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2017年 09月 25日

ヨコトリが楽しい!

先日、「ヨコハマトリエンナーレ2017」を見てきた。今回のテーマは、「島と星座とガラパゴス」。いずれも、接続や孤立、想像力や創造力、独自性や多様性などを表すキーワードで、主催者によると、「接続」と「孤立」をテーマに、相反する価値観が複雑に絡み合う世界の状況について考えるってことだそうだ(関係ないけど、秋に近くの公園と西荻窪で行うアートイベントのテーマも「BORDER]で、このごろのご時世からどうしても分断とか、そんな言葉が思い浮かぶよね)。

会場は、横浜美術館と横浜赤レンガ倉庫1号館と横浜市開港記念会館。夕方に知人と飲む約束をしていて、開港記念会館の柳幸典さんの作品は見ることができなかったんだけど、いつもなら途中で疲れて、映像作品はもういいやーという感じになるけど、今回は比較的参加アーティストが少なかったので(横浜美術館28組、赤レンガ倉庫12組)、じっくり楽しめた。

テーマを意識した作品が多かったなぁ。

エントランスはアイ・ウェイウェイの救命ボートと難民が着用した救命胴衣(YAMAHA製が多い)、今年のベネチアビエンナーレなどでも難民をテーマにしたものは多かったけれど、残念なことに日本だと切実さが伝わってこない。やっぱりガラパゴス・・
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入ってすぐのグランドギャラリーでは、ジョコ・アヴィアントによる2000本ものインドネシアの竹を使った作品。インパクトがありました。

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マップオフィスのアイランドシリーズ。いろんな島があったっけ。
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ミスターのアニメキャラの少女が昭和な感じの街角にどかーんとたたずんでいる(変な表現)風景、ガラパゴス的に進化したクールな日本のオタクカルチャーの空虚で時間がとまった感じが出ていたな、
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タチアナ・トゥルヴェの作品、砂漠に段ボールかベニヤで作った粗末な掘立小屋のような扉がないモバイルハウス。段ボールにアルミやチタンを蒸着したんだろうかと素材を観たらブロンズだったり。うそー。まるで段ボールなのに。。。。
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ロブ・プルイット ≪オバマ・ペインティング≫はオバマ大統領が在籍していた8年間に、ニュース写真をもとに毎日描いていたんだって。カレンダーにびっしり、その日に起きたことに関連する人物などが描きこまれた≪スタジオ・カレンダー≫のスケッチ、見ていて飽きない。
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マーク・フスティニアーニは、マジックミラーと鏡を巧みに使い、ずっと続いていきそうなトンネルや井戸を表現。どこに続くんだろうと思わせる。ちょっとハルキ的世界ね。
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パオラ・ピヴィの≪ I and I (芸術のために立ち上がらなければ)≫のクマさんはとてもカラフル。
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オラファー・エリアソンのGreen lightのワークショップは、ベネチアでもやってたなぁ。
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クリスチャン・ヤンコフスキーの≪重量級の歴史≫の映像と写真、力自慢のピーランドの重量挙げの代表チームの男たちが重たい銅像を持ち上げることに挑戦するのよ。
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ラグナル・キャルタンソンの≪ザ・ビジターズ≫は、部屋に8枚ぐらいだったかな、大きなスクリーンがあって、あるお屋敷に集った人たちがそれぞれの部屋でヘッドフォンからの音を頼りに演奏し歌をうたい、やがて1か所に集まって去っていく。そして家の主が一部屋ずつ明かりを消していく。そんな様子を映し出したものなんだけど、音楽がいつまでも耳の残るんだった。
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これはChim↑Pom発案の≪Don't Follow the Wind≫プロジェクト(以前ワタリウム美術館でやっていた)、福島の期間帰還困難地域の映像が、360度のVRで眼前にあらわれる。
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このほか、映像作品も興味深いものが多かった。小沢剛の帰ってきたシリーズ(今回は岡倉天心)などは10分ぐらいだからいいけど、どれくらいの尺なのか、わかりやすく表示しておいてほしいなー。


by sustena | 2017-09-25 13:10 | Art/Museum | Comments(9)
Commented at 2017-09-26 07:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by iwamoto at 2017-09-26 11:07 x
1枚目、2枚目に紹介のものが気に入りました。
意味あるし、綺麗でもある。 これが現代アートと思います。
Commented by sustena at 2017-09-26 13:30
あっ、ホントだ。誤変換にまったく気づいていませんでした。ありがとうございます!
Commented by Cakeater at 2017-09-26 21:47 x
And now they are in the same hospital.
というキャプションはついてませんでした?
そう、見る前に時間を表記してくれないと、全部見終わるまでは頭から外れなくなる仕掛けだったりしたらヤバいですもんね。
アートとは無関係ですが、壁の落書き対策塗装の現場に今日・明日とついてます。書かれてもすぐに落とせる塗装なんだとか。でも溶剤の匂いはけっこう強烈で、まつげについた成分を指で押さえると目の涙に溶けるらしく、ちょっと沁みます。
Commented by sustena at 2017-09-26 22:52
落書き対策の塗装って、ツルツルだけでなくて、すごい仕掛けがあるのかなー。いずれにしても、さらにそれをうわまわるパワー落書き用の画材などが出てきて、イタチごっこになるに違いない。
Commented by Cakeater at 2017-09-27 19:19 x
一応7時間ほど前に仕上がりまして、これ本当にスプレー書きを水洗いで消せるのかいなと全員半信半疑。一応、テスト用に三六のコンパネを全部塗ってみて、それでテストしようかってことになりましたが、塗った後で、いや待てよ、これで消せないとヤバくないか?ヤバいですよ、単純にペイント代だけで20万円かかってるんだから、やり直せなんてなったら。
結局、マジックは水洗いで消えるとわかったんで、これなら黒板代わりに使えるから、それは置いておいてと工事管理者がのたもうて、スプレーのテストはなし。このまま引き渡し。haha
4回塗りの最後はコーティング材のようで、油をはじいてしまうようです。
Commented by sustena at 2017-09-30 17:35
4回も塗るんですか!! たしかに落書きはスプレーが多いですもんね。油をはじけばいいのかな。耐候性がどれくらいかが問題ですね。でももたない方が商売にはなるのかな。よくわからない。。。とまれ、お疲れサマでした。
Commented by iwamoto at 2017-09-30 19:49 x
前回のタモリ倶楽部で、船の底はなぜ赤いのか、という特集でした。
船底塗料の話で、生物が取り付かないようにする戦いの歴史。
これって、落書きにも威力があるのかな。
それと、猛暑の中のロケで、ファン付きのヘルメットやジャケットが効果を発揮してるようでした。
日本海海戦でバルティック艦隊が負けたのは、剪定に取り付いた貝のせいだってさ。
Commented by sustena at 2017-10-01 17:45
船底の塗料だけではなく、バラスト水にも気をつけなくちゃいけないから、船会社もタイヘンですね。あの塗料は毒なんじゃないのかしらん。


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