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カテゴリ:Art/Museum( 435 )


2017年 01月 11日

銀座メゾンエルメス「曖昧な関係」展

銀座のメゾンエルメスで開催中の「曖昧な関係」展が興味深い。

スイスのジュエリー作家ベルンハルト・ショービンガー、フランス人の画家、アンヌ・ロール・サクリスト、ベルリン在住のアーティスト、ナイル・ケティング、3人それぞれの作品世界。

ジュエリー作家は、割れたガラスやクギ、のこぎりなどのネックレスやペンダントなど、絶対に身につけることのないアクセサリーを展示することで、アクセサリーやジュエリーの意味やまがまがしさみたいなものが浮かび上がってくる。

アンヌ・ロール・サクリストの作品名は、『サン・ロマーノの戦い』なのだが、絵画ではなく、フロアの一角を京都の石庭に見立てる。この作品を昼間の光で見るのと、夕方、あるいは夜見るのではゼンゼン違うはずで、なんどでもきてみたくなる作品だった。

ナイル・ケティングの作品は、壁にパンクのひとのように安全ピンをさしたり、、ソーラーパネルとスピーカーなどを配置し、光の点滅や音が五感にじわりと忍び寄ってくるインスタレーション。

エルメスのウィンドウディスプレイ、入口左はテラコッタの大きなオランウータン、右側はサルの群れ。小窓の中は、鳥やさまざまな動物がエルメスの製品と戯れたり、たたずんだり。マン島出身のアーティスト、ステファニー・クエールの作品という。
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by sustena | 2017-01-11 23:36 | Art/Museum | Comments(2)
2017年 01月 10日

絹の道

3連休のまんなかの日曜日、東京の西の八王子市鑓水にある絹の道資料館に出かけた。
手がけている広報誌の「街道」シリーズに掲載する材料を探しに出かけたのである。

「絹の道」というのは、幕末、ことに日米修好通商条約が結ばれてから、明治初期にかけて、埼玉や群馬、山梨長野などの養蚕地帯から八王子へと生糸が集められ、この地を通って横浜港へと運ばれたシルクロードのこと。
なんと当時の輸出品の大半が生糸だったというのだ。

天気がよければ、ずーっと旧街道をたどっていくのも一興なのだが、何しろ日曜日は寒かった。資料館の中は暖房もなくめちゃ寒かったので、ほうほうのていで逃げ出してきたのだった。

養蚕用の下敷きの紙が興味深かったなー。
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資料館に行く途中、どんど焼きの準備をしていた。
私の故郷ではどんど焼きはしていなかったので、こんなに高くくみ上げるんだーとちょっと感動したよー。
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by sustena | 2017-01-10 21:31 | Art/Museum | Comments(6)
2017年 01月 03日

1月2日は写真美術館

昨日は東京都写真美術館が入場無料だったので出かけた。
やっていた展覧会は、「TOPコレクション 東京・TOKYO」と、同じく東京をテーマに6人の新進作家の作品を紹介する「東京・TOKYO 日本の新進作家vol.13」、そしてタイ出身の映像作家・映画監督であるアピチャッポン・ウィーラセタクンの「亡霊たち」。

収蔵作品のコレクション展では、7つの視点から、それぞれの写真家が東京をどう描いたかを紹介するもの。
セクション1「街角で」、セクション2「路地裏で」、セクション3「東京エアポケット」、セクション4「見えないものを覗き見る」、セクション5「境界線の拡大、サバービア」、セクション6「どこでもない風景」、セクション7「多層的都市・東京と戯れる」。

なんども見た作品が多いんだけど、撮られた年代によっても、風景やファッョンが異なって興味深いのだった。小さいお子さんを連れたお父さんが、「この写真には一人も写ってないでしょ、不思議だよね」なんて解説してた。

宮本隆司の日劇や中野刑務所の廃墟写真、糸崎公朗の組み立てフォトモ、西野壮平の何千枚もの写真をコラージュした「Diorama Map Tokyo」などが印象的。

出品されていたのは、以下の写真家の作品。
石元泰博、大西みつぐ、鬼海弘雄、児玉房子、高梨豊、田中長徳、土田ヒロミ、東松照明、 林忠彦、三木淳、山内道雄、レオ・ルビンファイン、荒木経惟、倉田精二、森山大道、朝海陽子、伊奈英次、北島敬三、島尾伸三、瀬戸正人、中野正貴、宮本隆司、尾仲浩二、富山治夫、林隆喜、山本糾、秋山忠右、小林のりお、楢橋朝子、ホンマタカシ、須田一政、清野賀子、鷹野隆大、花代、糸崎公朗、佐藤時啓、奈良原一高、西野壮平、畠山直哉、林ナツミ、本城直季

「日本の新進作家vol.13」。同じ東京をテーマにして、若い写真家がどう表現するか、それぞれが独自の作風。都会の路地裏やすれ違う人をなどをコントラストの強いモノクロで描いた中藤毅彦「STREET RAMBLER」、スカイツリーの映る風景を、ワイドに合成した佐藤信太郎「東京 天空樹」、ハーレーダビッドソンにまたがった男やリーゼントへアー、都会の片すみで演奏してる人など、ツッパッた人に声をかけて撮り続けてる元田敬三「OPEN CITY」が印象に残った。他に、小島康敬、田代一倫、野村恵子「A Day in The Life」。
ことに中藤毅彦さんの写真を見ると、モノクロで撮ってみようかなーなんて気分にちゃう。

「亡霊たち」は映像作品が大半。説明しづらいー。

写真は、会社の近くのゾウさん。その時々によって、ゾウのまわりのデコレーションが変わる。
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by sustena | 2017-01-03 09:54 | Art/Museum | Comments(0)
2016年 12月 06日

何必館「田原桂一光画展」

京都に着いた日は、夕方の開演まで間があったので、祇園のバス停近くの何必館 京都現代美術館で開催中の「田原桂一 光画展」を見た。
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若いころ、田原桂一の窓シリーズや、世紀末建築シリーズは、大好きな写真のひとつだった。懐かしい!と足を運んだのだ。

今回展示されていたのは、「都市」「窓」「エクラ」「ヌード」「トルソー」の5つのシリーズを中心に約60点。プラチナプリントで和紙? に焼き付けられたモノクロの写真は、写真というより、まるで水墨画のような陰影。
そして、彫刻の一部を撮ったトルソーシリーズなどは、彫刻とは思えないなまめかしさだった。

写真が展示されていたのは、1階、2階、3階と5階。5階には光庭と茶室があり、観賞者も少なく、四条の繁華街とは思えない静けさで、ゆったり過ごせる。地下は北大路魯山人の作品室で、大小さまざまな器にウットリしちゃったなぁ。
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by sustena | 2016-12-06 00:04 | Art/Museum | Comments(2)
2016年 10月 11日

「リビングルームII」 ミシェル・ブラジー展

c0155474_21463441.jpg銀座メゾンエルメスで開催中の「リビングルームII」 ミシェル・ブラジー展を見てきた。

ミシェル・ブラジーは、1966年、モナコ生まれのフランス人作家。植物や昆虫、微生物など、身の回りの自然を作品に取り込みながら、パソコンやゲーム機、靴などから植物がはえたり、椅子が呼吸するように煙を出したり、カーペットをかたつむりがはったあとをたどったり、壁に色のついた寒天を塗って剥離する様子のインスタレーションを制作したりするなど、プロセスや時のうつりかわりそのものを作品にしているひと。

「リビングルーム」というタイトルは、住まいのくつろぎの場であると同時に、生命が絶え間なく変化する空間を象徴しているのだとか。また、美術館や画廊のクリーンなホワイトキューブに対する批判的な視点もあるらしい。

靴に植物が生えているというイメージそのものは、そんなに珍しくはないけれど、展覧会全体がこうしたコンセプトで成り立っていて、しかも、エルメスのおしゃれ空間で、なんだかカビみたいーって思うような作品が展示されているのは、なかなか興味深いことだった。
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ほうきにほうき草ってタイトルだったかな・・・。
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このカーペットに、カタツムリのはったあとが・・・・。カタツムリは4匹。シルバーのテープであとをかたどったのかな?
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この絵は、たしかバニラとチョコクリームを塗ったキャンバスをネズミがかじったの。
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by sustena | 2016-10-11 22:02 | Art/Museum | Comments(4)
2016年 09月 08日

G8「158人の漱石~百年後ノ吾輩、こゝろ、それから……」

銀座のクリエーションギャラリーG8で、「158人の漱石 ~百年後ノ吾輩、こゝろ、それから……」と題した展覧会をやっている。
東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)の展覧会で、没後100年を迎えた夏目漱石をテーマに、それぞれのイラストレーターが若き日の松山、熊本時代、ロンドン滞在を経て、さまざまな作品を送り出した文豪・漱石を、いまの視点で見つめている。

もっとも、描きやすいのはやはり猫に夢十夜。有名なポーズをもじったものも多かったな。

一部を除きオリジナルな原画を1点3万5000円で売っていて、あっ、これ欲しいかも・・と思うものは、たいてい赤いピンが立っていたのだった。
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山口ハルミさんの作品は、ピンクが効いてる
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藤枝リュウジさん
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by sustena | 2016-09-08 22:08 | Art/Museum | Comments(4)
2016年 09月 08日

資生堂ギャラリー『そばにいる工芸』

資生堂ギャラリーで『そばにいる工芸』展を開催中だ。日常の生活のなかでそっと人間と寄り添う工芸をテーマに、暮らしの基本となる「食」と「住」という観点から選んだ、鎌田奈穂(金工)、川端健夫(木工)、飛松弘隆(陶磁器)、ハタノワタル(和紙)、ピーター・アイビー(ガラス)、吉村和美(陶芸)6名の工芸作家の作品が並ぶ。

照明や、極薄のガラス容器、うつわ、スプーンやフォーク、木の皿など、シンプルであたたかく、ああ、こんなモノに囲まれていたいっと思うものばかり。

制作の過程の映像もあって、見ほれてしまったなぁ。
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by sustena | 2016-09-08 22:04 | Art/Museum | Comments(0)
2016年 09月 05日

世界報道写真展

c0155474_17583298.jpg9月3日にリニュアルオープンした東京都写真美術館で世界報道写真展2016を見てきた。
今回は8万点の中から約150点が選ばれていて、シリア内戦や難民の写真などいつも以上に重い写真が多かったような印象。

日常生活の部、単写真で1位、組写真で2位と2部門で入選したカナダのケビン・フレイヤーの写真にくぎづけになっちゃった。

それと、人々の部、組写真で1位だった、 日本の小原一真さんがチェルノブイリ原発事故から5ヶ月後に100km ほど南のキエフで生まれた少女の30年を、1990年代のカラーフィルムで撮った写真。苦労して現像したとかで画面全体が白っぽく消えそうな感じ。風化しつつある記憶と、被災した女性の今を思った。



略称もかわってTOP museum (Tokyo Photographic Art Museum) に。
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by sustena | 2016-09-05 23:24 | Art/Museum | Comments(4)
2016年 08月 15日

「あの時みんな熱かった!アンフォルメルと日本の美術」

c0155474_23412699.jpg京都国立近代美術館に出かけたホントのお目当ては、「あの時みんな熱かった!アンフォルメルと日本の美術」展だった。

「アンフォルメル」というのは、美術評論家ミシェル・タピエが第二次大戦後しばらくの欧米の最新の美術作品群の中から、作者の行為(アクション)の痕跡や鮮烈な色彩、素材そのものの生々しい物質感を強調したアートなどをセレクトして名づけたもので、日本語では「未定形の芸術」、つまり、混沌とした未分化なエネルギーに満ちたアートのこと。(ジョルジュ・マチューやポール・ジェンキンス、フォンタナ、カレル・アぺル、マーク・トビー、サム・フランシス、ジャン・デュビュッフェら)。それが1956(昭和31)年に日本に入り、戦後の気分から高度成長期に突入しようというときにピタッときたんだろうなぁ、洋画や彫刻だけでなく、日本画や陶芸、生け花までもが、熱さにやられたような表現が、日本中を席巻しちゃったのだ。
(当時「アンフォルメル台風」「アンフォルメル・ショック」などとも呼ばれたんだって)

展覧会ではアンフォルメルが当時とその後の日本美術にどんな影響を与えたのか、約100点の作品を以下の5つの章立てて紹介。

第1章 ミシェル・タピエとアンフォルメル
1-2 アンフォルメルと日本
第2章 身体・アクション・線の流動
2-1 書との親和性
2-2 アクションが吸収したもの
第3章 原始・生命・生態的イメージ
第4章 反復・集合・覆われる画面
第5章 マチエール・物質

こんなひとたちの作品です。知らない名前のひとも多いなー。
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天井からつり下げられたロープにぶら下がって描いたり、ソロバンや番傘、マッサージ機を使ってオートマチックに描いてみたり、ドリルを使ったり、アクションだけでも実にいろんなバリエーョンがあって、当時はなんとも切実だったのか、エイヤッて気分だったのか、芸術家の作風の変遷を想いながら見ているとなんだかせつないのだった。
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コレクョン展ではこの「アンフォルメルと日本の美術」に関連した展示(堂本印象って、四条派から抽象絵画まで、作風の幅がめちゃめちゃ広いんだね)、昨年度収蔵の「ウィーン世紀末のグラフィック」コレクションから、グスタフ・クリムト、エゴン・シーレ、オスカー・ココシュカの素描と版画が並んでいてうれしい♪
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このほか、大正時代の絵画、写真ではE・ユージン・スミスの「水俣」シリーズ。いろんなものを持ってるんだなぁ。

お昼は、美術館のレストランで。京湯葉と厚野菜とキムチの冷製生パスタをいただく。わりとマルです。
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by sustena | 2016-08-15 00:10 | Art/Museum | Comments(2)
2016年 08月 11日

マネキンがいっぱい─京都国立近代美術館

翌朝、京都国立近代美術館に出かけた。
七彩工芸のマネキンがあちこちに!
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受付にまで・・・・。
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この展覧会の話はまたこんど。

by sustena | 2016-08-11 23:19 | Art/Museum | Comments(2)