2017年 05月 23日
横尾忠則といえば、天井桟敷や唐など、1960年代のアングラ演劇のポスターで一躍有名になったひとで、1982年に「画家宣言」をしたあとも、画と並行してシルクスクリーンなどの1点ものでない版画の制作に取り組んできた。 この展覧会では、世界的に通用する「HANGA」~伝統的な「版画」とは違う「超版画」との意味を込めたんだって~と、横尾の表現の多様性とジャングルのイメージを重ね合わせた「JUNGLE」とをキーワードに現代版画の最先端を自在に歩んできた、1968年から現代までの横尾の足取りを版画作品約230点とポスター約20点で概観したもの。 Ⅰ 1968~70 制作プロセスの作品化 版と刷り Ⅱ 1973~74 楽園幻想と千年王国 Ⅲ 1980~84 画家宣言 ドローイングからペインティングへ Ⅳ 1984~86 肉体と自然 Ⅴ 1986~91 名画の引用 私的絵画へ Ⅵ 1990~現在 今昔物語 Ⅶ HANGA ポスター?版画? それにしてもめちゃうまい。うますぎるのだった。 ところで、美術館は駅から約15分。途中「蟻地獄幼稚園」とか「この世の天国」というネーミングの居酒屋があり、センスはどうよ・・と思ってしまったなぁ。
by sustena
| 2017-05-23 15:41
| Art/Museum
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Comments(2)
大佛次郎の鞍馬天狗全集の装丁が横尾忠則でした。全巻もってたんだけど、もう多分読まないだろうと皆捨てました。平次の野村胡堂が侍嫌いだったように、大佛次郎も明治政府とその流れは嫌いだったみたいで、横尾の絵がなんか反権力という味でぴったりだなあと思ってました。戦後日本の二大絵描きといったら、個人的には西の横綱がこの横尾、東の横綱がアラレちゃんの鳥山ですねえ。
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sustena at 2017-05-24 23:28
えーっ、棄てちゃったって・・・。本は悲しいなー。先日、南天子画廊でも横尾の個展をやっていて、一瞬、この値段なら、と血迷いかけたけれども、飾る壁面は我が家にはゼンゼンないのでした。
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