2016年 11月 29日
イベント期間中に、西荻窪駅近くの昭和の時代から続いているビリヤード場で、舞踏、ダンス、パフォーマンスの3公演があった(6日・12日・19日)。それぞれが空間をどう生かして、身体表現と組みあわせるのか、なかなか興味深いのだった。 大坪光路さんの舞踏公演は、光彩照明デザイン工房の照明とコラボしてのもの。色の変化はキレイだったけれど、個人的にはちょっと照明がうるさかったなー。 おもしろかったのは、初期型の『HAVE』。これまで演じてきたなかのガラ公演で、カラダってすごい!とヒシヒシと感じさせてくれるエネルギーに満ちていて、批評性があって、笑えて、変化が楽しい。 とくに、寺山修司の「青森県のせむし男」からの「マツと松吉」が最高。男性ダンサー二人が、片方の背中に乗って、そこから落ちないようにしてもがきながらあえぐのだ。大笑いしちゃった。 これは「禁じられた唇」。唇をあわせないようにして二人が動く。 武井よしみちと+ブルーボウルカンパニー'96の「STEP&CHANT 2016 A/W 踏み台昇降の巻」も好きな作品。独特のうなるような、ハラワタから響くような旋律にのせて武井さんがしぼり出す歌(?)にあわせて、高さ10cm?ぐらいの台を昇り降りする。踏みならす足の音のリズムに次第にトリップしちゃう感じ。観客も参加して(えー、わたくしもひっぱり出されてトントンしました)、ビリヤード台の上で踏み台昇降をするハメになったオネエさんも。 このあと、コントラバスと不思議な映像、武井さんがセミになりきって鳴いているかと思うと、一転、ホーミーみたいなオペラのアリアみたいな高い声が自在にビリヤード上の空間に広がっていく。 最高だった。
by sustena
| 2016-11-29 23:45
| Theatre/Cinema
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