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2015年 10月 07日

「ニコン フォトコンテスト 2014-2015」 受賞作品展

昼休みに銀座のニコンサロンで開催中の「ニコン フォトコンテスト 2014-2015」 受賞作品展を見る。

ニコン フォトコンテストは、ニコンが1969年から開催している国際写真コンテストで、今回は、世界164の国と地域から、計2万1100人、8万8737点もの作品が集まったという。
その受賞作品のグランプリと、カテゴリA~Dまでの2位までの受賞作と動画(ちゃんと見なかった・・・)が展示されていて、さすがに国際写真展はすごっ!とうなってしまった。

写真部門グランプリはKatsuhiro Noguchiさんの≪福島の花≫3点組。野辺の花々や桜の花びらが、四角い画面いっぱいに広がり、見ているこちらも花々に囲まれている気分に。それが作品のタイトルを見て、これは現実なのか、彼岸の風景なのか、あまりに明るく、清らかな色合いに、一瞬呆然となってしまうのだ。

応募者が選ぶグランプリは、陈瑞元さん(中国)の≪凉山の子≫。四川省イ族の弟を背負った姉?、ふたりの表情が印象的。

カテゴリーA テーマ “HOME”では、結婚式を控えた家族の一シーンを切り取った、まるで絵画のようなポーランドのpawliczkaさんの≪伝統≫をはじめ、単写真5点、カテゴリーBは同じテーマの組写真から5人の作品。この中で、2位のフランスAurélien Voldoireさんの≪瞬間から瞬間へ≫の光と影が好き。ブラジルのwww.eraldoperes.comさんの≪私の場所―ホーム 001- 004≫も、同じように光と影が印象的なのだがそのいかにもブラジルらしい色彩に目を奪われた。
カテゴリーCとDは自由テーマの単写真と組写真。組写真は何点チョイスしてどう構成するかも腕の見せ所だが、なかでも組写真1位のハンガリーBaluさんの、手、腕、足、顔のそれぞれの人体パーツが、黒い背景のなかで皮膚や血管などが幻想的に浮かぶ≪美しいメカニズム≫が興味深かった。顔の写真は最初どう見たらよいかわからなくて、それでもなんだか異様な力にとらわれちゃうようだった。

新設された19歳以下の若い世代が対象のGeneration Nは受賞作の中から8点(たぶん)。
10/20 まで。

受賞作はニコン フォトコンテストのサイトで見ることができますー
http://www.nikon-photocontest.com/jp/
「ニコン フォトコンテスト 2014-2015」 受賞作品展_c0155474_15392442.jpg


by sustena | 2015-10-07 15:29 | Art/Museum | Comments(2)
Commented by esiko1837 at 2015-10-08 20:57
来月、昔の追っかけ仲間からのお誘いで歌舞伎座に夜の公演を見に行くことになりました。
その時はもうこのコンテストの作品は見られないのですね。
陈瑞元さん(中国)の≪凉山の子・・・これが見たかったんですが、
でも教えてくださったサイトで見られるのですね。
早速見せていただきます。
Commented by sustena at 2015-10-08 21:33
来月の夜の部は、海老蔵と仁左衛門、それと幸四郎ですね。それに藤十郎や菊五郎なども出て、豪華。私は11月は地元の公園でのアートイベントがあって断念しました。


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