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2017年 05月 04日 ( 1 )


2017年 05月 04日

鑑定士と顔のない依頼人

銀座メゾンエルメスのル・ステュディオで、2013年公開のイタリア映画「鑑定士と顔のない依頼人」を上映中で、無料なことと、タイトルが気に入ったこと、そしてなんといってもジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品なので、いさんで見に出かけた。

銀座エルメスで時折、選りすぐりの映画を上映しているのは知っていたのだけれど、なんとなく敷居が高い感じがして出かけたことはなかった。でも会員登録して事前に予約さえしておけば観られるわけで、近くで働いているのにこれまで観に来なかったには、実にモッタイナイことなのだった。

で、映画はというと、偏屈で天才的な審美眼を持つ美術品鑑定士で、オークショ二アでもある初老の主人公に、「父母が残した邸宅の家具や美術品を売りたい」という連絡が入る。依頼主は広場恐怖症の若い女性で、その精神の不安定さや謎めいた雰囲気に、最初はいらだっていた鑑定士が次第に魅惑され。。。ってお話で、18世紀に作られたオートマタ(機械人形)や、隠し部屋(女性が描かれた絵画のコレクションは圧巻)、サヴァン症候群だろうか、数字に関して信じられない記憶を持つ小人症の登場人物などの凝った道具立てと、エンニオ・モリコーネの音楽で、観る者もまた、画面に吸い寄せられてしまう。そして最後に、あー、そうだったのか。。。と、再度筋をなぞることになるのだった。

主人公のヴァージル・オールドマンはジェフリー・ラッシュ、オートマタの復元を手がけ、恋愛指南も行うロバートがジム・スタージェス。この二人がすばらしい。鑑定士のコレクションを手伝う友人のビリー・ホイッスラー(ぴったりの名前!)に、ドナルド・サザーランド。依頼人の謎の女性、クレア・イベットソンにシルヴィア・フークス。広場恐怖症で怯えていたときがすごくキレイだったなぁ。

連休後半初日の銀座はひとがいっぱい。数寄屋橋交差点のソニービルは2020年にいったん広場風のスペースになり、その後新しくなる。工事中のフェンスを飾るのは、ソニービル最後の展覧会を飾った絵。

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by sustena | 2017-05-04 10:40 | Theatre/Cinema | Comments(0)