2008年 06月 21日
Bunkamuraのシアターコクーンで、串田和美演出のコクーン歌舞伎「夏祭浪花鑑」を観る。 一番前の左から4席目。砂かぶりならぬ泥カブリの席です。 96年、03年と再演を重ね、ニューヨークやベルリンなど海外公演など定評のある舞台。開演前から、舞台は大阪の夏祭の喧騒の雰囲気。私は弁当を食べていたら、みんなにおいしそうといわれて、大慌てで食べてしまった。 文楽でも何度か観たのでストーリーはしっかり頭に入っている。大阪を舞台に、団七九郎兵衛、一寸徳兵衛、釣船三婦の三人の男が、義理ある主人を守るため命を賭ける物語であります。最初に登場人物がどんな関係かをわかりやすく紹介して、イッキに舅殺しへとたたみかける。 今回私がいちばん感動したのは、勘太郎である。これまではへたッぴと思っていたのだけど、いやいや、徳兵衛女房お辰が顔に焼け火箸を押しあてる場面、場内のみなの目線が釘付けだった。これまで、文楽ではピンとこなかった場面だったのだけど、そうか、あれだったら、三婦も負けちゃうよな、とほとほと感心。 橋之助は、ほーんと、首絵だよね。かっこいい。笹野高史は、ほんとすごーいし。 カーテンコールが何度もなんども。 演出 串田和美 出 演 団七九郎兵衛・・・中村勘三郎 一寸徳兵衛・・・中村橋之助 徳兵衛女房お辰・・・中村勘太郎 傾城琴浦・中村七之助 三河屋義平次・・・笹野高史 大鳥佐賀右衛門・・・片岡亀蔵 釣船三婦・・・坂東彌十郎 団七女房お梶・・・中村扇雀 写真は、芝居がはねて、渋谷駅を観たら、ソフトバンクの看板が夜空にくっきり。あの犬、ほーんとに賢そうだよね。 夜景だったけど、歩きながらなのに、けっこうバッチリ写ったのでは♪
by sustena
| 2008-06-21 18:09
| Theatre/Cinema
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