2015年 05月 08日

メゾン・エルメス 「線を聴く」展

c0155474_22235922.jpg銀座のメゾン・エルメスで開催中の 「線を聴く」展は、ちょっとかわった試み。自然の中に見出すことのできる線や、線の生まれる場所に焦点をあてた作品をアトリエ・ワン、シュ・ビン、ロジェ・カイヨワ、カールステン・ニコライ、髙田安規子・政子、イグナシオ・ウリアルテ、鯨津朝子、ニエル・トロニ の8組のグループ展形式で紹介したもの。

なんといってもすてきなのは、フランス国立自然史博物館に所蔵されているカイヨワの描画石コレクション。同博物館には200点近いコレクションがあるそうなのだが、今回はその中から、瑪瑙やパエシナ・ストーン、亀甲石あ中心に約60点が並んでいた。人の顔のようだったり、禅寺の庭のようだったり、見飽きることがない。
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あちこちに石がみずから書き残したしるしは、それにこだまを返す他のしるしの探索と精神を誘う。
私はこうしたしるしの前に佇み、みつめ、記述する。
そのとき、遊びがはじまる、発明であると同時に認識でもある遊びが。
ロジェ・カイヨワ 『石が書く』岡谷公二訳、新潮社、1975年 より
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イグナシオ・ウリアルテの緑色のゴムを並べた作品やA4の紙に折り目をつけて並べた作品、それと髙田安規子・政子のお二人が、富士山の地図を等高線に沿って切り取った超絶技巧的な作品にも目を見張ったよ。

写真はこの展覧会とは全然関係がなくて、2121デザインサイトの影。
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by sustena | 2015-05-08 22:46 | Art/Museum | Comments(0)


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