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2015年 12月 19日

ジャック=アンリ・ラルティーグ作品展

c0155474_2259765.jpg六本木の東京ミッドタウンにある富士フイルム 写真歴史博物館で、フランスのアマチュア写真家、ジャック=アンリ・ラルティーグの作品展を開催中で、近くに寄ったので見てきた。

ジャック=アンリ・ラルティーグは、7歳の時に写真好きの父親に三脚付きの暗箱カメラを買ってもらい、以来、家族や身の回りのいとおしいような瞬間を切り取ってきた。
彼が写真家として世間に知られることになるのは、アメリカ旅行で立ち寄ったニューヨークの写真エージェンシー・ラフォの創設者のシャルル・ラドにこれまで撮りためたアルバムを見せたことをきっかけに、MOMAの写真部長が彼の存在を知ることになってから。そして、1963年にニューヨーク近代美術館で回顧展が開催されてデビューを果たすのだ。そのとき、ジャック=アンリ・ラルティーグは69歳。

今回の作品展ではラルティーグが写真を始めたごく初期の1900年代から1910年代、ベル・エポック華やかなころの代表作25点が展示されている。

楽しい写真がいっぱいある。10歳で撮影した、ネコがボールに向かった飛び上がった瞬間を撮った「僕の猫ジジ」、兄のジスーにシーツをかぶってレンズの前に立ってもらってシャッターを切ったあと、閉じて、ジスーにいなくなってもらい再びシャッターを切ってできあがった「幽霊になったジスー」。このほか、空に向かって飛行機で飛び上がろうとしている写真や、走るクルマ、階段をジャップする従妹など、いずれも軽やかな動きの瞬間が捉えられた写真ばかり。ラルティーグの踊るような心までも写し取った、一瞬一瞬のきらめきを伝えてくれる写真に、見ているこちらまで、みること、撮ることの喜びでイッパイになる。

その後、ランチがわりにミッドタウン地下の南翔小籠で小籠包を。どの店の小籠包も写真じゃ区別がつかないなぁ。
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by sustena | 2015-12-19 18:22 | Art/Museum | Comments(2)
Commented by Cakeater at 2015-12-20 11:15 x
Lartigue は1986年(彼が亡くなった年)に写真趣味を再開してからずうっとファンです。
sustenaさんが紹介してる写真はもう脳髄内写真美術館にきっちりと焼き付けられています。
エラリー・クイーンが全米を走り回る「エジプト十字架の秘密」の中の愛車がイスパーノスイザと思い込んでるんですが(少々あやしい)その車の写真を見たのが1927年の運転手のジャンとビビとマミーとイスパーノスイザが写っている北ノルマンディーのウールガートでの写真。ちゃんと運転手のジャンという名前を記録してるあたりにジャック=アンリの人間性が出てるようで好きなんですね。まあ、しっかり書き残してる日記の一環としての写真という彼の意識からすれば当然なんでしょう。
Commented by sustena at 2015-12-22 01:20
今回展示されていたラルティーグの写真の大半は、写真集で何度も見てしかとインプットされてるものなんですけど、あらためてプリントで見ると、そのつややかで美しいこと。うっとりしちゃいました。
そして見てるこっちまで、体重が軽くなった感じがして、ジャンプしちゃいたくなるんですからー。


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