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2013年 07月 07日 ( 1 )


2013年 07月 07日

三谷幸喜演出『ドレッサー』

c0155474_1173738.jpg先日、世田谷パブリックシアターで、シス・カンパニーの「ドレッサー」を見た。三谷幸喜の演出で大泉洋の主演とあって、観客は若い女性でいっぱい(ワタシのお目当ては橋爪功だったんだけど)。

ロナルド・ハーウッドの著名な、実によくできた戯曲を三谷がどう演出するか、橋爪の老シェイクスピア俳優と
大泉のその付き人役が見ものの舞台、芝居の魔力に突き動かされる者たちの心情が伝わってきておもしろくはあったんだけど、ちょっと何かが足りない気がしたなぁ。

橋爪功はさすがに、半分ぼけて心神喪失気味ながら、ガンコでわかままで茶目っ気のある老いた役者を演じきり、もうこの人しかいないという感じでピッタリ、大泉洋も出だしこそ台詞がいささか聞き取りにくく、いまいちぴんとこなかったけど、次第に座長をおだて鼓舞し、なんとか公演の幕をあけさせ、上半身をくねらせながら世話をやきまくる付き人ぶりに目が釘付けになるんだけど、(そして最後、あんなに尽くした座長にこれっぽっちも気にかけてもらえなかったことにボーゼンとするところも)、そして、リア王の嵐のシーンをみんなで必死に演出する場面も実におもしろいのだけれども・・・。

第2次大戦下の空襲が続く英国という設定を、思い切って現代に切り替えてしまったほうが良かったのではないかしらん。

[作] ロナルド・ハーウッド
[翻訳] 徐賀世子
[演出] 三谷幸喜
[出演]座長 橋爪功/ノーマン 大泉洋/座長夫人 秋山菜津子/アイリーン 平岩紙/オクセンビー 梶原善/舞台監督マッジ 銀粉蝶/ジェフリー・ソーントン 浅野和之/劇団員 本多遼・長友郁真
[美術]松井るみ
[照明]服部基
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by sustena | 2013-07-07 11:39 | Theatre/Cinema | Comments(4)