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2009年 11月 30日

プレゼントの季節

銀座のエルメスビルの壁面の小さなサイズのディスプレイでは、女の人の横顔(表情はちょっとずつ違う)と、プレゼントに最適な時計やグラス、ブレスレットが置かれたシリーズが展示されている。

この不況なのに、このシーズンはけっこう賑わっているのだ。関係ないもんね、と思いながら、ディスプレイは気になってぱちり。
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GRDIII

by sustena | 2009-11-30 22:39 | 看板・サイン・ポスター | Comments(4)
2009年 11月 30日

速水融『歴史人口学で見た日本』

c0155474_1704025.jpg歴史人口学が専門の速水融さんの『歴史人口学で見た日本』(2001年10月 文春新書)を読む。

16年ほど前に「仮説実験授業」で有名な板倉聖宣さんが『日本史再発見-理系の視点から』で、江戸の農民が年貢を搾り取られヒエやアワしか食べることができなかったという大時代的なイメージをひっくり返し、いやいや農民は日常的にコメを食べていたであろうことを、年間の石高と人口から計算して見せてくれたことがあって、ふむむなるほどね、と実にナットクしたことがあるのだけれど、速水さんのこの一般向けの歴史人口学入門本も、「宗門改帳」などの人口史料を精緻に分類することで、ミクロとマクロの両面から、近世の日本の姿を浮かび上がらせてくれる、好奇心を刺激してくれる本である。

たとえば、江戸時代後半、享保六(1721)年から弘化三(1846)年の間に三度の飢饉があったが、日本全体で見るとあまり変化がなく、日本の人口は停滞していたなんてしらーっとと言う人がいるけれど、地域によってダイナミックに変動しており、おおむね西高東低型の人口変動が見られるという。しかも、びっくりすることに、飢饉のなかった平常年で見ると、二地域を除いてだいたい人口が増えているのだが、その2地域とは、大阪と江戸。都市のほうが人が流入して人口が増えそうなものだが、どっこい農村から健康な血を入れないと、人口の維持ができないほど、都市の死亡率は高いのである。速水先生の命名した「都市アリ地獄説」である。

さて先生の研究対象の「宗門改帳」、諏訪では約200年も残っているという。その史料をもとに、10年ごとに人口の推移を見ると、17世紀に人口爆発というべき急上昇があることがわかる。この裏側に起きていたのが、世帯の規模や構造の変化だ。それまでは一つの世帯に、親夫婦や子夫婦、兄弟夫婦に叔父や甥、姪、従兄弟など15~20人が一緒に住んでいた合同家族世帯。それが、核家族または3世代の直系家族世帯に分解していった。この小規模の家族形態でせっせと働いたが故に、農業の生産性向上が成し遂げられたのであります。

はたまた、美濃のある村では結婚数年での離婚が多かったとか、平均何年ぐらい出稼ぎに出かけ、どの方向へ行ったのかとか、家族や人口のあり方で、日本が3地域に分けられるとおっしゃる。15歳ぐらいですぐ結婚するが子どもの少ない「東日本」と、22、23歳 場合によっては25歳以上で結婚し、めいっぱい子どもを産む「中央日本」、結婚年齢は遅いが結婚前や、最初の結婚と次の結婚の間に子どもを産む比較的性行動の自由な「西南日本」の3タイプだという。えー、大急ぎで紹介しているからわかりにくいけど、なにやらおもしろそうな報告でしょ?

ところで速水先生がこの研究に着手したのはまだコンピューターが一般化する前のことだったから、当時は、宗門改帳のデータを1世帯につきB4判のシート1枚として、タテに年号を、横にそれぞれ個人個人の名前を書き、各セルにひとりひとりの年齢や結婚したとかどこそこに出稼ぎに行った、死亡したなどのデータを時刻表よろしく書き込んでいったのだという。古文書ののたくった字を見ながら書き写していくわけで、ああ、まことにたいへんな労力であります。

こんななかから導き出された、科学的にだれもがうなずかざるをえないデータでもって描き出される近世の姿のなんとイキイキして見えることだろう。

第1章 歴史人口学との出会い
第2章 「宗門改帳」という宝庫
第3章 遠眼鏡で見た近世―マクロ史料からのアプローチ
第4章 虫眼鏡で見た近世―ミクロ史料からのアプローチ
第5章 明治以降の「人口」を読む
第6章 歴史人口学の「今」と「これから」
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by sustena | 2009-11-30 17:00 | 読んだ本のこと | Comments(4)
2009年 11月 29日

小玉祥子『二代目』

c0155474_2319971.jpg中村吉右衛門の半生をまとめた、毎日新聞社学芸部編集委員の小玉祥子さんの『二代目』(毎日新聞社 2009年9月刊)を読む。毎日新聞の日曜版に1年間連載された記事に、大幅に加筆してまとめたものだ。

最近になって歌舞伎を見はじめたワタシは、この世界のジョーシキというものをまったく知らず、誰と誰が兄弟でお父さんは誰で、従兄弟が何代目のナントカで・・・なんて話はまるでチンプンカンプンで、いまの歌舞伎でいちばんうまいといわれる吉右衛門のお兄さんが、九代目の松本幸四郎であることも、何年か前にやっと知ったぐらいのものである。

で、二代目中村吉右衛門というぐらいだから、初代がいるが、初代吉右衛門には、息子がいなかった。そこで七代目の松本幸四郎の息子、初代松本白鸚と結婚した娘の正子が、長男には幸四郎を継がせなければならないから、「男の子を二人産んで見せます」と宣言した通り、息子を二人産み、次男を初代の吉右衛門の養子に出した。それがいまの二代目なんだそうだ。男の子二人って宣言しちゃうなんて、すごいなー。

ところで、長く続いた歌舞伎で「二代目」というのはすごくむずかしいらしい。なにしろ初代は類まれなる名優で、それを次代に受け継いでいかなくちゃいけないんだから。

吉右衛門は、お母さんのおなかにいる遥か前から、二代目になることが運命づけられていた。とにかく名優になれというプレッシャーの中で育ち、少年期は何かと兄と比べられて、ひがみそうなもんであるが、やはりヤンチャ盛りにくらーい毎日を送っていたんだそうな。

演劇界を揺るがす事件となった実父、松本白鸚と一門の東宝入りと松竹復帰の事情や、役づくりの苦労、歌舞伎の奥深さ、伝統芸で終わらせないための挑戦の日々など、この本では、初心者にもわかりやすいように、ていねいに歌舞伎をひもときながら伝えてくれる。演目の説明も実に的確でつるつる読めたよ。

1───誕生;初舞台;名優の死;長兵衛と長松;初代との別れ
2───立役と女方;新劇とスクリーン;自主公演;萬之助と辰次郎と;東宝入り;進路;恋と苦衷;ばあばあの死
3───襲名発表;三大女優との共演;心中網天島;熊谷陣屋;木の芽会;東宝離脱;結婚
4───菊五郎劇団;声;歌右衛門;弱点;白鸚;こんぴら歌舞伎;実母;長谷川平蔵;海外公演;継承;松貫四;俊寛;四姉妹;秀山祭

写真は、上野毛から等々力に向かう途中で見た。吉右衛門にちょっと似てませんかー。強引か・・・。
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by sustena | 2009-11-29 23:58 | 読んだ本のこと | Comments(2)
2009年 11月 29日

九品仏

本日出かけた浄真寺 (九品仏)と、等々力不動尊は、実に紅葉がきれいであった。

本日のカメラは、きのう息子の証明書用のポートレートを撮ってD40につけっぱーになっていた60mmマクロとGRDIII。今年は何度か紅葉撮りのチャンスがあってGRDIIIはいずれも惨敗。雪辱を、と思ったのだが、黄色はともかく赤はやはり全滅であった(;o;)。悲しい。

ところで、「秋が悲しい」と詠むようになったのは平安時代からで、中国の影響なんだって。本来、秋は収穫の季節であり、もっとも喜ばしい季節なのに、秋が悲しいなんていうようになったのは、農業の生産現場から離れた宮廷の文人たちが、詩歌を詠むようになってからであって、「洗練」とか「優美」などとともに、秋の感傷が生れたのかもしれないって、この間読んだ、倉嶋厚さんの本に載ってました。
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帰りに、九品仏駅近くの庵というそば屋で新ソバを。三色そばがおいしかった。せいろと田舎と変わりそばのセットで、本日の変わりそばは、ゆずきり。
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1枚目と5枚目はD40+60mmマクロ、他はGRDIII

by sustena | 2009-11-29 21:56 | 小さな自然 | Comments(16)
2009年 11月 29日

走るひと

朝、駅に向かう途中公園を通っていく。
走ってるひとで多いんだよね。颯爽としてるなーと思いながらぱちり。
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D40+60mmマクロ

by sustena | 2009-11-29 21:47 | つれづれ | Comments(4)
2009年 11月 29日

女性探偵社だって?

本日、近所の仲間と、等々力渓谷-九品仏の拡大散歩に。
上野毛で降りて、道路の向うを見ると、女性探偵社の看板。女性が頼みやすいというメリットはあるかもしれないと、女性しか入れない場所にも有利かもしれないけど、男性しかついていけない場所だってありそうだよねぇ。そもそも、顔写真をこんなふうに広告に入れたら、探偵だってバレちゃうじゃん。それとも、事務員があんなにいっぱい?? なんて、看板ひとつで大いに盛り上がったのでした。
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by sustena | 2009-11-29 21:43 | 看板・サイン・ポスター | Comments(10)
2009年 11月 28日

ファインプリント写真展「モノクロームへの誘い」

敬愛するsa55zさんのブログで知って、ギャラリー・フォトスで開催されていたファインプリント写真展「モノクロームへの誘い」を見てきた。

写真のギャラリーに変えたのよ、ということでオープニングの企画展だそうです。出品してるのは、岡崎正人さん、鈴木秀ヲさん、土居慶司さん、春日広隆さん、中島秀雄さんのモノクロの作品で、こーゆーのをファインプリントとゆーんだーと、じーっと見てきました。

フツーならブッ飛んじゃう白い部分が、光の中に透けて見える感じで写ってる。降り積もった雪のひとつひとつの結晶まで見えちゃいそうだなぁ。貝の殻をめちゃくちゃよく写るマクロレンズで撮ったみたいに沙漠の風紋が、浮かび上がってる。鈴木秀ヲさんのたくらみに満ちた写真も楽しいし、メモらなかったから忘れちゃったけど、手術の皿に載っけたイチジクの断面が、まるで肝臓みたいなのもおもしろかったし、滑り台の鉄がキーンと冷えた音をたててるみたいな写真にも、目がチクチクした。

そうそう、この写真展を紹介してくださったsa55zさんもいらしてた。ブログでよく顔を存じあげてるのでびっくり(美しい奥様とご一緒でした)。

きゃー偶然というわけで、3人でお茶を。saさん、さっそく、水の入ったグラスや、壁をシグマのDP2で撮ってる。実にエネルギーあふれるひとである。なーるー。おおお、と感動して見てたので、その様子を写真に撮るのを忘れちゃった。ということで、メトロの乗換口でふと上を見上げてぱちり。
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by sustena | 2009-11-28 22:02 | Art/Museum | Comments(6)
2009年 11月 28日

インコ?

きょう朝の散歩から家に戻るときに、なんだかいつもと違う鳥の声が。
ふと見上げると黄緑色の鳥が4羽。わかりにくいですけど・・・。インコかしらん?
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by sustena | 2009-11-28 21:37 | 小さな自然 | Comments(6)
2009年 11月 28日

昼下がりの築地

きのう所要で築地に出かけた。
あーっ、なんなんだ、あのでかい鯛は!
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場外はまだ観光客がいっぱい歩いてたけど、そろそろ店じまいというところも多くて、市場近くはがらーん。
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あっ、猫がーと思ったら、その逃げ足の早いことったら。
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by sustena | 2009-11-28 21:31 | まち散歩 | Comments(2)
2009年 11月 28日

新蕎麦締め切り?

急げッて、アナタ・・。
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by sustena | 2009-11-28 00:50 | 看板・サイン・ポスター | Comments(8)