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カテゴリ:Art/Museum( 435 )


2008年 07月 31日

東京国立博物館 特別展「対決-巨匠たちの日本美術」

本日は振り替え休日をとって、東京国立博物館で開催中の「対決-巨匠たちの日本美術」 を観てきた。

    運慶 vs 快慶  —人に象る仏の性—
    雪舟 vs 雪村  —画趣に秘める禅境—
    永徳 vs 等伯  —墨と彩の気韻生動—
    長次郎 vs 光悦  —楽碗に競う わび数寄の美—
    宗達 vs 光琳  —画想無碍・画才無尽—
    仁清 vs 乾山  —彩雅陶から書画陶へ—
    円空 vs 木喰  —仏縁世に満ちみつ—
    大雅 vs 蕪村  —詩は画の心・画は句の姿—
    若冲 vs 蕭白  —画人・画狂・画仙・画魔—
    応挙 vs 芦雪  —写生の静・奇想の動—
    歌麿 vs 写楽  —憂き世を浮き世に化粧して—
    鉄斎 vs 大観  —温故創新の双巨峰—

日本美術の巨匠を二人ずつ、同じモチーフを描いていたり、師弟の関係にあったりするものを並べて12組を対決させたもの。キュレーターなら一度は思いつく企画じゃないかと思うけれど、実現するのはけっこうたいへんなんじゃないだろうか。

蕭白の絵の奇想のパワフルなこと。 応挙と芦雪の虎対決、水対決も見応えがあった。
一緒に出かけた人と、対戦相手のうち、どちらが好みかを比べてみた。12組中10組が同じってかなり趣味が似てるってこと??

ちなみにわたしの好みはというと、
運慶・雪村・等伯・光悦・光琳(これは迷った)・仁清・円空・蕪村・蕭白・芦雪(これは悩ましい)・写楽・鉄斎   

同時代の対決だけでなく、時を超えた対決もおもしろそう。

かなり混んでますけど、ぎゅーぎゅー詰めというほどではなくて、それなりにじっくり観ることができます。
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by sustena | 2008-07-31 00:41 | Art/Museum | Comments(3)
2008年 07月 13日

リチャードフレイビン『紙の仕事』

図書館からの帰り道。西荻窪のギャラリーSINDに立ち寄る。ちょうどリチャードフレイビンさんの「紙の仕事」と題した企画展をやっていた。
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リチャードフレイビンは版画を学ぶためにアメリカからやってきて、紙を漉きはじめたという。和紙はこうでなくちゃという固定概念にとらわれない、屏風や照明、手漉き楮紙の書画紙など、紙を自由に使った作品並んでいた。パイナップルの紙の白い色がなかなか品がありました。
いちばんすてきだなーと思ったのが、ひらがなの般若心経。もし大きなおうちだったら、広い壁があったら、きれいな色の和紙を飾ると映えるんだろうけど。
室内でとらせていただいた写真が全部ボケボケで(;o;)。あーん。
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by sustena | 2008-07-13 15:04 | Art/Museum | Comments(0)
2008年 06月 29日

21-21 DESIGN SIGHT「XXIc.-21世紀人」

午後にデザイン事務所で缶詰で校正しなければならない案件があったので、午前中に東京ミッドタウンの21-21 DESIGN SIGHTで開催中の三宅一生ディレクションの企画展「XXIc.-21世紀人」を観に行く。
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安藤忠雄デザインのこの美術館、いかにも安藤らしい、コンクリートうちっぱなしと、直線的なライン、光の取り入れ方。一度来てみたいと思いつつ、すっかり時間が経って、本日は初見参であります。

全部で11の作品がゆったり展示されていて、セールの始まったばかりの日曜日でちょっと危惧していたのだけれど、雨のせいか、ここまで足をのばす人は少なくて、ゆったり楽しめた。

おもしろかったのは、ベン・ウィルソンのモノ・サイクル。それと関口光太郎の新聞紙とガムテの「明るい夜に出発だ」、大好きなA-pocの藤原大が、英国の掃除機ダイソンのパーツを衣服に置き換えたシリーズ「ザ・ウィンド」も秀逸。

11番目の作品、外間也蔵の「どぅなんエンデバー号」の飛行機凧、コンクリートの狭い通路で、光がさしてくる中に高く舞い上がってすてきだった。ここ、写真に撮りたかったなぁ。

最近籠もって机に向かいっぱなしだったので、久しぶりの外気?が気持ちよかった。
帰りによったイッセイの店で、これまた私好みのエコバッグを衝動買い。こんど、アップするぞ。

忙しいと、むくむくと、エイヤッとお金を使いたくなってしまふ。
いま、GX200に心が動いている。でもでも、まだまだGRDIIさえ満足に使いこなしていないのに。

by sustena | 2008-06-29 21:41 | Art/Museum | Comments(0)
2008年 06月 11日

EPSITE「細江英公人間写真展」

新宿に用事があったついでに、リニュアルなったEPSITEへ。「細江英公人間写真展 春本・浮世絵うつし/きもの/鎌鼬屏風・掛軸・写真絵巻」の初日というのでごった返していた。

細江というと、やっぱり、三島を撮った「薔薇刑」とか、舞踏家・大野一雄の写真とか、鎌鼬とか、あの有名なシーンの数々が真っ先に浮かぶ。

今回耳目を集めていたのが、展覧会のタイトルにもっなっている浮世絵うつし。舞踏家たちの白塗りの身体に、浮世絵の春画を投射し、撮影したシリーズ。デジタルプリントは、なまなまと、かつ、陰影もえぐるようで、艶やかこのうえない。

7月21日まで。会場の外、モノクロの大版のプリントに見とれるひと。
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by sustena | 2008-06-11 00:23 | Art/Museum | Comments(2)
2008年 06月 07日

佐藤信太郎作品展「TOKYOTWILIGHT ZONE 非常階段東京」

三田にあるフォト・ギャラリー・インターナショナルで開かれていた佐藤信太郎さんの写真展「非常階段東京」を観に行く。

ビルやマンションの非常階段から眺めた、たそがれ時のTOKYO。ちょうど人工光と自然光がまじりあう夕刻と夜にかけての時間、人々が住む居住地域と商業地域のあわいを、非常階段という、表とはまた違った視点から、4×5のカメラで撮ったものだ。

いったい、どうしてこんなに遠くまでピントが合うんだろう!なんとまぁ丹念にプリントアウトされていることだろう!!

マンションの手前がぼうっと白くて、赤く染まった遠くの空に高層マンションが金色に浮かび上がっている。あるいは、静寂がヒタヒタと忍び寄り、一面が蒼くおおわれはじめた街。非常階段の途中からなので、生活の気配はあるんだけど、でも、どこか生の実感は遠くに行って、何かかがふわふわと浮きでているみたいで、というより、見ている私が、まるで中空に浮かんだ幽霊(えー、ここんとこ仕事で疲れていたので、ゾンビみたいな気分だったことも影響しているかもしれないけれど)となって、街を見下ろしている気分でもあった。

おもしろかったなぁ。

これは、一昨々日。雨が上がって、帰りの空が気に入った、数寄屋橋交差点近くの空。
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ついでだったので、フォト・ギャラリー・インターナショナルの帰りに、水辺でボーッと。
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ベンチで空を見ているだけで、あっというまに1時間近くたってしまう。夕暮れまではもうちょっとかかりそう。

by sustena | 2008-06-07 00:21 | Art/Museum | Comments(0)
2008年 05月 14日

損保ジャパン東郷青児美術館「モーリス・ド・ヴラマンク展」

招待状をもらったので、仕事で近くに行ったついでに、損保ジャパン東郷青児美術館で開催中の「モーリス・ド・ヴラマンク展」を観に行く。
恥ずかしながら、この美術館に来たのは初めて。すいてた。
ブラマンクは展覧会の案内をそのままひくと

ゴッホなどの影響のもと、鮮やかな色彩と自由な筆致を使った大胆な作品を手がけ、マティスやドランらと共にフォーヴの中心人物として評価されました。その後、セザンヌの影響を受けたきちんとした構図と渋い色合いを用いた作品を描いていましたが、1920年代頃から渦巻くようなスピード感のある筆致と重厚な色彩を用いた、劇的で力強い独自の画風を確立するに至りました。

雪のもりあがった風景画がステキだったなあ。
53億円だったかな、をかけて購入したゴッホのひまわりの前のベンチ(常設展示されている)で同じく展示されているセザンヌとゴーギャンの3枚をゆったり眺めていたら、気が遠くなって15分ぐらい寝ちゃった……。

美術館は損保ジャパンビル42階。窓から、建設中の東京モード学園のコクーンビルが見えた。(きょうも雨模様なので、空がドヨンとしてますね)
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by sustena | 2008-05-14 23:50 | Art/Museum | Comments(0)
2008年 05月 04日

トロールの森2008春展 

近くの公園で『トロールの森2008春展』をやっていた。これは2005年から毎年この時期に開催される野外アート展で、桃井第四小学校4年生が海外からのアーチストとともにグループで製作した作品を公園の入口の林に展示する催しだ。

今回のテーマは「春のノボリ」。指導にあたったのは、先日紹介した遊工房というアトリエで「アートインレジデンス」で滞在している、イギリス人のキット・キングスベリーさん。桃四の先生は、このギョーカイではちょっと有名な本永安芸夫先生。

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ちょうど公園サービスセンターのギャラリーでも制作風景を写真展示してます。
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散歩中のひとも、足をとめてワンちゃんとともに見ていたり。

公園ではキショウブが咲きはじました。
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むむむ、ちっともイメージ通り撮れないわ・・・。

by sustena | 2008-05-04 09:50 | Art/Museum | Comments(0)
2008年 04月 19日

EPSITE 倉田精二「都市の造形展」

昨日新宿に所要があったので、帰り道にEPSITEに立ち寄る。ちょうど、倉田精二写真展「都市の造景」 Action 21c. UNDER MEXをやっていた。

倉田 精二さんは、1945年、東京都生まれ。東京芸術大学美術学部絵画科卒。1980年「ストリート・フォト・ランダム・東京75-79」で木村伊兵衛賞受賞。1992年「80's FAMILY」で第42回日本写真協会年度賞 1999年「ジャパン」第30回講談社出版文化賞写真賞。

首都高の工事現場。深夜や早朝に、その巨大な工事現場に潜り込み、複数のカメラを設置し、長時間露光などの手法を用いて、刻々と変化していく都市の表情を映し出した作品。10年にわたり撮影されたものだという。

大判に焼き伸ばした写真は、冷たい光を放ちながら、どこか現実感に乏しい。青や紫の色が印象的。
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by sustena | 2008-04-19 23:40 | Art/Museum | Comments(0)
2008年 04月 13日

Nu Amu Misin? 「善福寺3丁目公園」展

近くの遊工房アートスペースで3人のアートユニット「Nu Amu Misin?」の10周年記念の個展があるというのでのぞいてきた。
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Nu Amu Misin ? (ヌウアムミシン?)は、1998年に結成。カバン担当のユイヨシコさん、シャツとイラスト担当の岩崎一博さん、ヌイグルミとカバン担当のナゴカオルさんの3人組で、代表作は、NHK教育「いないあいなばぁ!」の舞台セットデザインなんだそう。

白い壁に、色がところどころ違うカラフルな毛糸で森が描かれ、ぬいぐるみやカバンが下がっている。床には、ミズイラズの木が生えていたり、ぬいぐるみたちがいる。

渡しがことのほか気に入ったのが「ミズイラズの木」。円錐形に毛糸をグルグル巻にしたせので、盆栽の形に毛糸が巻かれているのもあった。

岩崎一博さんは、すぐ近くにお住まい。もともと、裁縫やミシンが好きだったのかを聞いてみたら、おもしろいなと思ったのは芸大のときの課題に取り組んでからという。小さい頃、家庭科で裁縫をやらなきゃならなかったときは、布をボンドで貼り合わせて、ミシン目を丹念に描いたけど、先生にダメっ言われたんだって。

本当はミズイラズの木が並んでいるところを撮りたかったんだけど、遠慮して、入口の案内板をパチリ。

by sustena | 2008-04-13 11:51 | Art/Museum | Comments(0)
2008年 04月 05日

東京都写真美術館「知られざる鬼才 マリオ・ジャコメッリ展」

新聞で見たポスターが目に焼きついたので、東京都写真美術館で開催中の「マリオ・ジャコメッリ展」に行ってきた。
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彫刻家のジャコメッティじゃないんだよねー、という無知なワタクシ。でも、「知られざる」とあるくらいだから、まぁ、それがフツーかも。というわけで、どんな人かというと、1925年にアドリア海に面したイタリア北東部のセニガリアで生まれ、印刷会社につとめながら、その街で写真を撮り続けた。写真をはじめたのは、20代後半から。なくなったのは75歳、2000年である。

強烈なハイコントラストのモノクロ写真。「死」と「生」が幻想的にたちのぼってくるような写真で、ことにポスターにもなっている「私には自分の顔を愛撫する手がない(通称:若き司祭たち)」の、印画紙に焼き付けられた司祭たちの動きにはうなってしまった。

遺作の「この想い出をきみに伝えん」から作品がはじまる。
このあと、「夜が心を洗い流す」「雪の劇場」「スプーン・リヴァー」「自然について知っていること」「樹木の断面」「私には自分の顔を愛撫する手がない」「男、女、愛」「ジプシー」「スカンノ」「プーリア」「善き大地」「ルルド」「死が訪れても君の眼に取って代わるだろう(ホスピス)」そして、最後が、初期の作品群。

作品はすべて、ジャコメッリが自宅の暗室で制作したゼラチン・シルヴァー・プリントだ。印刷会社につとめていたから、現像などはお手のものだったという。
樹木の断面、大地の畝、老人の皺が、深く刻まれる。独特の心象風景が広がる。

辺見庸が寄せたメッセージ「蠱惑する“閾”の風景」が、ジャコメッリの世界をよく伝えている。

by sustena | 2008-04-05 22:16 | Art/Museum | Comments(0)