2016年 05月 14日

ティーファクトリー『愛情の内乱』

c0155474_17354993.jpg吉祥寺シアターで、川村毅作・演出の『愛情の内乱』を観た。通常5000円、前売り4800円のところ、初日価格4000円というわけで、初日に出向いたのである。

地方の古い大きな家。 退去勧告の出ているその家に、母(白石加代子)と次男(兼崎健太郎)と、とらばあさんと呼ばれる100歳を過ぎた家政婦(蘭妖子)が暮らしている。 なぜ、退去しないのかと、TVのドキュメンタリーを撮っているという男(笠木誠)が、一家の母にインタビューしている場面から、この劇は始まる。母の弟と夫が行方不明となってしまい、3人の子を抱えて必死に生きてきた、この家を渡してなるものかと、カメラに語ってかかる母。

次男が母に隠れて小説を書いているときに、テロとの戦いで英雄となった長男(大場泰正)が帰ってくる。ほどなくして、新興宗教にいれあげていた三男(末原拓馬)も帰ってくる。

それぞれが何やら秘密を抱え、母の重圧から逃れたいと考えている。立ち退かないのも、何やら秘密があるようだ・・・・。
母の盲目的で身勝手な愛とエゴ、すさわじい生命力と存在感に息が詰まりそうになりながら屈服していく息子たちの姿と家族の姿を描いたもの。

なんたって白石加代子のリアリティがすごい。おとらばあさんを演じた蘭妖子の存在感にも、圧倒されちゃったなぁ。

母の愛をうとましく思い、しかも拒否できない息子たちを見て、むむむ、こうならないように・・とこっそり思ったことだった。

本日の散歩で、葦の奥にバンのヒナがいた。親がエサを運んでいて顔を出すのでそれとわかった。
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トウカエデのみずみずしい翼果。
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by sustena | 2016-05-14 17:13 | Theatre/Cinema | Comments(0)


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