いつもココロに?マーク

sustena.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

<   2010年 07月 ( 32 )   > この月の画像一覧


2010年 07月 31日

蜷川幸雄『ファウストの悲劇』

c0155474_16175372.jpg大学1年のときのドイツ語の授業のテキストは、「ファウスト」であった。冒頭が、Habe nun, ach! Philosophie,Juristerei und Medizin,Und leider auch Theologie・・・

Bunkamuraのシアターコクーンで、蜷川演出で「ファウストの悲劇」をやるというチラシをみて、真っ先によみがえったのは、ファウスト博士のこのセリフだった。

哲学や医学、神学ま、学芸を究めたファウスト博士(野村萬斎)は黒魔術の研究に魅せられ、果てしない欲望を満たすために、魂を売り渡す契約を魔王ルーシファーと結び、悪魔メフィストフェレス(勝村政信)をしもべとして諸国をかけめぐる。しかし、約束の時間が近づいてくると・・・

シェークスピアと同時代の劇作家クリストファー・マーロウの芝居は、ゲーテ作の「ファウスト」の悲劇性や荘厳な感じはまるっきりなくて、ドタバタの見世物小屋的なノリのものだったのであろうか。蜷川演出の「ファウストの悲劇」では、歌舞伎の定式幕で見物客を驚かせ、お得意のマジックミラーに楽屋の風景や、ファウストが経巡る宮廷や旅の光景をすかしだす。悪魔や天使は宙づりになって、空を舞う。実ににぎにぎしいのである。

しかも、これが見世物小屋であることを示すためだろうか、通常は隠れる舞台下での着替えの風景なども、観客席から見える。

でも、こういった演出が効果があったかというとはなはだ疑問で、野村萬斎のファウストは知性やら深みを感じさせないナルシーな軽いノリのあんちゃんで、勝村政信のメフィストは、ファウストに同性愛的な興味をもった、トリックスター的なキャラ。祝祭気分満載なんだけど、どこかチグハグな感じ。(ま、私がこのノリについていけなかっただけかも)

片目の口上役の木場勝己は、いつものごとくすごくうまいんだけど、ちょびっと浮いて見えたし、ファウストの弟子のヴァーグナーの白井晃がノタノタまだろっこしく、騎士ペンヴォーリオの長塚圭史はハマってたけど、こんなに演出家がどこどこ出てくるわりに、なんだかハコだけは立派な、素人のどさ回りの芝居小屋をのぞいたような気もチラッとするほどなのだった。

派手な駄作だよー。と、ツブヤいたワタクシ。
c0155474_210698.jpg
GRDIII

by sustena | 2010-07-31 15:37 | Theatre/Cinema | Comments(2)
2010年 07月 30日

GXRと散歩

リコーのRING CUBEでGXRの貸し出しをしているので、おととい借りてみた。レンズはA12、50mmマクロである。
この組み合わせ、GXRが発表になったときに同じくRING CUBEでちょこっと触ってみて、レンズはすばらしいけれども、あまりにAFがおバカなのと、セットで買うと超高いので、ずーっと心ひかれながらも、指をくわえていたのである。

ほんとは半日ヒマな時があれば最高なんだけど、まぁお昼休み1時間だけでも、好奇心を満足させるにはもってこいである。
てなわけで、そそくさと借り出したのだが、あいにく雨が次第に強くなっていき、いくらよそさまのカメラとはいえ、あまり濡らすわけにはいかない。なので、思った半分も撮れなかった(;o;)

で、どーだったかといいますと───。

使い勝手はGRとほぼ同じだから迷わない。
一番ショックだったのは、予想以上に重たかったこと。A12はレンズがズシリとしてるし、図体もデカイ。
これだともちろんD40よりはラクチンだけど、かばんの片隅というわけにはいかないなぁ。撮影に行くぞってときでないと持ち歩けない。

AFはファームアップで多少はマシになったかしらんと思ったけど、GRDIIIのスピードに慣れているとイライラ・・・。でも、簡単にMFになるので、スナップなどは、適当な距離にしといてMFにしといたほうがストレスはない。もっともダメ写真も多くなるけれども。

液晶は美しすぎ。おお、よく撮れたと思ったら、ダメダメ写真でガッカリ。

ところでなぜに借り出してみたかというと、この春に買い求めた地域商品券(3度目の発売)が9月までで、そろそろ何を買うかを決めなくちゃと思ったからであります。シグマのDPシリーズとかSD15とか、超広角のレンズとかあれこれ考えてみるんだけど、いまいち踏み出せない。
GXRがすごくよかったら、物欲がおきるんじゃないかと思ったんだけど・・・。私の腕が悪いので、ビミョーなのであった。

まぁ今の持っているもので精進しなくちゃイケナイのは百も承知なんですけどねぇ・・・。
c0155474_23471472.jpg
c0155474_23473292.jpg
c0155474_23474210.jpg
c0155474_23475358.jpg
c0155474_2348527.jpg
c0155474_23481539.jpg
c0155474_23482542.jpg


by sustena | 2010-07-30 23:48 | カメラ・レンズ・写真レッスン | Comments(10)
2010年 07月 28日

本橋成一写真展「昭和藝能東西」

銀座ニコンサロンで本橋成一さんの写真展「昭和藝能東西」をやっている。
c0155474_21444725.jpg
本橋 成一さんといえば、(チェルノブイリ原発とその被災地ベラルーシに通って撮った一連の写真「ナージャの村」とか、「アレクセイと泉」でとか、最近では西アフリカ・セネガルのバオバブの樹とともに暮らす人々を描いた「バオバブの記憶」とか、写真とドキュメンタリー映画で有名だ。サーカスの写真もあったけれど、こんなふうに、昭和の芸能をぼってり撮った写真は初めて見た。

1972年に雑誌「太陽」の連載で小沢昭一さんと一緒に仕事をしたのがきっかけで、芸能の奥深さを知ったという。この写真展では、古典芸能や紙芝居、大相撲巡業、小人・女プロレス、ストリップ、キャバレーなど、各地の芸能を見つめたモノクロ約50点が並ぶ。

盲目の僧が海の見える墓で琵琶を弾いてるシーン、岩手の盛岡への大相撲巡業で、力士が背中あわせで、それぞれ大きな木を押している写真、根岸で紙芝居屋さんが拍子木を鳴らすのを、洗濯物がいっといかかった2回から見て手をふってる男の子。秋田万歳、雪の積もった家の前の男のひと・・・
どの写真にも、昭和の匂いがしみこんでいるよう。

いまはちんどん屋や見世物小屋やなども、毒気や猥雑さが抜かれ、なんだか妙にクリーンになった感じがするなぁ・・・。
c0155474_2211727.jpg

GRDII+ワイコン

by sustena | 2010-07-28 22:01 | Art/Museum | Comments(0)
2010年 07月 28日

エルメスのショーウィンドウ

通り道にある銀座のメゾンエルメスの外壁に設けられた小さなショーウィンドウになっている四角い窪みが、先日衣替えして、これまでのイソップ物語風のものから、夏らしいアイスがとけたような、不思議なシリーズにあった。
ここの趣味はいつもちょっぴり変わっていて、いったいどんな基準でつくっているのか、???なものが多いんだけど、それなりに楽しい。だけどちっとも上手に撮れなくて、今週の月曜日にプロが大きな黒いボードをせっとして三脚で撮ってた。あんなふうにしなきゃダメなんだなぁ。
c0155474_21334196.jpg
c0155474_21335585.jpg

これは前回の童話シリーズ。
c0155474_21342983.jpg
c0155474_21344253.jpg

正面の大きなショーウィンドウにはオオカミがいたのだった。
c0155474_2139111.jpg

エルメスのスカーフをかぶったブキミな赤頭巾とかね。
裏手のいつも私が通る場所には、こんな顔が。
c0155474_21395775.jpg

上2枚GRDII+ワイコン 下GRDIII

by sustena | 2010-07-28 21:40 | 看板・サイン・ポスター | Comments(6)
2010年 07月 27日

早起きのご褒美

今週月曜日から、一念発起して5時50分に起き、近くの公園を1周して、ラジオ体操をしてから朝食という、実に健康的な生活をはじめた。本日はその2日目。
実は昔もやっていたのだが、息子の弁当づくりと重なったり、冬に寒くなってヒヨったりして、いつしか沙汰止みになっていたのである。
久しぶりにやると、ラジオ体操ですら息があがってしまう。また、土日などにこの公園を歩くときは、実にのんびりとだらだら歩いているんだけど、それではらがおたいそうに間に合わない。自然スピードアップしなくちゃならない。
でもカメラはさぜていく。もっとも、あっ、スイレンがきれいぱちり。フヨウが咲き始めた。ぱちり。って感じで、単に証拠写真として押さえているだけで、これではあまり腕があがりそうもないなぁとはおもうけど、メタボ退治を優先するのであります。

でも、早起きは三文の徳というか、せっかく起きてあるこうという殊勝な心がけにご褒美というべきか、2日続けてカワセミを見かけた。月曜は2羽もいた!涼しいのも何よりなんである。
c0155474_2215559.jpg

この時間帯は、公園が一番こんでるんじゃぁ、と思うくらいひとがいっぱいいる。
D40+18-135mm

by sustena | 2010-07-27 22:16 | 小さな自然 | Comments(12)
2010年 07月 26日

オーケストラ!

c0155474_20563296.jpg昨日、ラデュ・ミヘイレアニュ監督の「オーケストラ!(原題: Le Concert)」を見てきた。コテコテのメロドラマかと思っていたら、さにあらず。フランス映画らしいユーモアがいっぱいまぶされたお話でありました。

1980年、ブレジネフ政権時代、ロシア・ボリショイ交響楽団から多くのユダヤ人が排斥され、それに反対した指揮者のアンドレイは、楽団を解雇され、今は劇場清掃員として働いている。ある日パリのシャトレ座から届いた出演依頼のファクスを見つける。予定されていたLAの交響楽団の演奏がドタキャンとなったのだ。アンドレイは昔の仲間を呼び寄せ、偽のオーケストラを結成し、パリに乗り込む。プログラムは、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲。ソリストに指名するのは、今をときめく美人バイオリニスト、アンヌ=マリー・ジャケ。しかし、急遽集めたメンバーは、パスポートも持たず、楽器もない。おまけに飛行機代は後払いという。コンサートは果たして成功するのか? そして、美人ソリストを指名した本当のねらいは・・・?

チェリスト役のドミトー・ナザロフと、アンドレイの妻のアンナ・カメンコヴァがすてき。太っ腹で、頼りになる愛情深いおっかさんである。
最後のバイオリン協奏曲もたっぷり聞けて、オススメでーす。
c0155474_2241615.jpg

GRDII+21mmワイコン

by sustena | 2010-07-26 23:13 | Theatre/Cinema | Comments(6)
2010年 07月 26日

マネとモダン・パリ

先日、遅ればせながら、三菱1号館美術館の開館記念展「マネとモダン・パリ」展に行ってきた。会社から10分ほどなのに、行こう行こうと思ってるうちに、会期もあと数日でオシマイという段になって、あわてて見てきたのである。

ま、美術展としてはどうってことないって言ったらイケナイけれど、(お目当ては、19世紀末のコンドルの洋風建築の復刻版がどんなかなーということだったので)、一部屋ずつがわりと小さいなかに、上手に配置されている点がよかったな。
もちく、死せる闘牛士やエミール・ゾラ、すみれの花をつけたベルト・モリゾなどマネの黒って感じでよかったー。
c0155474_21581739.jpg
c0155474_21583153.jpg

写真は、ミキモトの前のハス。GRDII+21mmワイコン

by sustena | 2010-07-26 22:40 | Art/Museum | Comments(2)
2010年 07月 26日

七月大歌舞伎

先日、新橋演舞場で歌舞伎を見た。お目当ては三津五郎である。
演目は、「名月八幡祭(めいげつはちまんまつり)」、六歌仙容彩から「文屋(ぶんや)」、祇園祭礼信仰記の「金閣寺」。文屋以外は初めて観る。

「名月八幡祭」で三津五郎が演じるのは、越後の純朴な商人・縮屋新助。彼は、密かに深川きっての芸者美代吉(福助)に想いを寄せる。美代吉には、旗本の藤岡慶十郎(歌六)という旦那がいるが、遊び人で金遣いの荒い船頭三次(歌昇)に首ったけ。三次が散々金をせびるので、美代吉は借金に追われており、祭仕度の百両も用意できない。このままては、着物も全部売らなければならない。苦境を知った新助は、美代吉と一緒に暮らせるならと、故郷の家や田畑を売り払い百両を工面する。しかし、藤岡から手切れの百両が届いた美代吉は、新助のような田舎臭い男と一緒になると信じるなんてどうかしている。あのときは、新助のあまりの熱心さにNOと言いだせなかっただけだ。百両は利息をつけて返すから、なかったことにしてくれ。ええい、うざったい男!って感じでケンもホロロにあしらう。だまされたと知った新助は・・・

新助の一途な思いが空回りにして、キレちゃうところ、三津五郎は絶品であります。福助はこの手の女の人は得意中なんだけど、時々ちょっと下品になりすぎるのがちょっとねぇ・・・。歌昇の美代吉が、嫉妬深いヒモの感じが似合ってたな。美代吉のおっかさんをやった芝喜松もいい味。
金閣寺は、いかにも歌舞伎っぽいシチュエーションだけど、ストーリーはけっこうハチャメチャである。雪姫をやった福助が、なかなかシックでちょっと見直しちゃった。
c0155474_20591879.jpg


一、名月八幡祭
            縮屋新助  三津五郎
           芸者美代吉  福 助
            船頭三次  歌 昇
         松本女房おつた  歌 江
            幇間寿鶴  寿 猿
          魚惣女房お竹  右之助
           藤岡慶十郎  歌 六
              魚惣  段四郎


二、六歌仙容彩
  文屋
            文屋康秀  富十郎


三、祇園祭礼信仰記
  金閣寺
      此下東吉実は真柴久吉  吉右衛門
            松永大膳  團十郎
              雪姫  福 助
           松永鬼藤太  権十郎
            山下主水  桂 三
            内海三郎  吉之助
            戸田隼人  種太郎
            春川左近  由次郎
   十河軍平実は佐藤虎之助正清  歌 六
            慶寿院尼  東 蔵
          狩野之介直信  芝 翫

by sustena | 2010-07-26 22:36 | Theatre/Cinema | Comments(3)
2010年 07月 26日

阿部了写真展「ニッポン チャチャチャ」

c0155474_21492764.jpgキヤノンギャラリー銀座でやっていたのが、阿部了さんの写真展「ニッポン チャチャチャ」である。
これは、114のお弁当と、それを食べる人とを2枚組にして並べたもの。どちらもモノクロで、トマトも玉子焼きも、シャケもホウレンソウもみんなモノクロ。彩りがないなかでも、それを作ったひと、食べるひとの暮らしや思いが浮かび上がってくる。
この丸いおにぎりなんて圧巻である。サラリーマンから、幼稚園児、高校生、球児、大学の先生に住職と、日本全国いろんな人のお弁当がドアップで迫ってくる。どんなふうに声をかけたのかなぁ。お弁当をめぐるやりとりの会話が聞こえてくるよう。
キヤノンギャラリー銀座での展示は7月28日まで。そのあと、仙台、札幌、福岡、梅田のキヤノンギャラリーをまわる。
c0155474_2150539.jpg
c0155474_2151512.jpg
c0155474_2151177.jpg
c0155474_21512860.jpg
c0155474_21515994.jpg

GRDII+21mmワイコン

by sustena | 2010-07-26 21:52 | Art/Museum | Comments(2)
2010年 07月 26日

ウナギのはずが・・・・

本日は土用の丑で、よし、きょうはウナギを食べるぞー、たしかキヤノンのギャラリーの近くに、そこそこおいしい店があったはず・・・と遠征したのだが、あまりに暑くてクラクラ。
焼肉の看板を見つけて、当初の意気込みはどこへやら、タン&ロース定食ミニ冷麺つき950円也に化けてしまった。
その店で向かいのビルを撮っていると、ウエイターのお兄さんが、「おっ、ひょっとしてGRですか?」と声をかけてきた。なんでもGRD2を持っていたのに、落っことして壊れちゃったらしい。で、いまはSONYの新しいのがいいなぁと考えてるところなんだって。NEX5は評判いいですよねーと、回し者のように宣伝してきたのでありました。

デザートは珈琲ゼリーで、うーん十数年ぶりに食べた気がする。950円也。
c0155474_21222790.jpg
c0155474_21223994.jpg
c0155474_21225443.jpg

GRDII+21mmワイコン

by sustena | 2010-07-26 21:23 | 食べ物 | Comments(0)