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カテゴリ:Art/Museum( 432 )


2017年 05月 16日

ロマン・チェシレヴィチ 鏡像への狂気

先日銀座グラフィックギャラリーで、ポーランドを代表するグラフィックデザイナー、ロマン・チェシレヴィチの「鏡像への狂気」と題した展覧会をやっていた。

このチラシにあるように、全体を左右両側から押し込んで中央部を消失させたシンメトリーの手法や、古典画を自在に引用・コラージュしたポスターなどをポズナン国立美術館の収蔵作品から、ポスター122点、コラージュ29点、雑誌・その他グラフィック作品38点を展示したもの。

それにしても、たとえばチラシ右など、元の絵とは全然違うのにモナリザに見えてしまう不思議!


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by sustena | 2017-05-16 16:54 | Art/Museum | Comments(0)
2017年 05月 07日

シャネル・ピグマリオン・デイズ 2017

シャネル・ネクサス・ホールで開催された「シャネル・ピグマリオン・デイズ 2017」、5月6日ソワレの公演が当たったので出かける。この連休、銀座に足を運ぶのは3回目。この日のアーティストは、チェロの加藤文枝さんで、ピアノ伴奏は小澤佳永さん。加藤さんのドレスはターコイズブルーより、ちょっと青が強いかな。胸元の豪華なアクセサリーはあわせてとても映えてた。装いにもシャネルのサポートが入るらしい。

曲目は次の通り。
シューマン 歌曲集《ミルテの花》Op.25より「献呈」
シューベルト アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821
フォーレ 《3つの歌》Op.7より「夢のあとに」
プーランク チェロ・ソナタ
そしてアンコールはドビュッシーの「美しき夕暮れ」。

今回のセレクションは、前半がオーストリアも含めたドイツ系で、後半はフランス。加藤文枝さんは、フランスに留学したこともあるそうで、どちらかというとフランスの曲のほうが好きだったのだが、ドイツの庭を見て、ドイツ系の曲の良さについて理解できたような気がした、と話してくれた。あまり手をかけない自然を味わえて、何代も同じ風景を見てきたんだろうなぁという感じ。フランスはベルサイユ宮殿に代表されるような幾何学的で、手を加えた華やかな心踊る場所なんだって。
プーランクの曲などは、パリの街角などのいろいろなシーンを切り取ったような曲で、カフェのおしゃべりなどを思い浮かべて聴いてほしいと曲について紹介したうえで演奏。華やかで、ゴージャスできらきらしていた。
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by sustena | 2017-05-07 22:50 | Art/Museum | Comments(0)
2017年 04月 28日

京都国立博物館「海北友松」

京都国立博物館の開館120周年記念特別展覧会「海北友松」を観てきた。

海北友松は、あのぎょろ目の龍の絵などは何度も観ているけれど、どんな人なのかは実はほとんど知らなかった。1533年に近江浅井家の家臣の家に生まれ、若年を東福寺で過ごしたが、主家や兄が信長に滅ぼされたのち、還俗して狩野派に弟子入りのだという。

このため今ある作品のほとんどは、狩野派から独立したのちの60歳以降のもの。建仁寺大方丈の雲龍図などは65歳以降なんだって。うむー、私よりトシなのに、あのエネルギッシュな絵ときたら!! ‘袋人物’といわれる人物のラインののびやかさ、大胆な余白。自在な描きっぷりに驚いてしまう。
なくなったのは83歳。最晩年まで絵筆をとり続けたのだとか。「花卉図屏風」などゴージャス♪ 
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展覧会は10のパートに分かれていた

第一章 絵師・友松のはじまり―狩野派に学ぶ―
第二章 交流の軌跡―前半生の謎に迫る―
第三章 飛躍の第一歩―建仁寺の塔頭に描く―
第四章 友松の晴れ舞台――
第五章 友松人気の高まり―変わりゆく画風―
第六章 八条宮智仁親王との出会い―大和絵金碧屏風を描く―
第七章 横溢する個性―妙心寺の金碧屏風―
第八章 画龍の名手・友松―海を渡った名声―
第九章 墨技を楽しむ -最晩年期の押絵制作-
第十章 豊かな詩情―友松画の到達点―

最後の部屋にあった、米国・ネルソン・アトキンズ美術館の「月下渓流図屏風」。土筆の色が印象的だった。
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by sustena | 2017-04-28 12:54 | Art/Museum | Comments(4)
2017年 04月 02日

大川美術館でゆったり

抱えていた単行本の編集と、コンペがすんで─コンペは120点中、0.2点差で2位となりトホホだったが─このところのメチャ忙しい毎日が、ちょっと一段落したので、知人が桐生市に連れていってくれた。

あちこちを見たんだけど、ヨカッタのが大川美術館である。

この美術館は、桐生市出身でダイエーの副社長、限マルエツの社長をつとめた大川栄二が約40年にわたって収集した日本近代洋画を中心に、国内外の作家の約6,500点ものコレクションを展示する。開館は1989年で、市内を見下ろす水道山の中腹に建つ。

とくに、松本竣介と野田英夫の作品と、二人を軸にして彼らと人間的なつながりのあった靉光や国吉康雄、舟越保武、脇田和といった画家の作品が充実しているのが特徴で、日本の抽象画の嚆矢というべき難波田龍起と二人の子供の作品群もユニークという。

5階建で、階段を下りながら小さい展示室を少しずつたどっていく形で、ソファもあちこちに配置されてとてもゆったり絵を楽しむことができる。

ちょうど4月1 日からの展示替えのためにいくつか見られない部屋があるとのことで、作品の絵ハガキを3枚選ぶことができた。

見終わったあと、ティールームでコーヒーとさくらモンブランをいただく。
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ティールームからの眺め。まだ花の季節にはちょっと早かったけど、鳥の鳴き声が聞こえて気持ちいいー。
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仮面が並んでいる部屋は、まるで我が家の玄関の壁みたい。もちろん、この美術館のコレクションははるかに充実してるんだけど。いくつか同じようなのがあったなー。
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美術館前の通りから下を見下ろす。
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by sustena | 2017-04-02 00:02 | Art/Museum | Comments(0)
2017年 03月 28日

国立新美術館「ミュシャ展」

昨日は、仙台から息子が来ていたので、振替休日をとって国立新美術館に出かけた。月曜日だし、雪まじりの雨なのですいてるのでは、と思ったのだ。
でも甘かった!10時半ちょっと前に着いたときには、チケットを買う長蛇の列。20分ぐらい待った。
ちょうど草間彌生展もやっていたので、そっちのほうかお目当ての人ばかりではと思ったのだが、なかなかどうして、ミュシャ展も混んでいた。

ミュシャといえば、アールヌーボー華やかなりしころ、女優のサラ・ベルナールなどを描いた華麗なポスターで有名だが、今回の売りは、ミュシャの晩年、1912-26年)に描かれた故郷チェコや自スラヴ民族のアイデンティティをテーマにした《スラヴ叙事詩》全20作が一堂に会したこと。

圧巻であります。
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1室だけ撮影がOKだった。
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写実的で、幻想的で、画面の左下などでこちらをじっと見ている人物に目が吸いよせられてしまう。
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ハーブを奏でているのは娘さんがモデルという。
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オペラグラスを持っていくといいかも。それと、どこかでチケットはあらかじめゲットしてから行った方がいい。

by sustena | 2017-03-28 23:59 | Art/Museum | Comments(2)
2017年 03月 19日

聖心パレス見学

先日、国宝ウォッチャーの知人に誘われて、広尾の聖心女子大学のキャンパス内にある旧久邇宮邸御常御殿、聖心パレスの一般公開に行ってきた。

聖心パレスは、1922年3月起工、1924年12月に完工した建造物で、国の登録有形文化財。設計者は辰野金吾の弟子の森山松之助であります。1階の部屋の大半に床の間がついていて、格天井には私でも名前を知っているような著名な日本画家が天井絵を描いていて、そのほか襖や引き戸など、風雅~♪ 階上の台湾趣味?な書斎などは、リッパな床板や寄木細工が施されていて、かつては高い建物がなかったから、ずっーと芝のほうまで見渡せたそうなのだった。

これは車寄せ。下まで写らないー。
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聖心パレスは総建坪約128坪、千鳥入母屋造り。
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これまで聖心女子大学は入ったことがなかったのだけれど、さすがに落ち着いた雰囲気でありました。

見学は1時からで、その前に広尾駅近くのハワイアンスタイルのおにぎり屋「ALOHA GARM CAFE」で昼食。枝豆と桜海老、アヒステーキのワサビソースの2種類。お茶はおまけでつけていただけました。
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by sustena | 2017-03-19 23:05 | Art/Museum | Comments(0)
2017年 01月 15日

すみだ北斎美術館「北斎の帰還-幻の絵巻と名品コレクション-」

昨年11月にオープンした、すみだ北斎美術館の開館記念展「北斎の帰還-幻の絵巻と名品コレクション-」が15日でオシマイというので、妹島和世の建築見たさもあって出かけたのだが、めちゃくちゃ混んでいて、ゲンナリしてしまった。

外観はそれなりにカッコイイのだけれど、いかんせん、狭くって、展示会場に行くのに小さなエレベーター2台しかないし、会場の照明は暗い。タッチパネルモニタがあちこちにあるのはいいんだけど、そのせいで導線も悪くなってるしー。外国の入場者も多いだろうに、外国語対応もオソマツ。もっとも、混んでいるのは最初だけかもしれないので、悪しざまにいうほどじゃあないのかもしれないけれど。

というわけで、ほとんど、サーッと通りすぎたといいましょうか、押し合いへし合いしている人の間から、ちょこっと顔を出して、どんな作品が出ているかをチェックしただけで終わってしまった感じなのだが、それでも70歳を過ぎてからの、多彩さ自在さ。また、白黒写真をもとに推定復元した、「須佐之男命厄神退治之図」の復元のプロセス、100年余り行方知れずとなっていて、今回の開館にあわせて里帰りした「隅田川両岸景色図巻」ののびやかさはよかったなぁ。
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これが「須佐之男命厄神退治之図」
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北斎アトリエの再現模型、ちょっとだけ動くんだよ。
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両国駅東口から徒歩7分ぐらい。ガード下の絵は、なんとなく昭和。
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by sustena | 2017-01-15 22:51 | Art/Museum | Comments(2)
2017年 01月 11日

銀座メゾンエルメス「曖昧な関係」展

銀座のメゾンエルメスで開催中の「曖昧な関係」展が興味深い。

スイスのジュエリー作家ベルンハルト・ショービンガー、フランス人の画家、アンヌ・ロール・サクリスト、ベルリン在住のアーティスト、ナイル・ケティング、3人それぞれの作品世界。

ジュエリー作家は、割れたガラスやクギ、のこぎりなどのネックレスやペンダントなど、絶対に身につけることのないアクセサリーを展示することで、アクセサリーやジュエリーの意味やまがまがしさみたいなものが浮かび上がってくる。

アンヌ・ロール・サクリストの作品名は、『サン・ロマーノの戦い』なのだが、絵画ではなく、フロアの一角を京都の石庭に見立てる。この作品を昼間の光で見るのと、夕方、あるいは夜見るのではゼンゼン違うはずで、なんどでもきてみたくなる作品だった。

ナイル・ケティングの作品は、壁にパンクのひとのように安全ピンをさしたり、、ソーラーパネルとスピーカーなどを配置し、光の点滅や音が五感にじわりと忍び寄ってくるインスタレーション。

エルメスのウィンドウディスプレイ、入口左はテラコッタの大きなオランウータン、右側はサルの群れ。小窓の中は、鳥やさまざまな動物がエルメスの製品と戯れたり、たたずんだり。マン島出身のアーティスト、ステファニー・クエールの作品という。
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by sustena | 2017-01-11 23:36 | Art/Museum | Comments(2)
2017年 01月 10日

絹の道

3連休のまんなかの日曜日、東京の西の八王子市鑓水にある絹の道資料館に出かけた。
手がけている広報誌の「街道」シリーズに掲載する材料を探しに出かけたのである。

「絹の道」というのは、幕末、ことに日米修好通商条約が結ばれてから、明治初期にかけて、埼玉や群馬、山梨長野などの養蚕地帯から八王子へと生糸が集められ、この地を通って横浜港へと運ばれたシルクロードのこと。
なんと当時の輸出品の大半が生糸だったというのだ。

天気がよければ、ずーっと旧街道をたどっていくのも一興なのだが、何しろ日曜日は寒かった。資料館の中は暖房もなくめちゃ寒かったので、ほうほうのていで逃げ出してきたのだった。

養蚕用の下敷きの紙が興味深かったなー。
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資料館に行く途中、どんど焼きの準備をしていた。
私の故郷ではどんど焼きはしていなかったので、こんなに高くくみ上げるんだーとちょっと感動したよー。
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by sustena | 2017-01-10 21:31 | Art/Museum | Comments(6)
2017年 01月 03日

1月2日は写真美術館

昨日は東京都写真美術館が入場無料だったので出かけた。
やっていた展覧会は、「TOPコレクション 東京・TOKYO」と、同じく東京をテーマに6人の新進作家の作品を紹介する「東京・TOKYO 日本の新進作家vol.13」、そしてタイ出身の映像作家・映画監督であるアピチャッポン・ウィーラセタクンの「亡霊たち」。

収蔵作品のコレクション展では、7つの視点から、それぞれの写真家が東京をどう描いたかを紹介するもの。
セクション1「街角で」、セクション2「路地裏で」、セクション3「東京エアポケット」、セクション4「見えないものを覗き見る」、セクション5「境界線の拡大、サバービア」、セクション6「どこでもない風景」、セクション7「多層的都市・東京と戯れる」。

なんども見た作品が多いんだけど、撮られた年代によっても、風景やファッョンが異なって興味深いのだった。小さいお子さんを連れたお父さんが、「この写真には一人も写ってないでしょ、不思議だよね」なんて解説してた。

宮本隆司の日劇や中野刑務所の廃墟写真、糸崎公朗の組み立てフォトモ、西野壮平の何千枚もの写真をコラージュした「Diorama Map Tokyo」などが印象的。

出品されていたのは、以下の写真家の作品。
石元泰博、大西みつぐ、鬼海弘雄、児玉房子、高梨豊、田中長徳、土田ヒロミ、東松照明、 林忠彦、三木淳、山内道雄、レオ・ルビンファイン、荒木経惟、倉田精二、森山大道、朝海陽子、伊奈英次、北島敬三、島尾伸三、瀬戸正人、中野正貴、宮本隆司、尾仲浩二、富山治夫、林隆喜、山本糾、秋山忠右、小林のりお、楢橋朝子、ホンマタカシ、須田一政、清野賀子、鷹野隆大、花代、糸崎公朗、佐藤時啓、奈良原一高、西野壮平、畠山直哉、林ナツミ、本城直季

「日本の新進作家vol.13」。同じ東京をテーマにして、若い写真家がどう表現するか、それぞれが独自の作風。都会の路地裏やすれ違う人をなどをコントラストの強いモノクロで描いた中藤毅彦「STREET RAMBLER」、スカイツリーの映る風景を、ワイドに合成した佐藤信太郎「東京 天空樹」、ハーレーダビッドソンにまたがった男やリーゼントへアー、都会の片すみで演奏してる人など、ツッパッた人に声をかけて撮り続けてる元田敬三「OPEN CITY」が印象に残った。他に、小島康敬、田代一倫、野村恵子「A Day in The Life」。
ことに中藤毅彦さんの写真を見ると、モノクロで撮ってみようかなーなんて気分にちゃう。

「亡霊たち」は映像作品が大半。説明しづらいー。

写真は、会社の近くのゾウさん。その時々によって、ゾウのまわりのデコレーションが変わる。
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by sustena | 2017-01-03 09:54 | Art/Museum | Comments(0)