキャプテンで、チャリを盗んで乗り逃げしようとしたときに、トラックとぶつかり脊髄損傷になった高橋久信、短距離選手として頭角をあらわしたときに、骨肉腫によってローテーション手術を受け、車いすバスケットボールに出合った戸川清春、それぞれが障害や、先の見えない現実と取っ組み合う。

清く正しく前向きな主人公とはちと違う。野宮朋美は粗暴で、バイト先を次々首になるし、やっと長続きしそうだった引っ越し屋さんも倒産しちゃうし、脊損できついリハビリと向き合うことになった高橋久信は、イケメンだけど、性格が悪くて人をランク分けにするし、戸川清春も我が強くて、最初のうちはチームメイトとの折り合いが悪いわで、でも、そこらへんにうじゃうじゃいそうな感じで、おお、同僚の××に似てるぞーなんて、やけにリアリティがある。

9巻でまだ始まったばっかりってところ。ああ、すでに出ているあと2巻を早く読みたい~。

息子は、おそらくこのあとの巻をずーっと私に買わせようとして、途中までをゲットしてきたに違いない。やれやれ。
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by sustena | 2011-12-30 23:06 | Comments(4)
2011年 12月 30日

大沼 英樹「それでも咲いていた 千年桜」

銀座ニコンサロンで昨日までやっていた写真展「それでも咲いていた 千年桜」が心に残る。

作者の大沼英樹さんは、1969年山形県天童市生まれ。仙台に住み、全国の桜を撮った「お伽噺桜」(2010年窓社刊)の写真集がある。

東日本大震災のときは仙台の自宅にいたという。桜の季節になったとき、養殖の牡蠣が巻きつきながらも咲いていた桜や、火災で黒く焦げてもなお花を咲かせていた桜を目にして、この光景を記録しておかなくてはならないと、被災地をまわった。もし自分がそれまでテーマとしていた桜でなかったら、シャッターを押せなかった。それほど、辛い風景だったと語る。でも、こんな震災にあっても、来年も再来年も、そして何十年後も咲き続けようとする桜こそは、これからの希望だと感じたという。

一面に広がる瓦礫の中、たくさんの語らいと悦びがしみ込んだ桜が、耐えて咲いている。そんな写真が40点ほど並んでいた。

本来の桜の寿命は人間と同じ100年とちょっとだけれども、「これからさまざまに生死流転を繰り返していくだろう未来への、ひとつの希望として、この大震災に生き残り、耐え抜いた桜の命を、せめて千年は語り継いでほしいとの願いをこめて」、「千年桜」と名づけた。

「お伽噺桜」をまとめた出版社にこの写真を見せたら、出しましょうということになって、同じタイトルで写真集となっている。
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by sustena | 2011-12-30 22:24 | Art/Museum | Comments(6)
2011年 12月 27日

小樽でも顔

うーむ、アップするに事欠いて、せっかく北国に出かけたのに顔というのも・・・。
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by sustena | 2011-12-27 01:11 | | Comments(12)
2011年 12月 23日

丸谷才一『持ち重りのする薔薇の花』

今秋、文化勲章を受章した丸谷才一の8年ぶりの長編小説が、『持ち重りのする薔薇の花』(2011年10月刊 文藝春秋)である。

タイトルはうまいけど、経済界のお偉い会長が名付け親となったカルテットのエピソードを、元経済誌の編集長のライターに語るという設定は、いかにも、すっかり大御所となっちまい、いまという時代とまったくきり結ぶことのなく悠然としたお話だなぁと思うし、エロティックといったって、紫一色の虹が立つってセリフにおおっとどよめいているようじゃねぇ・・・と思うけど、まぁ、先生の御年86だから、そりゃだれもけなしゃしないよね、なんて思いながら、アッという間に読み了えたのでありました。(それなりにおもしろかったってことなのかなー)

写真は薔薇じゃないけど。
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by sustena | 2011-12-23 23:12 | 読んだ本のこと | Comments(2)
2011年 12月 23日

森山徹『ダンゴムシに心はあるのか―新しい心の科学』

c0155474_2255584.jpg息子が小さいとき、よくポケットいっぱいにダンゴムシをとってきては嬉しそうに見せてくれた。玉みたいに丸まるところはなかなか楽しい虫だが、どんなかわいい虫だって、何十匹と集まるとブキミで、関心をそらせては、こっそり庭に放しにいったものだ。

それはさておき、信州大学ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点(繊維学部応用生物学系バイオエンジニアリング課程)助教の森山徹さんの『ダンゴムシに心はあるのか―新しい心の科学』(PHPサイエンス・ワールド新書 2011年4月刊)を、そのタイトルにひかれて読む。ダンゴムシに心だって? ああいう虫って、刺激に反射するだけなんじゃないの?そもそも、そんなこと、どうして調べるわけ?

だれだってそんな疑問を持つであろう。でも、森山さんは、大脳がないダンゴムシにも心があり、道具を使う知能もあることを示唆するユニークな実験を考え出すのだ!

その前に心とは何か、森山さんの定義がふるっている。

心とは、特定の行動を滑らかに発言させるよう、それ以外の余計な行動の発言を抑制する内なる機能である。強い心とは、これと決めた特定の行動をしている最中に、外界から不可避的に与えられるさまざまな刺激に対して、脳内のさまざまな部位が活動しても、断固としてそれらに対応する行動を抑制することができること。
心を鍛えるとは、この抑制力を鍛えることなのである。「顔で笑って心で泣く」、というように感情が生じてもぐっと抑制する力だ。

普段はそんなふうにして見えない心だが、未知の状況に直面すると、抑制を解かれてポロッと「予想外の行動」となって発現する場合がある。旧友に会って、我知らず涙が出ちゃう、なんて場合である。

森山センセイは、こうした「未知の状況」における「予想外の行動の発現」こそ、隠れた活動部位としての「心の働きの発現」である、と説く。

さて、これにガテンがいったところで、ダンゴムシである。こうして先生はダンゴムシに心があるかどうかを探るために、迷路実験、行き止まり実験、水包囲実験など、未知の状況と課題を与え、ダンゴムシから突飛な行動を引き出すことに成功した。実験結果の解釈に、ほんまかいな、と思う部分もないではないけれど、よくもまぁこんな実験をエンエンとするものだと、ほとほと感心しちゃうんである。

きょうび、すぐに実用に結びつく研究がもてはやされるなか、こういう研究者もいるのだなぁと、なんだか嬉しくなっちゃうのであった。

第1章 心とは何か―「心の定義」を提案する
第2章 ダンゴムシの実験
第3章 ダンゴムシ実験の動物行動学的意味
第4章 「心の科学」の新展開

これはカリフラワーの一種のロマネスコっていう野菜。アンコールワットみたいなのよー。
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by sustena | 2011-12-23 22:55 | 読んだ本のこと | Comments(8)
2011年 12月 23日

「メタボリズムの未来都市展」

六本木の森美術館で開催中の「メタボリズムの未来都市展」を息子と見に行く。

「メタボリズム」とは、「新陳代謝」という意味で、1960年代に、丹下健三に強い影響を受けた黒川紀章や、菊竹清訓、槙文彦、磯崎新、大高正人、建築評論家の川添登らが、生物のように環境に適応して増殖し、変化していく建築や都市を構想したもので、東京湾上を横断する海上都市「東京計画1960」や、磯崎新の「空中都市-渋谷計画/新宿計画」、着脱可能なカプセルを組み合わせた黒川紀章の「中銀カプセルタワービル」など、生物のようといっても、衰えを知らぬ、ぐんぐん伸びゆくイメージが強烈で、いかにも高度成長時代の技術を信じていた時代の構想ではあるんだけど、CGが迫力で、予想以上のおもしろさだった。

会場は4つのコーナーとラウンジから構成されていて

セクション1は「メタボリズムの誕生」。都市デザインの原点となった戦災復興計画「広島ピースセンター」と世界デザイン博、1960年に発表された「METABOLISM──都市への提案」のマニフェスト。

セクション2は「メタボリズムの時代」。「東京計画1960」をはじめ、メタボリズムを代表する都市の構想が並ぶ。このコーナーが最高♪

セクション3は「空間から環境へ」。メタボリズムが建築だけでなく、アートやデザイン、環境ともかかわっていたことを示すコーナーで、松屋での「空間から環境へ」の展覧会(高松次郎のパースの効いたテーブルセットなどが印象的)、そしてメタボリズムの中心人物たちが活躍した大阪万博の紹介。

セクション4は「グローバル・メタボリズム」。丹下健三によるマケドニアの首都の震災復興計画や、槙文彦の「リパブリック・ポリテクニック」など世界の建築にどのようにメタボリズムが寄与したのか、しているのかを示したもの。

そして、メタボリズム・ラウンジでは,東日本大震災で建築家たちがどんな提案をしているかや、この展覧会で開催されたシンポジウムの映像、関連図書がズラッと並んで、こういうものをじっくり見ていたら半日以上かかっちゃうよねぇ・・ということで、ここは被災地にタワーをというプレゼンテーションをチラッと見ただけ。

いまの建築家でも平田晃久など生物の動きや増殖をイメージした建築をつくっているけれども、1960年代の壮大さは、実に暴力的な能天気さだよー。

そうそう、丹下健三の代々木体育館や東京カテドラルの施工風景の映像があって、施工のたいへんさ、でもそれをエイッと実現しちゃう技術力は、いやはや、ほーんと感動しちゃった。

会場の外に中銀カプセルタワービルの一つのカプセルが置かれていた。中に入れないのは残念だったなぁ。
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by sustena | 2011-12-23 22:24 | Art/Museum | Comments(2)
2011年 12月 21日

生卵と食べる鯛めしがおいしい!

本日は浜松町で午前と午後に打ち合わせがあったので、お昼を挟んで1時間40分ほど時間潰ししなくてはならなかった。
まだお昼にはちょっとだけ早かったので、あたりを探検。すると文化放送裏手に、なんだか気になる「支度中」のお店。ぐるっと一回りして戻ってくると、この看板が。なんとまぁそそられる字ではありませんか!
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というわけで入ると、ランチメニューは看板の1種類のみ。
鯛の刺身にアサツキ、ワカメ、ワサビがのっていて、生卵につけてご飯にのっけて食べるといいとのこと。全部入れてかき混ぜてドバっとかけるとさらにおいしいです、とお店の人。で、やってみました。
生卵がかかってるってわかりにくいけど、鯛丼でーす。
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めちゃおいしかった。オススメです。
1000円也。夜も鯛しゃぶしゃぶや、鯛の塩釜のほか、単品料理があって気になるお店でありました。そうそ、お店の名前は「鯛樹」。

by sustena | 2011-12-21 23:27 | 食べ物 | Comments(2)
2011年 12月 20日

本場海鮮丼

1泊2日で札幌に出張に行ってきました。小樽と30分ぐらいの距離であることを発見し、ちょっと遠征。寒かったけど、大好きな雪も見られたし、北のウォール街の建築と、十分の日本郵船も見たしで大満足。
これは勇んで食べた海鮮丼。ほんとは、全部ウニで埋めつくしたかったけど、お金をケチッたのー。
ウニは臭みがゼンゼンなくておいしかった♪
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by sustena | 2011-12-20 22:55 | | Comments(4)
2011年 12月 17日

国立劇場『元禄忠臣蔵』

c0155474_2232096.jpg12月といえば、昔はよくテレビで忠臣蔵がかかったもので、師走気分にひたろうと、真山青果作「元禄忠臣蔵」がかかってる国立劇場に出かけた。仮名手本忠臣蔵の様式美とは違って、近代的な心理ドラマがじっくり描かれた作品で、今や人間国宝となった吉右衛門が内蔵助と綱豊の2役で出るので、いさんで出かけたのだった。

五幕十二場。名場面がずらっと並んでいる。
《江戸城の刃傷》
第一幕 江戸城内松の御廊下
第二幕 田村右京太夫屋敷大書院
      同 小書院
《御浜御殿綱豊卿》
第一幕 御浜御殿松の茶屋
第二幕 御浜御殿綱豊卿御座の間
      同 入側お廊下
      同 元の御座の間
      同 御能舞台の背面
《大石最後の一日》
細川屋敷下の間
同 詰番詰所
同 大書院
同 元の詰番詰所

梅玉の浅野内匠頭は、品がよくておっとりしてて、この人が短気を起こして刃傷に及んだわけ?という気がしないでもなかったが、風格はサスガなのでありました。歌六の多門伝八郎がいい味で、歌昇の片岡源五右衛門の横顔にウットリ。

第2幕は、のちに六代将軍家宣となる名君・徳川綱豊と、浪士の一人富森助右衛門との緊迫感のある丁々発止がすばらしく、第3幕の芝雀のおみのの万感の思いに滂沱。吉右衛門の最後の花道の引っ込みの存在感は圧倒的だったよー。

配役は以下の通り。
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キャラクターのくろごちゃんが盛んに愛嬌を振りまいていました。
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by sustena | 2011-12-17 22:21 | Theatre/Cinema | Comments(4)